確かに昨日までは存在していた。しかし今日は・・・ 無常を感じるとき。 [日常のなかで]
出張中の夜中、けたたましい携帯電話のヒステリックな叫び声に起こされた。不自然な時間の電話をいぶかしい思いで手に取った。
奥さんからだ、声が裏返っている?彼女の祖母が亡くなったとの連絡だった。突然、何の前触れも無く。状況から、寒い日、衣類の整理中の休憩で横になったまま、そのままの姿で。倒れた形跡も、苦しんだ形跡も無く。
彼女のお婆ちゃんは84歳。しかし元気だった。最近デイサービスを受けてみたくて病院に申請書も貰いに行ったが自分で貰いに行くと自転車で出かけた。だが、病院で”そんな元気な人には申請はおりません”といわれ書いてもらえず。判断は市がするはずなのにと怒っていたらしい。そんなことがあって2週間後、突然旅立ってしまった。90の大台は確実に乗ると思っていたが実にあっけなく。
のこった仕事をやっつけて休暇を取り通夜に向かう。
昨日までそこに存在していたものが今日は存在しない。そんな無常を我が娘達がどう感じるか興味を持ちながら彼女達の様子を伺いながら通夜と葬儀に列席した。彼女たちはそれぞれに感じるものがあったようだった。大好きだった曾祖母の亡骸や骨となった姿に、言葉では知っていた死の実態、そして生きるという意味を学んでくれただろう。
白髪の老人が参列されていた。京都からみえたそのご老体は移動の多い葬儀当日での移動に何の遅れも無く歩き、会食まで含め7時間を介助の必要も無く過ごした。聞けば90歳で亡き祖母の兄様だという。その方は”なんと早く死んでしまったのだろう。兄弟で最初に死んでしまった”と一言。その立ち振る舞い、なんと元気な方だろうか・・・実に感心した。
冷たい雨のなか葬儀は終わった。さすがに疲れたのと台風の影響もあって当日帰るのを諦めた。日曜日はハロウィン、作る時間はないからカボチャのケーキを買ってこよう。
優しい汁と八ヶ岳産蕎麦 上越の蕎麦 味彩 [新潟の蕎麦]
今回の出張は上越。蕎麦屋を探して彷徨うが見当たらない。しょうがないファミレス(聞いたことがない名前だった。アップルグリム、この地域限定かな?)に入ろうとして細い道にはいると・・・・・奥のほうに蕎麦の看板。店構えを見に行くとなかなか良さそうだった。
さっそく品書きを確認して・・・・冷たい雨が降る寒い日だが蕎麦は冷たいほうが好きだ。
どれにするか・・・・
大盛りは300円増しか。ホテルで朝ごはんを食べ過ぎた(学習能力無いなー)から大盛りは必要ないな。
なに!限定だと?この言葉に弱いんだ。八ヶ岳産・・・八ヶ岳産の蕎麦は美味しかった記憶がある。これにしよう。しかも栽培方法にまで拘りがある蕎麦のようだ。
店内は入り口右側がテーブル席、左側が座敷になっている。
嬉しいことに店内禁煙だ。
でも、蕎麦屋で冷たい水はどうかと思う。外は冷たい雨、体も冷えている。冷たい水など欲しくない。暖かな蕎麦茶が飲みたい。客さんがきたら反射的に水を出す・・・これは良いサービスとはいえないな。その日の気温、天候、季節を考えないと。
(ここまで言うなら冷たい雨の日にまで何故冷たい蕎麦を好むのか・・・・・疑問だ。)
八ヶ岳産蕎麦が運ばれてきた。若干緑がかた良い色合いだ。細打ちで艶やかさもある。
手繰る。蕎麦の香り、口の中に広がる香りは穏やかだ。若干柔らかめの噛み応えを感じながらじっくり咀嚼する。甘みが溢れてくる。八ヶ岳産の蕎麦は美味しい。
山葵で口直し・・・・・あまり香り豊かな山葵ではない。辛味はあるが丸い辛さだった。
汁を舐めてみる。ちょっと甘目か。しかし汁自体が濃くないので多少甘みが口に残っても気にならない。むしろ優しさを感じる甘さだ。甘さも汁が濃すぎなければクドさにならずむしろ優しさになるようだ。当然味にシャープさはなく、輪郭がぼやけた味わいなのだがホッとする味わいでもある。硝子の器ではなく陶磁器のような感覚。柔らかで、優しげな。
蕎麦を汁に浸けて啜る。優しい汁の味が口いっぱいに広がる。汁の味が薄れてゆくと蕎麦の甘みが現われる。実に優しい汁だ。キリッと締まった汁も好きだが、たまには優しい汁もいいものだ。
蕎麦湯。ごく普通の蕎麦湯だ。
まだ早い時間の入店だったから茹で湯も薄いのだろう。
蕎麦 味彩
新潟県上越市下源入470
℡025-544-7917
11:00~15:00
定休日 水曜
********** 上越に向かう途中、妙高高原あたりの紅葉 *****
さすが高原、良い感じの色合いになってきた。やっぱり今年は色づきが遅い気が・・・
冷たい雨だった。
鮮やかな赤い落ち葉も深まりつつある秋を感じさせる。
このあたりは霧が多い。PA付近だけ霧がなかった。
寒そう。県境の峠では雪が降るとの予報も。まだ10月なのに。
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小布施で一泊して高崎で仕事だ。高崎への途中で小布施のPAにあるハイウエイオアシスに寄った。目的はリンゴ。
シナノゴールドが好きで、シナノゴールドの時期のこの週末にリンゴ狩りに行こうとしたが 台風の接近で中止になった。ならば買って帰ろう。合計18個買って550円。
それとこれ。前回もっと買えば良かったと思ったどら焼き。5個入りパック+1個
酒屋の蕎麦 千曲の蕎麦 蕎麦料理処 萱 [信州の蕎麦]
今回の仕事は埼玉と群馬の県境。翌日は上越で仕事がある。仕事はとっとと片付けて上越に少しでも近づいておこう。宿泊は千曲市に設定した。千曲といえば”おしぼり蕎麦”といわれる辛味蕎麦を食べたい。夜に営業している美味しい蕎麦屋はないかな・・・・・戸倉駅周辺を彷徨っていたら匂った!振り向くと酒屋が。わらぶき屋根の渋い建物の酒屋。良く見ると蕎麦の字も・・・・・
駐車場は店の横。休業中のGSだ。
酒屋正面に行くと・・・・蕎麦屋の入り口は別らしい。
なんだ、反対側だ。
中は座敷のみ。結構部屋数は多い。 和室がいくつもある。女性向きかな。昼下がりに千曲マダムたちの憩いの場になっているのかも。
畳は落ち着くな・・・・・・・。
サイドメニューにまず目が行った。そばプリンはアガーで固めてあるそうだ。蕎麦餡をアガーで固めるということは”そばプリン”とは蕎麦餡の水羊羹なのか?
そばがきぜんざい。 どう見ても確かに蕎麦がきだ。蕎麦団子ではない。
蕎麦ロールまで・・・・・・・やはりな。憩いの場だ。
蕎麦の品書きを見よう。といっても頼むのは決まっているが。
十割蕎麦で辛味蕎麦を作ってもらう。そしてそばがきぜんざいも頼んだ。
まずは蕎麦茶で口を潤す。
これが”おしぼり蕎麦”
十割の蕎麦、細打ちで綺麗な蕎麦だ。
蕎麦のみで啜る。蕎麦の香りが心地いい。咀嚼して甘みも確認。噛み応えも弾力があって顎が気持ち良い。 啜るごとに広がる蕎麦の香りを楽しんだ。
これが”ねずみ大根”のすりおろしの絞り汁。凄く辛い、そのままだと結構咽る。
マイルドにするには味噌を投入。味噌の甘みが汁をカバーしてくれる。
つけあわせ。
さあ、味噌を投入。少しづつ混ぜて味を調節・・・・・・・・
蕎麦を汁に浸けて手繰る。この汁だけはしっかり浸す。辛味が美味しいから。啜ると・・・・蕎麦の香りの後で猛烈な辛味が湧き上がる。咽そうになるのをこらえながら咀嚼してゆくと舌の上にほこっとした味噌の甘みが感じられる。 さらに咀嚼すれば味噌の塩気が蕎麦の甘みを引き出し、味噌と蕎麦の甘さがなんとも良い味だ。この”おしぼり蕎麦”、このあたりでしか食べられないのは残念だ。
そばがきぜんざいも運ばれてきた。
蕎麦団子ではない。蕎麦がきだ。汁粉より蕎麦の方が多い
表面の感じは艶やかで美味しそうだ。頭に蕎麦の実。
そばがきを食べよう。弾力があり、もっちりした感じの蕎麦を口の中に。蕎麦の香りがガツンとやってくる。美味しい。汁粉が少ないのが問題だ・・・・・でも、主役はあくまで蕎麦。だから餡が少ないのかも。
蕎麦湯を要求したら蕎麦湯と共に普通の汁も出てきた。せっかくだから味見しよう。
口に含む。柔らかく優しい汁だ。甘めだが薄口だからくどくない。最初に感じるのは甘み、酸味はその後から。締まった汁ではないが、今度は普通の蕎麦をたのんでみたくなった。
長野県千曲市大字戸倉1855-1
026-276-7205
11:00~20:00(日曜は19:00)
定休日 第一第三月曜
******おまけ*****
埼玉と群馬の上里での仕事をやっつけ、次の目的地の千曲まで18号を走った。碓氷峠で紅葉をちょっと楽しもう。
松井田妙義Iから軽井沢の間にある碓氷峠は旧道を選択した。旧道にある何の説明も要らない建造物。実に味わい深い。コンパクトデジカメだと上手く色が出ないな・・・・・
旧道には碓井湖もある。ちょっと覗いたら紅葉が良い感じだった。下まで降りよう。
宇宙人のような・・・・・
赤いベロを出しているような・・・・・
碓井湖の紅葉。まだ浅いが良い感じになりかけている。
良い感じに染まってきたな
碓井湖の外周1200mにわたって遊歩道がある。三つの橋と一つのトンネルを楽しみながら1周してみた。
碓井湖の紅葉もようやく始まった。見た目では綺麗なのだがコンパクトデジカメにとっては雨上がりの光のなか、若干靄った遠景は辛いらしい。うまく色が表現できない。
旧道を軽井沢に向けて走る。濡れ落ち葉がブラインドコーナーの先に溜まっている。バイクでは怖いな。
旧道沿いの紅葉
ヘアピン
軽井沢を抜けて、今日の宿泊先、戸倉の上山田温泉に向かう。
********
さて蕎麦も食べた、ホテルに行こう。ここはビジネスHのくせに源泉温泉がある。しかもかけ流しだ。戸倉出身の友人に聞いたら一言、”水張って湯をわかすより温泉引いたほうが安上がりなんだ”という。
そっそうなのか?・・・
ホテルの温泉の効能書き。硫黄泉は好みだ。
ホテルにチェックインして温泉三昧をした。大好きな硫黄泉だからか?のぼせるほど入ってしまった。一寸のぼせがひどいのでラップトップを止めてipadに切り替えた。ベッドに寝転んでブログをやっていたら・・・・やって5分は記憶にあるのだけど・・・・・・いつの間にか爆睡してしまった。気付いたらAM4:00。
更新がぁ~
街がカボチャのお化けに占領され始めると・・・・・ [甘味]
秋晴れの中の運動会 [日常のなかで]
懐かしい空間で食べる蕎麦 守谷の蕎麦2 田舎そば 美里 [茨城の蕎麦]
気持ちの良い喉越し 守谷の蕎麦 江戸そば一筋 そば切り 蕎山 [茨城の蕎麦]
今回の出張先は茨城。時間が無く昼に蕎麦を食べられなかった。ならば夕飯にしよう。今日は泊まりなのだ。夜の開店時間にあわせてたずねてみる。
地図で見たら迷いそうな感じだったが意外とすんなり到着。デカデカと看板がありよく目立つ。
まえの写真の15分後。15分で暗くなった。さすが秋の夕暮れだ。灯がともり暖簾も掛かり良い雰囲気になった、開店だ。入り口前には灰皿。店内禁煙とある。これは嬉しい。
テーブル席が窓側、真ん中はカウンター席で奥の窓側が座敷。結構広い。
品書きを確認しよう。何故か最初に目に付いたのが”そば団子”秘伝の味噌ダレだって・・・頼もう。
そばアイスもそそられるな。しかし、もっと魅力的なものが・・・・・
そばぜんざい。しかし、そばがきの名が・・・・・・悩みまくるがサイドメニューは”そば団子”&”そばぜんざい”にした。
おっと、蕎麦を忘れてはいけない。とはいうものの既に決まっている。”せいろ”だ。
この店のHP、”相当な蕎麦嫌いでも蕎麦好きにかえてみせます”と豪語していた。どうだろうか?本当に蕎麦嫌いが蕎麦好きになるのかな?(実は上の娘が蕎麦嫌いなのだ)
品書きにはいろいろ書いてある。いまの季節は新蕎麦だが、北海道産の新蕎麦っということだ。来月末には常陸秋蕎麦らしい。魅力的だ。
大盛りは無い。おかわり蕎麦とおかわり汁の設定がある。足らなかったら追加すればいいか。
品書きにはさらに細かいことが・・・・・・蕎麦の食べ方について説明が。
薬味のこと、浸ける汁の量、しまいには啜る音まで・・・・拘る店だ。 ご主人の雰囲気はあたりが柔らかな感じで頑固な拘りを見せるような感じではないのだけれど、かなりの拘りがあるようだ。
でも、細かいなー・・・・・・。
暖かい蕎麦にも注文がついている。暖かい蕎麦も薬味は入れないように・・・・・暖かい蕎麦にも拘るのか。かなり細かい性格とみた。
蕎麦茶を飲みながら待っていると蕎麦が運こばれてきた。
細く、綺麗な蕎麦だ。
早速蕎麦のみで手繰ってみる。おー、なんという喉越しのよさだろう。啜った瞬間、蕎麦のほうから喉の奥に向かって飛び込んでくるようだ。
啜った瞬間に蕎麦の香りがたってくるような蕎麦ではない。田舎蕎麦が好きなら物足りないように感じる上品な蕎麦ではある。しかし、啜っていて止まらなくなる蕎麦であることも確かだ。現に自分の箸が止まらない。嬉々として喉越しを楽しんでいる。蕎麦が水っぽくなく、しっかりしている。噛み答えもあり、蕎麦を噛み切るときに顎が感じるぷっちり感、咀嚼している最中に顎に感じる抵抗感、顎に感じる全てが気持ち良い。
おっと口直しに山葵を・・・・・山葵不要論を展開するだけあって山葵の量は少ない。箸の先で3回舐めたらなくなりそうだ。(自分はそれでいいが)
山葵は香りよく、本物だ。葱も薄く刻まれ瑞々しい。
汁を確認しよう。汁を口に含むと、んー美味しい。一寸甘目か?と一瞬思った刹那、次の瞬間には甘みが消えている。口の中に甘みが残らない。次に爽やかな酸味が現れてダシの香りが突き抜ける。塩気は程よく全体を締める感じで丁度良い。久しぶりに舐めながら汁の減り方が気になった。
蕎麦を汁に少し浸けて一気に啜る。んー、喉越しが快感だ。喉越しと続く噛み応え。、ずっと啜っていたいと感じたほどだ。
細打ちの上品な蕎麦、たしかに蕎麦の香りが強く立つ力強い蕎麦ではないが繊細でクセがなく喉越しが気持ちいいから蕎麦嫌いな人でも問題なく食べられると思う。
箸が止まらない。もっと味わいながら食べたいと思うが、喉越しの快感を求めて箸が止まらない。
蕎麦湯。濃厚だなタイプ。
蕎麦湯で団子を食べよう。
蕎麦団子は几帳面に丸められた蕎麦団子が油で揚げられた上に甘味噌が掛かっている。パリッとした団子の外側を噛み破るとフンワリ、ねっとりした中身が顔をだす。甘味噌は柚子が加わり香り高いが柚子は無くても良い。蕎麦の香りを楽しみたいから。甘味噌は甘すぎない。往々にして甘味噌は甘くなりすぎるものだが、ここは甘みが控えめだ。
パリッとした皮を破ったところ。中身のもっちり感がよく判る。
次は蕎麦ぜんざい。
餡を食べてみる。甘さ控えめの汁粉だ。くどくなくいくらでもいけそうだ。
ひっくり返すと・・・・・蕎麦団子が三つ。むっちりした蕎麦団子に餡子を絡めて口の中に。
美味い。控えめの甘さの餡とフワフワムッチリの団子が良くあう。これも止まらない。丼一杯、山盛りで食べたいくらいだ。この甘さ、甘すぎず、かといって物足りない甘さでもなく、絶妙だ。
全体的に絶妙なバランスで作られていると感じた。蕎麦もぜんざいももっと食べたいと思わせる味わいだった。
茨城県守谷市大柏884-4
℡ 0297-48-7241
11:00~15:00 & 17:30~20:00
定休日 月曜&第三火曜
昼ご飯は鯛焼、厚焼きフワフワ鯛焼とパリっと薄焼き鯛焼 [甘味]
メタポリタンチーズケーキ第三弾 ガツンとカロリー souffle Fromage [甘味]
外に出掛けようよ・・・・無理矢理連れだす [日常のなかで]
素晴らしく香る蕎麦 長野須坂の蕎麦 手打ちそば処 小杉 [信州の蕎麦]
拘った小豆 あんぱん専門店 豆一豆(まめいちず) [甘味]
今回の出張は新幹線を利用する。東京駅構内で気になっていたパン屋さんがあったので買ってみることにした。今年の春ぐらいに東京駅構内のサウスコートに開店したアンパンの専門店だ。当然アンパンの類しか売っていない。この中で気になるのが”豆褒美”と名づけられたアンパン。これは価格も250円と小さなアンパンとしては高めだ。なんでも豆(餡子)に拘っているようだ。
このなかで豆褒美と東京レンガアンパンを買ってみた。アンパン2個買って500円。
豆褒美、国産小麦粉の香麦に新潟産コシヒカリの米粉をブレンドして作った生地。拘りが感じられる。さらなる拘りは餡子、北海道産の小豆だが二種類をブレンドしている。食感と甘みが異なる小豆餡二種類をブレンドすることによって味に深みを出している。
割ってみる。柔らかな生地を引き裂くようにあけると餡子があふれ出てくる。なんという餡子の量だ!餡子好きにはたまらない。食べてみる。柔らかでしっとりとした生地は甘く香ばしい香りを伴って喉の奥へ。餡子はしっかりとした甘さを感じるがくどくない。ねっとり、しかしサッパリとした絶妙な食感の餡で小豆の粒粒もしっかりしている。漉し餡と粒餡のブレンドなのだろうか。粒粒の小豆がホクホクして美味しい。ゴマの香りも高く、口の中でゴマの香りと餡の甘みが一体となって至福のひととき。
東京レンガアンパン。長方形で東京駅の赤レンガをイメージして作ったそうだ。餡子とクリームのブレンドで期待が持てそうだ。
四角い
小豆(濡れ甘納豆?) が練りこまれている。
割ってみると餡子でクリームが包まれていたようだ。よくあるクリーム&餡のパンはクリームと餡が別々の層になっているがここは違う。食べてみると、パンの生地が固い。ふわっとしていない。形を無理に四角に成型しているせいだろうか。食感がよくない。そんな気がするのは豆褒美を食べたあとだから?餡子はやはり豆褒美の後では・・・・・・・インパクトがない。クリームは餡子を邪魔しないように躾けられている。餡子とクリームのいいコンビネーションだ。しかし生地の固さが全てを台無しにしている。時間がたった生地のような食感で美味しく感じなかった。これなら豆褒美を二個買ったほうが満足度が高かった。無理に形を作らないほうが良いのでは・・・・・・。
長野に到着。レンタカーを借りて上越方面へ。須坂ICへ向かう道には黄色く色づいた街路樹。
インター付近にあった道沿いの林檎畑、美味しそうだ。
妙高あたりの紅葉具合。まだまだだった。これが染まった様は壮観だった。三年前にここで見た紅葉に息を呑んだ記憶がある。
それにしても今年は紅葉の進行具合が遅いのかな?気のせいか色具合も悪く思える。気温が下がらないと色が綺麗にならないと聞いた事があるが・・・・・・。
道沿いは秋も深まってきた雰囲気だが・・・・・・
まだ色づきが悪い。妙高あたりの紅葉は11月頭ぐらいが見ごろなのかな。
奥多摩で紅葉の始まりを楽しむ。しかしメモリーが・・ 温泉ライダーが行く3 笛吹の湯 [バイクと車]
雨の休日はケーキを作ろう ハロウィンケーキの習作 カボチャケーキをつくる [甘味]
胡桃ケーキの味見と半年ぶりのハラダWhite Chocolate GOUTER de ROI [甘味]
食べ過ぎてしまうホテルの朝ご飯 小鉢バイキングの罠にはまる 富山マンテンホテル [日常のなかで]
外観に惑わされるなかれ。 富山の蕎麦5 生粋手打蕎麦 市川 [富山の蕎麦]
今回の出張は富山。41号線を走っていると市民病院付近に見かける手打ち蕎麦の幟、今日の蕎麦は市川にしてみよう。
今まで何度も前を通っているが入ることは無かった、何故なら店の雰囲気が美味しそうに見えなかったから。41号沿いでは大きめマンションの一階にある店舗の一つで、店の外観に拘った雰囲気は無い。店の構えをどう見ても美味しそうな感じは無く、普通の街の蕎麦屋だ。しかもロケーションは富山市民病院の前。利用に便利なビルの中の蕎麦屋といった感じで入ってみようとはあまり思わなかったのだ。しかし、ふとみた地元情報誌に十割蕎麦を供しているとあった。これは試さないと
中に入ると十割の張り紙が。信州産蕎麦だそうだ。
品書きを確認。セイロが840円。追加セイロが420円とある。これを注文した。品書きを確認すると丼もの等ご飯もの。定食ものがない。外観とロケーションからイメージされる街の蕎麦屋ではない。期待できそうだ。
店内は座敷とカウンター。適度にカジュアルな内装。TVは邪魔、でも病院帰りのお客さんも多そうだから仕方ないかな。
暖かな蕎麦茶で体を暖める。
一人前セイロは二段になっている。シンプルな外観と普通の器類。
汁を舐めて見る。若干甘みが強めの薄い汁だ。ダシは強すぎず香りは適度。飲み続けたくなるようなコクはなくアッサリしている。味をもっと確かめたいが量が少ない、味見しすぎて足らなくなるのも困る。ここらで止めておこう。
薬味。山葵は辛味が強めで香りが強くは無かった。
蕎麦は細打ち。手繰ってみると・・・・・喉越し良く口中に飛び込む。蕎麦の香りは立ち上っては来ないが咀嚼すると香りと甘みが広がってくる。細打ちのためか口に入れ啜った瞬間は水っぽい(味が薄い)かなという感覚を持った。尤も、この細さ故に喉越しがいいのだが。十割でこの細さと長さをキープできる、なかなかのものだ。ただ噛み応えがやや頼りなかった。
蕎麦の写真は今回発色がよくなかった。ホワイトバランスの調整が良くなかったようだ。実際はもっと濃い色で薄く緑がかった蕎麦だった。
蕎麦を汁に漬けて啜る。やさしめの汁は細い蕎麦によくあう。汁の香りの次にやってくる蕎麦の甘みと香りを楽しみつつ二枚を平らげる。追加でもう一枚。都合三枚を食べた。
大きな個性は感じられなかったが、外れのない美味しい蕎麦だった。外観で判断してはいけないのは蕎麦屋も例外ではないようだ。拘りの無いような外観で実体は拘った十割蕎麦を供している、知る人ぞ知る街の蕎麦屋。
蕎麦湯は濃い。ドロッとした蕎麦湯だ。
汁を蕎麦湯で割り残った汁を楽しむ。ダシの香りと蕎麦湯の香りが合わさって美味しい。
二杯目の蕎麦湯は蕎麦湯のみで。ドロッとした蕎麦湯で体を暖めで蕎麦は終わりと体に言い聞かせた。
生粋手打ち蕎麦 市川
富山市今泉北部町1-5シティアイアイビル1F
℡ 076-421-1004
火曜日定休
11:30~15:00 & 17:30~20:30
胡桃が食べたいから。ガツンと胡桃、胡桃のカトルカールを作る。 [甘味]
喉越しの良い標準的な蕎麦 館山の蕎麦3 梵 [千葉房総の蕎麦]
今回の出張は館山。有料道路からR127はいってトンネル抜けたすぐにこの店はある。”手打ち蕎麦 梵”11:30の開店だが今は15分前、予定より早く着いてしまった。駐車場に車を入れると既に3台止まって開店を待っている。
店内はカジュアルな感じで広さも十分。分煙化されていて煙は壁に仕切られる。名ばかりの分煙も多い中、この分煙は好感が持てる。
品書きには品目が多い。おおもりを頼む。大盛りは170円増しだ。価格的にはリーズナブルで気軽に利用しやすい価格設定だ。
茶は蕎麦茶ではなかったのが残念。
蕎麦が運ばれてきた。綺麗な細打ちの蕎麦で表面も綺麗だ。個性の強そうな感じはしない。
蕎麦を手繰ってみる。見た目通り喉越しが気持ちいい。蕎麦の香りは弱いか。咀嚼しても甘みを左程感じない。これは蕎麦汁で甘みを呼び出すタイプのようだ。
薬味。山葵を少量舐めて口の中をリフレッシュ。瑞々しさが少ないようだがボソボソではない。辛味が少ない山葵だった。
汁を味わう。少量口に含む。甘い・・・甘く濃い汁だ。甘みが後味に残るほど甘くないが甘さを最初に感じる汁だった。当然キレはなくボッタリした感じの汁で極太田舎蕎麦と相性が良さそうだ。 (残念ながら田舎蕎麦の設定が無い)味見しながら飲み続けたくなる味ではないが、この濃く甘い汁は蕎麦湯で割ると美味しそうだ。
蕎麦を汁に浸けて楽しもう。艶やかな蕎麦を汁に少量浸け啜る。蕎麦が勢い良く口の中に飛び込む汁ダシの香りが立ち上る。咀嚼すると汁が後ろに下がり、蕎麦が前に出てくる。だんだんと蕎麦の甘みが押し寄せる。十分に甘みが出たところで喉の奥に送り込む。
蕎麦湯は適度な濃さ
若干トロミのある蕎麦湯で汁を割り飲む。想像通り美味しい。
特別強い個性は無いが普通に美味しく、喉越しが良いこの蕎麦に抵抗を感じる人は少ないだろう。この店のロケーションを考えれば週末は観光客も多く訪れるだろうから個性が強く高価なマニア向け蕎麦では適切ではないのだ。適切な価格で多くの観光客や地元の人たちが納得する味でC/Pの高い蕎麦を目指す。そんな店だ。だから平日にも関わらず、開店前に三台の車が回転を待っていたのだ。(地元ナンバーばかりだった)
食後に見かけたアゲハ。
夕日が綺麗だ
アクアラインを渡ろう・・・・・
海ほたるで休憩。スタバでコーヒーを買ってデッキへ。iodを取り出してCarol Sloaneのbut not for meをしっとりと聴くか。
1980年代中頃にCBSソニーから出された女性JAZZボーカルのシリーズで、当時は古いアナログ録音の曲をCDに焼き直しただけのアルバムしかないなか最新(当時としては)のデジタルレコーディングで作ったシリーズだった。
その中でCarol Sloane,Lorez Alexandria,Susannah McCorkle,Carmen Lundy,Vivian Lordをipodに入れてみた。久しぶりにこのシリーズを聴いているが夕刻の雰囲気とよく合う。