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美しくシャープな蕎麦を楽しむ 郡山の蕎麦 隆仙坊 [会津の蕎麦]

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またまた福島は郡山。
郡山駅から500mちょっと離れた細い路地の一画に渋い暖簾を見つけていた。
常々行ってみたいと思っていたので開店に合わして訪ねてみた。
”手打そば 隆仙坊”かなり渋めの店構えは期待感でいっぱいになる。

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隣の団子の幟も気になるな・・・
だが、とりあえず蕎麦だ、なかに入ると。

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内側も渋い、黒光りした床がいい雰囲気だ。
張り紙に”そばやの落語会”とある。落語聞きながら蕎麦なのかな。演目は”時蕎麦”かな。でも捻りがなさ過ぎか。

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ここはどうやらお勘定場らしい。待合室もかねているのか品書きも置いてある。
骨董品的電話が・・・・

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手前に大きな板間、奥に座敷が二間の構造。
板間の上座に陣取る。
テーブルの上にはdancyu、掲載されたようで店が載っていた。
この号は蕎麦の特集だったが買いそびれていたのだ!バックナンバーで取り寄せようかな。

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今日一番目の客で他には誰もいない。
そりゃそうだ11時だから。
ガラス戸越しの光が柔らかい。やはり春なんだな。

品書きも雰囲気たっぷり、見てみると。

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セットもの各種

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横のページは甘味類。抹茶付きだそうだ。
抹茶とは素晴らしい。蕎麦屋で珈琲はあまりにも場違いだから。
蕎麦団子のみたらし、あべ川、お汁粉・・・みたらしは初めてだ。
おっと、甘味の前に蕎麦を決めなければ、

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種せいろもそそられるものばかりだ。
セイロと決めていなかったら悩みまくっていただろうな。
春だけにフキ味噌なんかたまりませんね。
品書きを見ただけでほろ苦い味が舌の上に広がってゾクゾクしてしまう。
生湯葉セイロも食べてみたい。優しい味わいが楽しめるだろうな。
野のおろし・・・山大根の辛味と旨味だって!!あ〜っ、もうたまらない!

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定番の鴨セイロも捨て難い。寒い日にはこれだな。

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ぶっかけも色々とそそられるものがいっぱいだ。

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だが初めての店はセイロと決めている。
この店では”うすずみ”と呼ぶらしい。

変わり蕎麦も魅力的だ。

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おすすめ品一覧。野のおろしがやはり気になる。

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この店で飲むのも良さそう。揚げそばがきと蕎麦田楽で地酒など楽しんだら素敵だろうな。
こういうときは酒が飲める人が羨ましい。

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蕎麦茶とおしぼりが出される。
紙おしぼりや安っぽいビニール袋に入ったお絞りでないところが気持ち良い。
これだけでも気分はかなり違う。

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細打ちで綺麗に揃った蕎麦は見るからにコシもしっかりしていそうだ。
手繰ると喉越し良く飛び込んでくるが啜った瞬間に香り立つ蕎麦ではない。
だが噛み締めるほどに甘味が増すタイプだ。
噛み切ったときもぷりっとした反力を歯茎に感じる。

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薬味の綺麗にさらされた葱が美しい。辛味大根の辛味も十分あり鼻に抜ける辛味が美味しい。
山葵は香り高いが辛味が極めてすくない。そのまま食べて泣けないのだ。
食感もツブツブ感があって粗おろしのよう。 
箸に付けて口に運ぶと爽やかな香りと軽い辛味で箸が止まらない。結局山葵は食べてしまった。

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美しい蕎麦だ。エッジも立っていて表面も綺麗、過度なざらつきや星がなく艶やか。

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汁を口に含んでみる。
スッキリとした味わい、辛口でシャープな輪郭。
美しい蕎麦に相応しい透明感のある汁。
濃さもそのままで飲み込めるギリギリの濃さで弱さはない。
香りも適度で蕎麦の香りの邪魔はしない。

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蕎麦を汁に浸ける。
この蕎麦にはこの汁を3分の一ぐらい浸けて啜るのが丁度いい。
蕎麦の甘味が汁によって増幅される、ダシの香りが引いたあとは蕎麦の甘味の独壇場。
蕎麦の香りと甘味が口一杯に広がる。

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蕎麦湯。

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白濁した蕎麦湯の蕎麦の香りが嬉しい。

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若干とろりとした蕎麦湯を楽しもう。

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廊下のつきたりの収納スペースに鎮座する石臼。
民家を蕎麦屋に改装した造りだが、こんな場所に石臼とは驚いた。

ここは暫く通いたいな。
いろいろな蕎麦を楽しみたいから。
甘味は今回はあえて頼まなかった。
それは次も来るためのおまじない。


蕎麦彩膳 隆仙坊 (りゅうせんぼう)
☎024-932-0194

11:00~15:00
18:00~21:00

定休日 水曜日

 

 

 

さあ帰ろう。郡山駅の新幹線待合室前の売店にあったどら焼きが目に止まった。
梅どら
梅の季節だしね、食べてみようか。なんでも梅の甘露煮が一個入っているとか。

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結構メディアにも取り上げられているようだ。

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フワフワの生地で生地の底にはプラスチックのトレイがあり形が崩れないようにしてある。

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シソ風味の白餡の中にはシソ風味の梅の甘露煮が丸ごと。
食べてみると・・・何だかな・・・甘酸っぱい梅の甘露煮と白餡の甘さは悪いはずがない。
だが・・・期待の味ではない。
シソ風味の梅はそれはそれで悪くないが、期待したのは青梅。
シソの風味ではなく梅の風味が欲しかったのだ。
シソ風味は梅というより梅干しを連想する風味、梅自身の風味ではない。
だから餡もシソ風味の餡ではなく普通の白餡で梅も青梅の甘露煮だったら・・・・
例えば白餡に梅酒を加えて梅の香りを移し、青梅の甘露煮を添える。
そんなどら焼きが食べたい。
えっ、作ればって?そうか!作ればいいんだ!
でも梅の季節は6月、それまでおあずけだ。


店舗名 「郡山銘菓庵 大黒屋」
 福島県郡山市中町14‐8



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高遠蕎麦を楽しむ 会津の蕎麦 蕎房かみしろや [会津の蕎麦]

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仙台の仕事もコンプリート、朝仙台を離れ会津に向かう。
良く晴れて暖かな陽射しだ。
東北出張仕様としてヒートテックで武装したが裏目だ。暑い。

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磐梯山も綺麗だ。雪はかなり溶けていて暖かな日が続いていたのだろう。

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今日の蕎麦は何処にするか、今回はメジャーを外しては”かみしろや”にしてみよう。
山都の地蕎麦粉だそうだ。これは期待が持てる。

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コジンマリした店内は囲炉裏と座敷、気取った所は無くしみじみとした感覚。

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お茶は暖かな蕎麦茶。嬉しいね。

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盛り蕎麦が無いのが残念だ。ざるそばが盛りなのか?海苔が載っていると嫌だから高遠にしよう。
盛りは並で。例に寄って朝ご飯を食べ過ぎ、腹がすっきりしない。大盛りは避けよう。

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店内禁煙は嬉しい。

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高遠蕎麦。辛味大根の絞り汁で食べる蕎麦だ。好みで汁を入れる。
蕎麦は細打ち、綺麗な表面で期待が持てる。

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蕎麦のみを手繰ってみる。
啜れば蕎麦の香りが立つ、咀嚼すれば甘味が広がる。なかなか良い蕎麦だ。
コシもしっかりして噛み応えも良い。

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まずは生の絞り汁で頂こう。
蕎麦をおろし汁に浸けて啜る。
鮮烈な辛味が鼻に抜ける。その香りを受けた瞬間、花粉で腫れた鼻の粘膜の腫れが引いてゆくのか判る。
蕎麦の香りに辛味大根の辛味が絡まって心地いい喉越しだ。
すっきりしなかった腹が高遠蕎麦を啜るごとにスッキリと・・・・・・
大根おろしの消化酵素の威力かな。
消化酵素ジアスターゼの威力は絶大で大盛りにしなかった事をちょっと後悔・・・・・

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薬味は葱と山葵。高遠に山葵は要らないと思う。
高遠汁自身が薬味汁なのだから。
山葵を舐める、辛味大根おろしで通った鼻に山葵の香りが突き抜ける。
これは効く・・・・・辛味もしっかりしている。
山葵のキメは細かく瑞々しさも十分、葱もきれいにさらしてある。

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次は高遠汁に蕎麦汁を加えて楽しむ。
高遠汁に甘味が加わる。辛味大根の辛味とダシ汁の甘味が合わさり優しい辛さになる。

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蕎麦汁自身を試してみよう。湯飲みに蕎麦汁を注ぎ口に含んでみる。
柔らかな汁だ。若干甘味が強いが優しい味わいで輪郭が柔らかい。
ダシの香りも良く出ている。
濃さはそのまま問題なく飲み込める位で、やや薄く感じる。

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この蕎麦汁に蕎麦を浸けてみる。
細打ちの蕎麦だが汁がやや薄いのでドップリ浸けて啜る。
蕎麦の甘味が出てくる。蕎麦の甘味を味わうのなら蕎麦汁の方が良いな。

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蕎麦湯は茹で湯そのまま、さっぱりした蕎麦湯だった。

目の前を通っても見逃してしまいそうな目立たない蕎麦屋だが見逃すには惜しい蕎麦屋だ。


福島県会津若松市城東町 2-8   
TEL 0242-26-8648 

11:00~15:00 
17:30~19:00
定休日 月曜日





蕎麦を楽しんだ、次は仕事だ。
その前に買いたいものがあってホームセンターに。その駐車場にあったものは・・・・・・

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大判焼き。呼ばれますねー

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えっ、山形の大判焼きなの・・・・・TVで紹介されたらしい。

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あじまん、一個100円。粒あんを買ってみる。

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レジ袋に入れてくれるが・・・・・これって空気を通さないから焼きたてを入れると大判焼きの皮がふやけてしまう。
紙袋にして欲しいな。

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つばが大きい。お得なのか雑なのか、評価が分かれそう。

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割ってみると、餡が柔らかだ。
食べてみると餡は煮詰めすぎたお汁粉の感覚。柔らかで垂れ落ちそうだ。
甘過ぎない、甘味の中に塩味もあって、それが尚更お汁粉を彷彿させる。

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今度は水平にちぎってみる。小豆の粒がほこほこと美味しい。

最近蕎麦と餡子がセットになっている気がする。


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CPの高い十割蕎麦と明るい空間 郡山の蕎麦3 桑野 蕎屋 (きょうや) [会津の蕎麦]

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今日の出張は会津、新幹線を郡山で降りてレンタカーだ。
時間の制約から会津で蕎麦は無理だ。郡山で食べよう。郡山にも美味しい蕎麦はいっぱいあるのだ。
桑野の蕎屋(きょうや)に行く事にする。

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メインの通りから離れた場所にあって迷いやすい。
郡山駅から釆女通りを走って49号に向かう途中にある桑野三丁目の信号を左折。
ちょっとクランンク状になっている信号を突っ切って次に曲がれる辻を右折するとある。

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店は綺麗な感じで、女性にも喜ばれそうだ。

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内部はテーブル席とカウンター、そして座敷がある。
カウンターはお洒落な感じで、テーブル席だって旧来の蕎麦屋の感じはない。
BGMはJAZZが心地よい音量で流れる。んー、これはコルトレーンか。
テーブル席に陣取った。品書きを確認しよう。

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セイロ682円、大盛りは315円増しである。大盛りでしょう。十割の大盛り、これが食べたい。
十割でこの価格は破格の値段だ。何処の蕎麦を使っているのだろう?
見れば壁に”本日の蕎麦”と説明書きが。

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福井産の蕎麦粉で水捏ねの十割蕎麦と記される。
それ以外の情報も記載されているが、石臼の材質や回転速度、振るいの網目の規格等で良く判別出来ない。
(まだまだ勉強が足りないな)
しかし、美味しそうだという事は感じ取った。

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まず水が出される。えっ?蕎麦茶じゃないのか?これだけの店の雰囲気で水は寂しいな。と、この時は思った。
蕎麦の前に小鉢が出される。
モロヘイヤの山葵和え。ネバーとした食感と鼻に抜ける山葵の香りに味蕾が喜ぶ。

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蕎麦が来た。
シンプルな美しさがある。
蕎麦の盛り方、器の色と大きさ、シンメトリックな配置、美しい。

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蕎麦を手繰る。美味い!
啜れば蕎麦の甘く、香ばしい香りが口の中に一杯になる。咀嚼すれば甘味が増す。奥歯で蕎麦を挽くごとく擂り潰せば甘味と香りがじんわりと広がってくる。
蕎麦の表面は木目が細かく、色も綺麗だ。細打ちで星は無く、上品な姿だ。
喉越しも十割としては優れている。啜るのに抵抗は無い。

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薬味は葱、山葵、辛味大根がつく。
山葵を舐める。瑞々しく色も爽やかな緑だ。その香りは高く舐めた瞬間の清涼感は素晴らしい、辛味は左程強くないのでついつい舐めすぎる。良い山葵だ。
辛味大根もしっかりした辛味で、口直しの薬味に最適だ。
汁を舐めてみる。
ちょっと濃い口か。しかし甘味が残る事は無い。
凛としたシャープさは感じないが、輪郭ははっきりしている。ぼやけた味ではない。
重さがあるので軽やかな爽やかさは無い。
蕎麦に少量浸けて啜る。
蕎麦の香りが突き抜け、汁の旨味が口の中に広がる。
咀嚼すれば蕎麦の甘味に汁のコクが重なり、蕎麦の甘味を増幅する。
これだ!やはり蕎麦はこうでなくっちゃ!
蕎麦をたぐり続ける・・・・・ん?お腹が膨れて来た。
ちょっと量が多い・・・・
手繰っても手繰っても蕎麦は残っている。いくら大盛りを頼んだとはいえ多い。
量の多い店なのだ。
最近、一人前の量が少ない店ばかりに行っていたからインパクトがある。
普通盛りで十分だったかもしれない。
この価格でこの量と味だ。CPは最高に高い。
しかも店の内装の雰囲気も悪くない。

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頬が緩むのを感じながら蕎麦を平らげた。
蕎麦の無くなる頃合いで蕎麦湯が来た。

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ドロッとした蕎麦湯は香りが高い。
汁を割っても美味しいし、そのままでも美味しい。

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全部飲みきってしまった。ドロッとした香り高い蕎麦湯はお腹に溜まる。ますます満腹だ。

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蕎麦湯を飲み終える頃、お茶が来た。
ドロッとした蕎麦湯で口の中はネットリしている。茶をいただく。
おおっ、蕎麦茶だ。香ばしくて美味しい。

高いCPに大満足の蕎麦であった。



手打ちそば 蕎屋
福島県郡山市桑野2丁目153-4
☎024-931-3999




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クールな室内、切れのある汁で喉越しの良い蕎麦を食す 郡山の蕎麦2 蕎麦切り あなざわ [会津の蕎麦]

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会津の仕事も終わった。行きに蕎麦を食べ損ねたから帰りは蕎麦を食べたい。帰り時間を考えると郡山で食べるのが良さそうだ。どこへ行くか?郡山の人気店にいってみよう。”蕎麦切り あなざわ”である。HP上で見る限り得意は更級、極細打ちである。個人的に更級、極細は好みではないので今まで敬遠してきたのだ。しかし、勿論普通の蕎麦もある。ここまで人気があるのならば行かない訳にはいかないだろう。
開店時間をターゲットにして訪問。店の隣は静御前を祭る堂、静御前堂がある。

ちょっとお参りする。案内板があり説明を読む。

以下、説明文より〜
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堂の側には二つの桜の木があり、静桜、義経桜と名付けられている。
静御前堂は里人が静御前の短い命を哀れみ、その御霊を祭ったのがこの堂であると伝えられています。
静御前は平家滅亡後、頼朝に追われて奥州の藤原秀衛のもとにくだった義経を慕い、この地までたどり着きましたが既に義経は平泉にたったと聞き、途方にくれ身を投げたという言い伝えがあります。・・・・・

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義経桜             静桜

義経が罪な男なのか、静御前が一途なのか・・・・思いを馳せる。

おっと、蕎麦だ。目的地は隣だった。
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室内は明るく、クールな感じだ。BGMは室内に合っていない。蕎麦屋のBGMは難しい気がする。何が合うのか未だに判らない。Jazz,J-pop,その他もろもろ、店によっていろいろあるが、これだ!というものに出会っていない。むしろ無音でも良いのでは?と思う。獅子脅しの音だけとか。
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茶は蕎麦茶。うれしい。何を頼むか?更級の極上蕎麦切り1260円(大盛り1680円)にするか?いや、それともオーソドックスに盛り735円(大盛り1050円)か?おっ、そばがき630円も美味しそうだ。結局”もり”と”そばがき”を注文。
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細めで、なかなか綺麗な蕎麦だ。
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表面は滑らかで艶やか。手繰ってみる。蕎麦の香りが鼻をくすぐる。咀嚼する。細いせいか甘味は薄いかな?
汁を確認する。
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美味い。濃すぎず、薄すぎずだ。そのまま飲んでも喉に引っかからない。しかも旨味は十分ある。
甘味が後口に残る事は無く、爽やか、そして酸味も出過ぎない。シャープでキリッと締まった汁だ。
人気があるのは当然の味だ。
蕎麦を汁に付けて啜る。蕎麦の香りが鼻を抜け、汁の旨味が舌の上に広がる。咀嚼すると汁によって引き出された蕎麦の甘味が口のなかに現れる。美味い。
この蕎麦の美味さは上品な美味さだ。店の内装のように綺麗でサッパリとした、クールな感じとでも言うのかもしれない。
野趣溢れた感じは微塵もない。
山葵でリフレッシュ。
山葵は香りがある。久しぶりに香りに満足できる山葵にありついた。
蕎麦を食べきったタイミングで蕎麦がきがきた。
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汁は二種。生醤油と黒蜜だ。
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ネットリとした蕎麦がきを口に入れる、ネットリした食感とともに蕎麦の香りが広がる。
生醤油を付けてみる。醤油の塩分によって蕎麦の甘味が強調される。
黒蜜。デザート感覚での蕎麦がき。甘党にはこっちがいいな。黒蜜が強い分、蕎麦の香りや甘さを感じ辛いが、これはこれで美味しい。

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蕎麦湯はこってりとして香りも高い。

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何より嬉しいのは店内禁煙。


蕎麦切り あなざわ

福島県郡山市静町37-13
☎024-954-6363
営業時間11:00〜15:00
火曜定休










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こだわりを具現化した十割蕎麦 郡山の蕎麦 手打ち蕎麦 わき水 [会津の蕎麦]

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会津での仕事も金曜日の午前中でコンプリート。
帰りはどこの蕎麦にするか考える。いっそ会津ではなく郡山というのも良さそうだ。
調べると郡山インター近くに”わき水”という蕎麦屋があり、そこが良さそうだ。
が、場所が分かり辛そうだ。MAPFANで細かく調べてみるが、判り辛い。
まあ、レンタカーにはナビが付いているから大丈夫だろう。
郡山インターを降りて、注意深くナビを見ながら進む。
インター降りてから49号を左折合流し、すぐを右折のようだ。
が、右折しづらい。いったん次の信号までゆき、Uターンしてみる。
今度は左折になるわけだが、どこを左折か判らない。ナビを見ながら低速で行くが、ナビのタイムラグもあって行き過ぎた。だが、今の所で左折する道あっただろうか?
何度も往復しながらナビと左折場所を探すと、道というよりどこぞの敷地のような道があった。
看板もないから本当に判り辛い。もしナビが無かったら挫折してしまっていただろう。
細い道を入ってゆくと看板があった。がこれまた小さい。
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なんとか到着した。
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蕎麦屋然とした建物ではなく、普通の住宅を改造した造りである。
ロケーションといい、店構えといい隠れ家的なところが好みだ。
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室内は普通の住宅そのもの。
まず、小鉢が出される。蕎麦を揚げたものだ。塩加減も丁度良い。
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食べながら、お茶が無い事に気付く。見回すと蕎麦茶とわき水のポットがありセルフサービスとなっている。
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品書きを確認する。
大盛り(950円)とそばがき(500円)を頼む。
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品書きの裏には蕎麦についての説明書きがある。
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蕎麦がきた。ご主人が蕎麦についての口上を述べる。
本日の蕎麦は山都産で、付いている汁は二種類。赤い方は大根のおろし汁で、小さい方は辛み大根のおろし汁。まずは、それぞれの大根のおろし汁のみを付けて召し上がってください。
次に汁を加えて楽しんでください。2種類のおろし汁と汁のブレンドもよいでしょう。
また、こちらの天ぷらは山菜で、このモンゴルの岩塩を付けてお召し上がりください。
この岩塩を蕎麦につけるのも美味しくいただけます。
とのこと。
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辛み大根の絞り汁と普通の大根の絞り汁
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天ぷらと岩塩。
さて、まずは蕎麦のみて食す。
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蕎麦は太すぎず、喉越しも良い。かといって細すぎて頼りない事も無く啜れば蕎麦の香りが楽しめる。
岩塩を付けてみる。塩が蕎麦の甘みを引き出し、塩蕎麦もよいものだと悦に浸る。
次は普通の大根おろし汁。美味しいが、やはり頼りない。辛み大根の方が良いだろう。
辛み大根の汁を付けて食す。美味い。高遠蕎麦となるわけだが、辛み大根の辛みが蕎麦の甘みを引き出してくれる。
汁を確認しよう。ん?器が無い?しょうがない大根の絞り汁を飲み干して、その器を使おう。
ここで重大な間違いを犯した事に気付かず、大根の絞り汁を飲み干した。
ここ数日風邪気味で大根の絞り汁が飲みたくなっていたせいもあるかもしれない。
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汁を器に入れ、舐めてみる。
辛い!塩辛いのである。塩味が先にきて酸味、甘みが沈んでいる!何故だ?
ここで先程の重大な過ちに気付く。
大根の絞り汁を飲んではいけなかったのだ!ここにこの汁を加えて丁度良い具合になるように重くしてあるのだ!だから汁専用の器が無かった。
結局、辛み大根の絞り汁に汁を少し入れて高遠スタイルで楽しむ事にした。
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蕎麦湯が来た。蕎麦湯はサッパリと後口がよい。
蕎麦湯で汁を割って、あらためて汁の味を確認していると蕎麦がきが来た。
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蕎麦がきには辛み大根の入った汁とエゴマのタレが添えてあり両方で楽しむ。
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ふんわりと美味しそうな蕎麦がきだ。
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エゴマのタレと、辛み大根の入った汁
早速蕎麦がきだけを食してみる。
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ふんわりとしてネットリとした蕎麦がきを口の中に運ぶ。
口の中に蕎麦の香りが広がり、甘みが舌の上に重なり合う。
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辛み大根の入った汁に付けてみる。辛み大根の辛みが蕎麦の甘みを引き立て、甘みと汁の旨味が一体となって喉を通り過ぎる。美味い。
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次にエゴマタレを付けてみる。
甘塩っぱいエゴマ味噌タレは蕎麦がきと非常に合う。
以前餅にてエゴマ味噌タレを食べ美味かった記憶があるが、蕎麦がきにもよい。
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蕎麦の香りと味噌の塩っぱさ、甘さが絶妙であった。

ふとテーブルの隅に目を向けると、新聞の切り抜きコピーやら、取材を受けた雑誌のコピーやらがあり、目を通す。
何でも、主人の前職は教員で、リタイア後趣味のそば打ちで蕎麦屋を開くに至ったが、ここを開店するにあたって10年間のみ開店し、70歳になったら別の事をやりたいと結んであった。
趣味で蕎麦を打ち、自分の理想の蕎麦を求めた。その過程で得た結論が大根のおろし汁に汁を混ぜるといったスタイルなのだろう。これは賛同できる。確かに汁に山葵を溶くと、山葵の味ばかりが前に出てしまい、蕎麦の香りや甘みを感じ辛い気がしていたのだ。
普通の大根おろし汁なら辛み刺激は少なく香りも強くない。つまり蕎麦の邪魔をせず、またその清涼感が蕎麦の香りを引き立てるのだ。
この記事の日付が記憶では2004年だったから、十年とすると2014年、あと4年しかない。
いや、実に勿体ない。あと4年といわず蕎麦を打ち続けていただきたいと思わずにはいられない程満足できる蕎麦だった。





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山里のはしご蕎麦 会津山都の蕎麦 萬長 と やまびこ [会津の蕎麦]

今回の出張は会津。
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しばらく停止させていた機械を再度動かしたいという注文だ。
景気が多少は戻ってきたのだろう。
身をおく業界は景気サイクルの振幅と周期がはっきりしていることで有名な業界だが、そういえばサイクルの上昇期に入ったと思われるといった記事が日経にも出ていた。
で、仕事に取り掛かったのは良いが、しばらく止めていた機械である。想定外な部位が不具合を起こし交換が必要だ。やはり機械というものは動かしておいた方が調子が良いのである。稼動の極端に少ない機械とか長期間止めていた機械はタチが悪い。
よって部品が届くまで仕事にならない。午前中で客先を出て昼ごはんだ。
何にするか?(いや、どこの蕎麦にするか?が適切な表現か)
どうせ今日この後は、HOTELに戻りHOTELのネットワーク使って事務仕事で書類と格闘するだけである。
ならば一寸長めにランチの時間を取ろう。ということは会津市内ではもったいない。どこだ?
喜多方の蕎麦も良いと聞く。ならば喜多方だ。
喜多方の山都というところが有名らしい。また、宮古地区というのがあり、ここは村の半数以上が蕎麦を打っているらしい。これは行かねば。
山都駅からさらに9km近く山中へ入る。
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ようやく到着。看板がある。
なるほど、村の各家が描いてあり、赤く書いてあるところが蕎麦を打っている家との事だ。
おぉ、多くの家で蕎麦を打っている。
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どこに入るか?ん?それ以前にひと気がまるで無い。
だれも外を歩いていないし、車も通らない。
聞こえる音もない、音が雪に吸収されているのか?それにしても無音だ。
何か不思議な感覚すら感じる。それは、この世には自分一人しか存在していないような、そんな気分。
とりあえず看板の有る家を覗く。暖簾もなく灯りも無いようだ。休業?
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ひととおり各家の前から覗いてみたが営業しているようには見えない。
ひょっとして水曜日は休業日か!

(翌日あらためて調査したところ、宮古の蕎麦屋はほとんどが完全予約制(2~3日前までに予約)であり、予約無しでOKな蕎麦屋も”予約無い場合13:00まで”との但し書きがあった。(これでは仕事の合間には無理だ。)
水曜日はどの家(蕎麦屋)も予約がなかったのだろう。雪の季節の平日だから予約なくて当然だ。
考えてみれば、このような山里で飛び込みの客はそうは来ない、予約制にしたほうが効率的だろう。特に今は雪に埋もれる季節だ。一人蕎麦を食べに来ようなどという物好きはそうはいない)

宮古町並み2.jpg宮古町並み.jpg
本当に静かな山里である。また機会があったら来てみよう。
宮古地区以外に一の木地区も良さそうだ。
残念ながら時間の都合もある。しょうがない帰り道がてら山都町内に戻ることにする。


萬長に入ってみる。
ここは会津市内の和田や桐屋とともに会津蕎匠会(あいづきょうしょうかい)に加盟している。
萬長入り口2.jpg
さっそく入ろう。しかしお食事処と書いてあるのが気になる。”手打ち蕎麦処”ではなく”お食事処”
暖簾をくぐると、味噌ラーメンの匂いだ!なんてこった!まあいい、入ったし何か食おう。
蕎麦のメニュー以外にもラーメンや丼、定食などが充実している。
蕎麦は井戸水のみで打つ十割蕎麦と書いてある。高遠もある。
そういえば昨日から喉が痛い。風邪気味なのだろう。
ならば大根おろしがよさそうだ。高遠を頼むが怖いので並盛(730円)
M蕎麦ALL.jpg
蕎麦は悪くなさそうだ。
辛味大根の搾り汁と生醤油が付いてくる。
M生醤油.jpgM汁.jpg
M蕎麦.jpgM蕎麦UP.jpg
蕎麦は若干透明感がある。蕎麦のみを啜ると、喉越しがよい。が香りはさほど立っていないが悪くない。
辛味大根の汁に付けて啜る。美味い!辛味大根の汁だけで美味い。
一寸口直しに山葵~って期待できないよな、と思いながら箸の先に付け舐める。うん、期待どおりに外れだ。これは想定内だから特に腹は立たない。
M山葵.jpg
ここで辛味大根の汁に生醤油を少し入れてみる
M汁合わせて.jpg
蕎麦を汁に付けて啜る。これは!?甘い!甘いのである。辛味大根の辛味が生醤油の甘さを生んでいる。
甘みだけではなく生醤油の旨みが生きている。醤油臭さは微塵も感じられない。
蕎麦湯はサッパリと。
M蕎麦湯.jpg
まあ、美味かった部類なのだが、食べている間味噌ラーメンとかの匂いが鼻に付いたのが残念だった。
やはり蕎麦は蕎麦(他にあっても饂飩)のみの店が良い。

なにやらモヤモヤが取れない。
えーい、もう一軒だ!萬長では並盛だったので一寸足らない。もう一枚くらい食べたいものだ。

元祖手打ち蕎麦 やまびこ なる店を見かけ飛び込む。

やまびこ入り口.jpg
ここも十割蕎麦だ。盛750円を頼む(大盛りは350円増しで、おかわりは580円増し)
店内は蕎麦屋らしくあり、蕎麦以外のメニューは無い。あぁ、気持ちが寛ぐ。
Y室内.jpg
蕎麦が来た。盛なのになんやら乗っかっている。
Y蕎麦ALL.jpg
右上の舞茸の天麩羅はサービスとの事。すごく嬉しい。舞茸の天麩羅は好物だ。
それ以外に、冷奴と椀。この椀のなかは水蕎麦だ。
Y水蕎麦.jpg
水に自信があるのだろう。この地区の井戸水(又は湧き水)は周りの景色を見れば美味いのは確実である。
ということは、この冷奴も・・・・・・。豆腐は水が命とどこぞで聞いたような。
水蕎麦を啜る。いい喉越しの蕎麦だ。香りはさほど立っていないが、水がいい。
Y蕎麦.jpg
蕎麦を手繰る。透明感があり、若干平べったい。
香りの立ちはさほどない。喉越しは良いがちょっと水っぽい気がする。
Y蕎麦UP.jpgY蕎麦ご愛嬌.jpg
切り方も一寸ご愛嬌の太いものが混ざる。ここまで太いのがあると、何か当たりを引いた気がする。
シラスのパックに入っていた小さいタコやイカ、蟹を見つけた時みたいで。
気になるのは、蕎麦の水がしっかり切っていないことだ。
よけい水っぽく感じてしまう。
サービスの舞茸を食す。汁に少し付け、かぶりつく、美味い!なんという肉厚だろう。美味すぎて写真を撮る事を忘れてしまった。
地元で取れたものなのだろう。実に美味かった。
山葵は見るからに期待できなさそうで、結果はやっぱりって感じになった。
山里の家庭で打つ蕎麦が原点なのだろうから山葵もこんな感じなのだろう。
この地区では素朴な蕎麦を楽しめばよいのだ。
汁の味を確認する。
Y汁.jpg
やや薄めだが甘さが先に来て、魚の香りが強い。酸味、塩気は少なく、素朴な汁。
蕎麦を汁に付け啜る。
蕎麦の香りが高くないから汁の香りで食す感じになっている。
気取らない、農家で食べ続けられてきた蕎麦。
まさにそんな感じである。
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蕎麦湯もサッパリとした後口が良いタイプ。

でも、やっぱり蕎麦の香りが口の中に充満し、咀嚼のたびに蕎麦の甘みが舌の上に重く加わっていく蕎麦が食べたいな。
あと、舐めると清涼な香りが体を突き抜ける山葵とキリッと締まった汁で。



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葱一本で食す蕎麦 大内宿 三澤屋 [会津の蕎麦]

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会津の仕事は片付いた。帰路をいつもとは変えてみよう。いつもは磐越道で猪苗代湖の北側を抜けて行くが、今回は下道で猪苗代湖の南側を抜けてみよう。
このコース上で蕎麦は・・・と地図を見て気づいた。大内宿の三澤屋に行くチャンスだ。このタイミングで仕事が片付くなど、こんなに都合よく行く事はそうはない。行けるときに行くべきである。たとえ雪が降っていても。
帰り道のコースを大内宿こぶしラインにとる。だんだん山の中に入ってゆく。
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すれ違う車もない。なれない雪道、ペースはあがらない。無論レンタカーはスタッドを装着しているが、上り坂コーナーリング中ちょっとしたアクセル操作ですぐにグリップを失う。急な登り坂なのでスピードも乗らず、グリップ失ってもコースアウトには至らなかった。
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こわごわ走っているが後続車もいない。山を登り、大内ダムを超えると下り坂だ。
下りのコーナーでグリップ失ったら最悪である。最悪コースアウトだ。注意深く運転するも下り坂でスピードが乗る。コーナー前でブレーキングするも何度かグリップを失う。それでもABSのおかげでコーナー進入までにはスピードを落とせた。
ABSとスタッドの有り難みがよく判った。もしこれらが無かったら確実にコースアウトしていただろう。
駐車場に車を置いて、徒歩にて宿場の通りへゆく。
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寒い。風もあり非常に寒い。降る雪の中、雲が薄い部分があるとみえ、ほのかに陽の光がみえるのが幻想的だ。
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三澤屋を探す。同じような建物と雪の中探す、町並みの美観理由もあり特に大きな看板は無い。
奥まで行ったが見つからず、引き返すと、あった。意外と手前にその建物はあった。
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さあ、中に入ろう。
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各テーブルには炭が焚いてあり、暖かく嬉しい。
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真ん中の囲炉裏では岩魚の塩焼きが・・・・・美味しそうであった。
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お茶はほうじ茶。こんな寒いときには暖かいお茶と炭火が何より嬉しい。
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寒そうにしていたのか炭を増やしてくれた。
メニューは扇子に書いてある。
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高遠蕎麦、けんちん蕎麦・・・・こんな寒い日にはけんちん蕎麦の方が良いのだろうが、葱で食べる蕎麦が目的である以上、迷わず高遠蕎麦をオーダー。冷たいですけど大丈夫ですか?と心配された。よほど寒そうにしていたのだろう。
(高遠蕎麦、けんちん蕎麦ともに1050円)
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お茶受けの漬け物。大根が大きく美味しかった。表に干し柿と大根が吊るしてあったが、自家製なのだろう。蕎麦が来た。
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うん、テレビやら、雑誌やらで見た通りだ。まず蕎麦の香りを確認・・・と言いたいところだが、蒸籠でなく、しかも鰹節が上にかかっているため蕎麦の香りは確認できない。
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箸を使って蕎麦をすする。冷たく、締まった蕎麦が喉を通る。うまい。
では、さっそく葱で食べてみよう。葱で蕎麦をすくうように乗せて・・・・。
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葱の辛みと香りが蕎麦、辛み大根と一体になって何とも美味い。
ただ、個人的には鰹節は邪魔だった。鰹節が無い方が蕎麦の香りが引き立つと思うし、味もシンプルになって良いのではと思える。
二口目、葱に蕎麦を乗せて・・・口の中へ入れると同時にかぶりつく。ん!葱の強烈な辛みと香りが鼻腔を突き抜ける。その香りは目にも涙を浮かべさせる。
どうやら口の中に入れる前に蕎麦が葱から滑り落ちてしまったらしい。
これは注意が必要だ。
蕎麦を食べるたびに短くなってゆく葱、蕎麦と辛み大根を楽しんだ。
(高遠蕎麦は辛み大根の絞り汁を付けて食す蕎麦との認識であったが、ここの高遠は掛け蕎麦になっている。会津市内で高遠蕎麦を頼むと蕎麦を辛み大根の絞り汁に付けて食す様式で供される。)
この高遠蕎麦を味わい楽しんだがやはり冷える。
蕎麦湯を入れ飲むが、冷たい掛け蕎麦のため汁が多く、温度が上がらない。
思わず栃餅を追加で頼んだ。きな粉か小豆餡か選べる。またミックスとして両方の味を楽しむ事もできるらしい。甘党としは嬉しい限りだ。迷わずミックス。(630円)
今日、自分の習性に新発見があった。
昨日といい今日といい、どうやら、体が冷えると餅が食べたくなる習性らしい。
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餅が’想像より大きい。まずきな粉から
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栃の実の茶色が香ばしくて美味しい。餅は柔らかく、きな粉の甘みは抑えめ。
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次は小豆餡。この餡、小豆は少なめのようで小豆の味は薄い。甘みも抑えめである。
小豆は小粒で、地物なのであろうか、ほっこり感が無い。餡の色も赤みが強いようで、小豆の種類が違うのであろうか。(北海道産大納言小豆を使って自分で小豆餡を作ったときは、ここまで赤みは強くなく、むしろ白っぽい色であったことから小豆の種類の違いだと思う)
小豆餡に関してはもっとほっこり感のある味が厚く甘い方が好みだ。
外に出る。餅で体が暖まったせいか寒さが和らいだ。
干し柿がたくさん吊るしてあるのが美味しそうだ。
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香り高い蕎麦を曲がり屋古民家で味わう 会津の蕎麦 桐屋 夢見亭(再訪) [会津の蕎麦]

本年最初の会津への出張となれば夢見亭にいかずばなるまい。
磐越道を急ぐ。雪がちらついてきた。横浜の朝は妙に暖かい風が吹いていたが、やはりここは雪国だ寒い。
会津ICから49号線へ、千石通りを通って いにしえ夢街道(ようは飯盛山の前の道)を夢見亭へ向かう。
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内部も味わいがある。
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お茶はそば茶。やっぱり落ち着く。
さて、何にするか?
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やっぱり十割にこだわりたい。ここは”会津のかおりかおり”がよいだろう。
水蕎麦も捨てがたいが、今回は前々から気になっていたものを試すことにした。それは餅。
辛味大根、納豆、そして定番の餡、それに聞きなれない”えごま”。
これは何だろう?ずっと気になっていた。たまには餅も良いか。
窓の外は小雪が舞い始めた。寒そうだ。早めに仕事を片付けよう。
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蕎麦がきた。
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いや、蕎麦の色がみどりがかってとてもうまそうだ。
でも、飾りの人参は要らない気がする。
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逸る気持ちを抑え、まずは蕎麦に鼻を近づけ香りを確認。いい香りだ。
蕎麦を箸で取り啜る。蕎麦の香りが口に広がり、咀嚼とともに香りは強く立ち上り、鼻腔へと導かれる。
うん、見事な香りだ。実に香り高い。同じ”会津のかおり”なのに他店とここまで香りが違うのは何故だろう。
ここまで違えば、この2倍近い値段の差は納得できる。
おっと口直しの山葵。すりおろしていなかった!慌ててすりおろす。
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香り高い山葵で口直しする。蕎麦の香りで充満した口の中が山葵でリセットされる。
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辛味大根も添えられており、辛味大根で口直しも又良いものである。
汁を味わう。
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やや濃い目で、香りはさほど強くない。酸味より甘みが出るが、後味に残るような嫌な甘みはない。
やや濃いと感じるが、塩気は強く感じない。キリッと締まった感じは無いが、ぼやけた感じも無く、柔らかな感じの汁とでもいうのか。
蕎麦を汁に付け楽しむ。口直しは辛味大根で。
蕎麦の香りが最高である。大盛りにすればよかったと悔やまれる。
普通盛が1500円で、大盛りは400円増し。おかわりは1200円だそうだ。
汁は器に入ってくるだけで薄くなっても追加(継ぎ足し)ができないので食べ進むのに注意が必要である。
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何故か小鉢の惣菜が付いてくる。
この店の畑で収穫した野菜だそうだ。実物を見せてもらったが白菜はやたら長くて細めで”たけのこ白菜”というのだそうだ。この他、赤紫の肌の大根(名前を忘れてしまった)もあった。
お新香で特筆は沢庵。いぶした大根で作った沢庵。つまりいぶりガッコである。
秋田のいぶりガッコに比べスモーキーさは弱く香りは少ないがその分クセがない。
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蕎麦湯。スッキリとした口直しに丁度よい濃さの湯である。
残り汁に入れて楽しみ、その後は、蕎麦湯のみで山葵を溶かし、葱を加え飲む。
サッパリした蕎麦湯の後味に山葵の香りが鼻を刺激する。口、鼻、目までがクリアになってゆく。
お楽しみのエゴマ餅がやってきた。
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ゴマとは違う。エゴマというものは高地ではゴマが取れずエゴマなるものを炒って・・・・云々と店の女将さんに聞いたがいまひとつよく理解できなかった。
味はゴマの味はしない。これに味噌と砂糖が入っているが、甘みより味噌のほうが強く、おやつより食事向きの味だ。餅は柔らかくて、良く伸びて、白く、柔らかな味の餅がエゴマ味噌とよく合っている。餅だけを目的に来る価値のある味である。
この石臼は”会津のかおり”専用とのこと。
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店にはもう一台、頑固シリーズ用専用石臼もあった。
”会津のかおり”と”頑固”は自家製粉で、普通の蕎麦は製粉所(自家工場)からの入荷品との話だった。
しかし、蕎麦と餅三つは結構腹が膨れる。まだ仕事までにちょっと時間に余裕がある。
そういえば子供たちからお土産をせがまれていた。腹ごなしに会津土産でも見に行ってみよう。お城の傍の土産物屋を覗いてみる。
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会津の赤ベコ?キャラクターを買ってみる。昔ながらの首振りの赤ベコと比べてかなり現代風。
こんなデカイやつもいた。
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会津の蕎麦4 農家の蕎麦 岩人 [会津の蕎麦]

午後から雪が降るとか。そそくさと午前中で仕事を片付け蕎麦食べて帰ることにする。
仕事先の近くの昨日行きそびれた岩人にいくことにする。
今日は営業中。農家の一部が蕎麦屋になっている。
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ざる、てんざる、かけ、のみのメニュー。ざるを頼む。
まずはお茶が出るが、当然蕎麦茶は期待できない。しかし漬物付き。
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ちょっと酸味の強い漬物を食べながら蕎麦を待つ。(何の漬け物かよくわからない。カブにしては歯触りがシャキシャキしているが?見た目、大きさはカブのようだし?)
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素朴な感じの蕎麦である。海苔がかかっているが無いほうが良い。
細くはないが、太めでもない、ごく普通の太さで、色は白め。
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残念ながら一寸茹ですぎのように思える。
蕎麦のみを手繰り蕎麦の味を確かめる。
ここの蕎麦は地粉100%(つまり会津蕎麦)だそうだ。
香りはさほど立っていない。
汁の味を確認する。なんか普通の汁では味わえない香りを感じる。?干し椎茸?普通の蕎麦屋では入ってないものが入っている。農家では昔からこのような蕎麦を食べていたのだろう。この蕎麦屋は家庭(農家)でいつも作っていた蕎麦がベースになっているようだ。
汁自体は薄めで甘めである。
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いつもの蕎麦と違う汁の味を確認するが、なんとも評価しがたい。
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山葵は期待できないと想像したが想像通り。
ただ、辛味大根のおろしが付いているので大根おろしを口直しにしながら箸を進める。
最後は蕎麦湯。
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汁の味を確かめすぎて汁がなくなってしまった。
農家で食べられてきた素朴な蕎麦、たまにはこのような蕎麦もよいものである。


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会津 香寿庵 再訪、今度は蕎麦汁で [会津の蕎麦]

急に会津に出張となる。
午後一時に行けばよいので、昼に蕎麦を楽しむことにする。が、時間が無い。
ルート上に岩人があったのを思い出し、岩人に向かうが・・・・・・・
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なんと臨時休業。残念だ。
どこへ行くか?しかし時間が無い。今から他へはまわれない。
あきらめ、今日の昼ご飯は銀だこの”薄焼きたい焼き”だ。
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皮が薄く、パリっと焼いてあって、厚皮の柔らかなたい焼きとは又違った香ばしい美味しさがある。
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このたい焼きは結構好きなのだが、何故か横浜の銀タコでは見かけない。
とりあえず、たい焼き五個一気食いで昼ごはんとする。
仕事が順調に片付き、予定より早く終わる。
さて、晩御飯。今度こそ蕎麦を食いたい。
どこに行くか、桐屋権現亭は水曜定休日だし、桐屋夢見亭は18時までだから時間的に無理だ。
だいたい、桐屋は価格が高い。今年の冬のボーナスがゼロの身の上には一寸躊躇する。
和田か?香寿庵か?香寿庵では高遠の味しか味わっていない事を思い出し、蕎麦汁の味を確かめに行く事にする。
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さて、やっぱりCPが良い店だ。十割蕎麦の大盛りで930円(ザル720円+大盛り210円)は嬉しい。

ボーナスゼロは今までで始めての経験だ。日本企業なんかは、例えばあの莫大な赤字のH社(この~木、何の・・・)でもちゃんと出ているのだが、今期赤字だからゼロとは、いくら外資系とはいえ辛い。そりゃあ利益を分配するのがボーナスであり、赤字だから分配するものが無いって言えばそうなんだが。

愚痴ってもしょうがない。蕎麦に専念しよう。
さて、この店の茶だが200912161719000.jpg残念ながら蕎麦茶ではない。
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大盛りは二段。
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蕎麦は細切りで上品である。
蕎麦のみを手繰る。蕎麦の香りは少なめだが喉越しがよい。
汁のみを飲んでみる。
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ちょっと薄いか?が薄すぎる程ではない。細打ちの蕎麦に丁度良い薄さだ。
味は弱い。甘み、塩気、酸味、香りと感じるのだが、何故か味が引いている。押してこない。
確かめるために何度も口に運ぶ。が、やはり存在感が乏しい。
蕎麦を汁に付け手繰り、汁の味を確かめる。この細打ちの蕎麦にも負けている存在感の無さは、上品というのかもしれないが。
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山葵は満足。そして蕎麦湯。
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いやはや、汁の味を確かめるために飲みすぎて蕎麦湯だけになってしまった。
さっぱりとした蕎麦湯でした。





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会津の蕎麦3 和田 [会津の蕎麦]

会津の出張最終日は和田の蕎麦を食した。
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店のつくりに蕎麦屋の雰囲気は少ないし、内部の雰囲気も正直良いとは思えない。率直なところ野暮ったい。
しかも残念なことに禁煙ではなく、愛煙家の煙でせっかくの蕎麦の香りが台無しである。
この日も隅の席でタバコを吸い終わった人がいた、このタバコの香りを避けるために正反対側の席についたが無駄だった。
オーダーした蒸籠がきたときでもタバコの香りが残っており、蕎麦の香りを楽しむことができなかった。
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蕎麦は陶器の器に乗っているが、どうもなじめない。
志乃や黄瀬戸、織部等の器なら蕎麦の雰囲気に合うとおもうが、白い陶器肌そのものでは味わいがない。
蒸籠には豆腐と天ぷらが三点ついている。
まず蕎麦をたぐる。確かに蕎麦はうまいのだが、雰囲気のせいで満足度が減点されてしまう。
汁。しっかりとした味で納得。汁の香りは強くはない。
山葵はすりおろし済みのタイプ。量は少ない。
最も、あまり山葵を使用するほうではないのでかまわない。
蕎麦をたぐり、箸の先に山葵を付け舐める。そして又蕎麦を手繰る。
タバコの香りを気にしながら一気に食べたため今ひとつな気分ではあったが。
今度は開店と同時に行くことにしよう。以前行ったときは開店同時で貸し切り状態だったから。
前回は高遠をオーダーした。
ここの高遠は大根の絞り汁のみで、タレも味噌もつかない。
大根の絞り汁のみだと塩気がないので蕎麦が進まなかった。
やはり多少の塩気はいるのではないだろうか?





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会津の蕎麦2 香寿庵 [会津の蕎麦]

会津のかおりで打った十割蕎麦
香寿庵
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大盛りでも千円しないのがうれしい。
今回は高遠蕎麦をオーダーした。この蕎麦は辛味大根の絞り汁に浸して食す。
汁には好みでタレ(つけ汁の濃いの?)を入れる。
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高遠蕎麦大盛り 980円(普通盛780円)

蕎麦の色はやや緑がかり、夢見亭と同様。
早速、蕎麦のみで手繰る。
香りがあまり感じられない。
夢見亭のほうが香りが立っていた。これが価格の差なのか?
夢見亭に対して半値近いが香りも半掛けのようだ。
しかしながら、CPで考えれば魅力的である。
夢見亭の価格では普段気軽に食せない。香寿庵のCPは普段の蕎麦として非常に魅力的である。
高遠でオーダーしたため、つけ汁の評価はできなかったが。
高遠の汁は辛み大根の絞り汁がさほど辛くなく、蕎麦の味がぼやけてしまっていた。
会津で高遠蕎麦を各店でためしているが、正直な感想としては今ひとつである。
長野千曲で食されるお絞り蕎麦(ネズミ大根という辛み大根の絞り汁に好みで味噌を入れる)が好みであり、大根の絞り汁で食すという共通点からつい比較してしまう。
このお絞り蕎麦に比べ会津の高遠蕎麦は辛み大根が穏やかすぎ、蕎麦の味がぼやけているような感覚をもった。
蒸籠に乗った蕎麦は太さにかなりのばらつきがあった。
店はまだ新しく、ランチタイムは禁煙であるのがうれしい。


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会津の蕎麦 夢見亭 [会津の蕎麦]

ひさびさの会津へ出張、でさっそく蕎麦。
まずは夢見亭
古民家を移築した店内は落ち着きが感じられる。
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十割蕎麦を水だけで食す水蕎麦。
水もやわらかく、蕎麦の味(香り)そのものが楽しめる。
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蕎麦のみの味を確認する。
水蕎麦もよいが、水の分味が薄いような気がする。ここは盛った蕎麦に粗塩をかけて食してみたくなる。
次は会津で新しく作られたブランド蕎麦”会津のかおり”で打った蒸籠を
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ずいぶん香りがよい蕎麦だった。
水蕎麦は従来の粉だそうで、この粉に比べ”会津のかおり”は香りが高い。また、色も緑がかったきれいな色をしていた。
山葵をすりおろしてスタンバイ。
まずは、そのまま手繰る。香りが口のなかに広がり、鼻腔を刺激する。
次に汁を口に含む。濃いめの汁ではあるが、ダシの香りは強くなく蕎麦の香りを邪魔しない。
個人的には濃いめが好みで、蕎麦を少しだけ浸してすすり込む。
すりおろした山葵を箸の先につけて舐める。
山葵の刺激が口内を中和し、蕎麦をふたたび手繰る。
蕎麦の香りが再び鼻腔に充満し、ただただ至福。




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