SSブログ
宮城の蕎麦 ブログトップ

仙台の蕎麦3 手打ち蕎麦と創作フレンチ Soba Dining 蕎花  [宮城の蕎麦]

21s-IMGP6277.jpg 

仙台での仕事も想像以上に順調で昼前に空き時間ができてしまった。このチャンスを逃す手は無い。 泉区内に以前から気になっている蕎麦屋があるから行ってみよう。 なんでも創作フレンチまででてくる蕎麦屋だそうだ。 前回仙台に来た時は定休日だったので今回はリベンジ。

ナビに電話番号を入力してGo!、4号線を上って運転免許センター方向に左折して暫く走ると何やら呼ぶ声が・・・・

11s-IMGP6255.jpg

鯛焼き・・・・・鯛焼き専門なのに何と大きな店構えだろう。 しかもここは単なる道沿いで駅近くでも隣がショッピングセンターでもない。 そんな場所で大きな店構え・・・・・人気がある鯛焼きなのかな。

12s-IMGP6256.jpg

しかも天然もの、養殖ではないのだ。コイツが呼んだのか・・・・・

13s-IMGP6257.jpg

”鯛焼工房 たろう” という名だ。

14s-IMGP6259.jpg

店内は広く、調理場も広々している。 天然焼きの機器を撮影させてもらった。  一個一個分離した型が並ぶ。

黒餡と白餡、それにカスタードがあって各140円だった。

15s-IMGP6260.jpg

イートインコーナーもある。 それにしても広々とした贅沢な空間使いだ。 子供は走り回りたくなるのでは・・・・・

16s-IMGP6261.jpg

蕎麦を食べに行く予定がなかったら食事代わりで7匹位食べたいところだが・・・・・蕎麦が控えているのだ、ここは我慢して三匹を黒餡のみで買ってみた。黒餡のみにしたのは基本味の確認のため。

17s-IMGP6264.jpg

外観・・・・・良い焼き具合だ。 ぽちゃっと小太りしている。 皮は見た目からパリパリ感がいっぱい、期待できそうな感じにワクワクしてくる。

18s-IMGP6265.jpg

厚さ・・・・・半分は小太りで半分はスリム。

シンメトリックじゃないのは残念。 これでは上から見たときに美しくない。 見た目の美しさは大事です。

 

19s-IMGP6273.jpg

薄皮はパリパリ、餡子もたっぷりで嬉しい。 餡も緩すぎず硬すぎず、良い食感をあたえてくれる。 甘さはくどくなく、三匹はあっと言う間におなかの中に。 餡子に塩気は感じなかったが、甘くぼやけた後口ではないので引き締める程度の量は入っているのかな。

 

20s-IMGP6274.jpg

この大きな目玉の鯛焼き、次来た時は全種類買ってみよう。 白あん、クリームも楽しみだ、楽しみは取っておかないと・・・・

 

鯛焼工房 たろう 仙台店

022-375-5600

宮城県仙台市泉区名坂字鹿島158-1

10:30~18:30

 

21s-IMGP6277.jpg

Soba Dining蕎花、目的地に到着。 蕎麦屋とは思えない店構え、カフェの方が似合いそう。

 

22s-IMGP6278.jpg

入口前には品書きの看板。 おぉ、ちゃんと蕎麦している。 コース料理がいっぱい設定されているのが違和感を感じる。 粋に蕎麦を手繰る雰囲気ではないな・・・・・・・

蕎麦屋だろ?蕎麦で勝負しようぜ!と思いながら入店。

23s-IMGP6279.jpg

どう見ても蕎麦屋じゃない、カフェだ。大丈夫か?だんだん心配になってくる。

 

24s-IMGP6280.jpg

おぉ、蕎麦茶に蕎麦アラレだ!・・・・う~む、でっできる、只者ではない気配が・・・・・

品書きを確認しよう。品書きに一押し的に掲載されるのはやはりコースもの。 たとえば・・・・

25s-IMGP6281.jpg

これ、美味しそうだけど蕎麦好きが頼むとは思えない。 創作フレンチをライトな感覚で楽しみたい仙台マダム向けのような気が・・・そう、少なくとも蕎麦好きのオジさんは頼まない。

確かに美味しそうだが蕎麦にあうのかな?ちょっと疑問だ。それぞれが美味しいにしても相乗効果は疑わしい。

 

26s-IMGP6282.jpg

大盛りは210円増し、おかわりセイロは420円。 おかわりセイロの設定は嬉しい。

 

27s-IMGP6283.jpg

セイロ蕎麦、これに決定、735円だ。 今日は普通盛りにしておこう、毎度のことながらホテルの朝ごはんを食べすぎたから。 いつも宿泊するホテルの朝ごはんは好物ばかり並ぶから食べ過ぎてしまう。 学習能力が無いようで毎度食べ過ぎる・・・・

 

28s-IMGP6284.jpg

ランチのコースも各種。  セイロを注文する。  他にもいろいろ付いたのがありますけど・・・・と店の方が言うが、”まずはセイロで試させてください”とセイロに拘る。 

オヤジが一人で蕎麦を食べに来たんだ、コースは選ばないさ・・・・・

29s-IMGP6286.jpg

外は良い天候、冬の終わりの暖かな陽光は穏やかに体を包み込む。 暖かで平和な雰囲気で眠くなる。 半分寝かけた頭でテーブルを眺めながら思う・・・・・テーブルの上に乗るものは・・・蕎麦?似合わないな。 この雰囲気はベーグルサンドだな。 プレーンベーグルにクリームチーズと胡桃が挟んであって、もう一つはセサミのベーグルにクリームチーズとスモークサーモン、それにスライスしたオニオンを挟んで、たっぷりの珈琲を横に置いて・・・・・

妄想の世界に遊ぶ・・・・

妄想の世界から現実に、蕎麦が運ばれてきた。

31s-IMGP6289.jpg

細打ちの蕎麦は若干のザラツキが見られ、やや荒挽きのようだ。 顔を近づけると汁からの良い香りが。 良い香りがするが強い香りではない。 これは・・・・期待できるかも。 

34s-IMGP6293.jpg

手繰ってみる。 うん、蕎麦の香りだ。 強く立つ香りではないが大人しめの香りだ。 噛み締めると甘味が押しあがってきた。 これはいい意味で裏切られた。 創作料理主体で蕎麦は二の次扱いかと心配したが本物だった。

32s-IMGP6290.jpg

薬味は山葵と葱、そして辛味大根。 山葵は香りよく瑞々しい。 辛味大根の辛みと絞り具合も良い感じ。 葱も綺麗にスライスされていて、なかなか丁寧な仕事ぶりだ。 これは・・・・・創作料理を試す価値はあるかも。 尤も一人じゃ頼みづらいけどね。

33s-IMGP6291.jpg

小鉢には豆。 ずんだ? 素朴な味わいで美味しかった。

36s-IMGP6295.jpg

汁を口に含む。 口に近付けると良い香りだ。 良い香りと香り高いとは違うのだ。 芳醇な香りであっても強すぎると良いとは思えなくなる。 つまり良い香りとは適度な強さの香り。 

口に含むと柔らかな味わいが体に染みてくる。 濃さも適度でそのままで飲み込める位の濃さ、薄くは感じない。 甘さ、酸味どちらも先を争わず控え目だ。 柔らかでシャープさは無いが輪郭はある。 ミディアムボディの汁だな。

個性は無いけど旨くまとまった汁、蕎麦を引き立たせる汁のようだ。

35s-IMGP6294.jpg

蕎麦を汁に漬ける、蕎麦の半分ぐらいを汁に漬けた時が一番蕎麦の甘味を感じられた。 この汁の香りはなかなかバランスがいい。 後に残るものが無く、スーッと消えてゆく。 だから消えた後の蕎麦が引き立つのだ。

37s-IMGP6296.jpg

蕎麦湯、今日最初の客だが若干の白濁。 茹で湯そのままではない。

38s-IMGP6297.jpg

汁を蕎麦湯で割って楽しんだ後は・・・・

40s-IMGP6299.jpg

蕎麦湯だけでも楽しもう

39s-IMGP6298.jpg

今日の蕎麦は福井産だった。 丸岡在来種だそうだ。

30s-IMGP6288.jpg

箸を持ち帰れるそうだ。 この袋に入れて持ち帰ろうと思ったけど・・・・・そのまま忘れてきてしまった。

 

 

 

手打ちそばと季節のコース料理 Soba Dining 蕎花

宮城県仙台市泉区錦が丘1-37-3 (錦が丘1丁目バス停前)

℡ 022-773-7371

11:30~15:00  &  17:30~20:30

定休日 水曜日


nice!(56)  コメント(31)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

截ち蕎麦を味わう 仙台の蕎麦2 百全 [宮城の蕎麦]

hz111.jpg hz112.jpg

引き続き仙台、仙台で截ち蕎麦を味わえる店があるという。それは百全、調べれば我が客先から3kmしか離れていない。これは行くしかない。

ナビだけが頼りだ、アウトレットモールを過ぎて住宅地に入る。しかし素敵な町並みだ。緑も多く、家々も大きい。ナビが到着を告げる。しかし蕎麦屋らしきものは無い。

とりあえず公園の駐車場に車を停めて徒歩で探す。

周辺を彷徨い探せば幟があった。しかし、普通の一軒家だが?とよく見れば玄関入り口に暖簾がある。暖簾の先は普通の一軒家の玄関ドアだ。あまりの違和感に少なくとも三秒ほど悩む。が、意を決してあける。途端、貼紙が見える。貼紙には・・・・オヤジ一人でやっていると書かれている。オヤジさんが出てきてこちらへと案内された先は・・・・・・・・

hz113.jpg hz127.jpg

普通の一軒家にある普通の部屋だった。先客も一組。しかし、落ち着かない。蕎麦屋ではなく親戚の家に来て昼ご飯を食べるみたいだ。部屋の奥にはサンスイのアンプとマランツのプレイヤーが。

截ち蕎麦、850円をオーダーする。截ち蕎麦とは南会津に伝わる蕎麦で切り方が特殊な蕎麦だ。ご主人に教えて頂いたが、截ち蕎麦とは粗挽き粉十割蕎麦で、延ばした後の蕎麦を切るときに菜切り包丁で蕎麦をたたまず、切ってゆく(裁ってゆく)蕎麦だ。この十割蕎麦は生地をたたむとたたんだ所から切れてしまうからだとか。生地をたたまず、あて木をせず、生地を重ねて左手を添えて右手の菜きり包丁で引いて裁つ、細く均一に裁つのはまさに職人芸だ。

ます湯飲みと小皿が目の前に置かれた。

hz115.jpg hz116.jpg

なんだ、水か・・・・いや、温かい。蕎麦湯だ。

hz117.jpg hz118.jpg

小皿はキノコと山葵。実はこれが薬味皿であったのだ。葱は蕎麦の香りの邪魔だということらしい。

hz119.jpg hz120.jpg

運ばれてきた蕎麦は・・・ちょっと少なめか。品書きにある截ち蕎麦の説明の欄を見直せば女性でも三盛は楽に食べられる量と書いてあった。三盛はどうかと思うが二盛はいけるだろう。一盛850円である。三盛だと2550円、昼御飯に食べる盛蕎麦としては非現実的な価格だ。二盛がいいとこだろう。

hz121.jpg hz122.jpg

蕎麦は粗挽き粉らしい表面をして、角もしっかりしている。若干の透明感と星が存在を主張している。啜る。粗挽きの十割故に細打ちでも啜るのに力が要る。咀嚼する。歯ごたえがいい。蕎麦は固くないが腰がある。咀嚼したときに奥歯の表面に感じる感触がムッチリと粘りを感じ心地いい。啜ったときの香りは左程感じない。粗挽きの蕎麦を食べるたびの感想だが、粗挽きの場合啜ったときの香りが感じづらい。

hz123.jpg hz124.jpg

山葵を舐めてリフレッシュする。香りがよく辛味は適度。汁を味わってみよう。ダシの香りが良く効いた汁だがコクは弱めか、味に厚みはなく薄め。若干の甘さを持つがあっさりとした汁だった。

蕎麦と汁を合わせて啜る。独特のコシを感じながら一気に手繰った。やっぱり量が少なかったのか一寸物足りない。

hz125.jpg hz126.jpg

蕎麦湯は適度な濃さで、さっぱりといただく。

 

裁ち蕎麦 百全

宮城県仙台市泉区寺岡5-1-29

℡022^377-2102


nice!(30)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

甘すぎる汁にてこずる 仙台の蕎麦 手打ち蕎麦 竹音庵 [宮城の蕎麦]

tn112.jpg

今週は東北エリアに出張中。週の前半は会津で後半は仙台で仕事だ。仙台に来ることはめったに無いから蕎麦は是非楽しみたい。とりあえず客先に近いところから攻めてゆこう。いろいろ調べてみた。

まずは客先に一番近い竹音庵、ここの蕎麦は外一だ。季節によっては寒ざらしもあるらしい。

tn122.jpg tn113.jpg

中は座敷のみだが、元からの座敷ではなくリフォームで座敷にしたような感じの内装で、ちょっとシックリこない。水が出される。やっぱり最初が水だと気分が出ない。

外一せいろ”をオーダーする。丁度1000円だ。

tn114.jpg  tn116.jpg

ちょっと大き目の板に乗って運ばれてきた蕎麦は色も綺麗な細打ちだ。啜ると蕎麦の香ばしい香りが嬉しい。咀嚼して甘みも確認する。外一らしいしっかりした蕎麦だ。

tn119.jpg tn115.jpg

汁も味わう。舐める程に口に含む。甘い!どっしりと重く甘い汁だ。シャープさとか爽やかさとは無縁のヘビーな汁だった。濃さは濃すぎないのでそのまま一口、一口と飲みこめるが甘い。甘さが何時までも残る感じだ。ダシの香りは高く、甘さとダシの香りが突出している。思わず山葵で口の中を中和する。山葵は普通に香りと辛味がある。

tn117.jpg tn118.jpg

蕎麦を汁に浸けて啜る。蕎麦を汁につけすぎると甘く重くなってしまう。こうなると蕎麦の香りと甘みがよく判らない。一寸だけ浸けて啜るのが一番適切だった。確かに汁は蕎麦の甘みを引き出してはいたが後口に甘みが残る。甘さがくどいのが好みではなかった。

tn120.jpg tn121.jpg

蕎麦湯、濃すぎず薄すぎず、丁度良い加減の濃さの蕎麦湯で、汁を蕎麦湯で割ると・・・これは美味しかった。

 

手打ち蕎麦 竹音庵

宮城県仙台市泉区北高森3-7

℡ 022-378-5049

 

 


nice!(11)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理
宮城の蕎麦 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。