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奥多摩から松姫峠を越えて 蝉時雨を聞きに行こう 

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土曜日、下の娘は一泊でキャンプに出かける。上の娘は奥さんと赤坂へ行くそうだ。何でもマネキンの投票がどうのこうのと意味不明な事を言っている。まあ、良く判らないが嵐関係なんだろうう。
つまり今日は一人、これはチャーンス。前の日、地図を広げどこに行くか思案した。この解放日、解放日といいながら条件がある。
奥さんの用事の関係で夕方4時には戻らないといけないのだ。
朝6時半に出発して、16時には戻る事が可能なコース。
どんなコースが良いか。そうだ、奥多摩から山梨に抜けて、走りながら蝉時雨を楽しもう。
411号を走り奥多摩、411号から139号に入って松姫峠を越えて20号へ出るコースが一般的だろう。

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6時半だ、出発!出かけに下の娘を起こす。
コースは、港北ニュータウンを突っ切り、そのまま北上、鎌倉街道から20号にはいり、新青梅街道から吉野街道、そして青梅街道で奥多摩湖を目指す。そして411号から139号に入って南下、505号を経由して猿橋、そして20号で帰ってくるコースだ。

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8時には御嵩あたりに。蝉も元気に鳴いている。

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奥多摩湖に到着。観光バスにブロックされてペースがあがらなかった。こんな朝早くから観光バスにブロックされるとは・・・・・ドライバーさん、お仕事ご苦労様です。このツアー、一体何時出発だったのだろう。ドライバーさんもお客さんも大変だ。
小河内ダム、こうして見ると結構大きい。さすが都民の水瓶だ。

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ダムから下を覗く・・・・結構高いな、ちょっとお尻がムズムズ。

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湖面、秋に来ると紅葉が綺麗なんだけど、夏は濃い緑一色。蝉時雨も沢山だが、今年は蝉に元気が無いような気がする。
例年は朝早くから耳を塞ぎたくなるなうな蝉時雨だった気がする。

411_116_奥多摩湖の橋.jpg
411号奥多摩街道を139号目指して走る。途中赤い綺麗な橋に出逢う。橋を渡り、トンネルを抜けると・・・・

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湖面にドラム缶橋が!渡ってみないな・・・・渡ってこよう。
この橋、観光用ではなく実用として設置されたものだ。
今も実用なのかは疑問だが、少なくとも設置当初は対岸側の住人のための通路だったらしい。

411_117_奥多摩湖ドラム缶橋.jpg
結構長いな・・・昔は本物のドラム缶のフロートだったと案内板に記載されていた。ドラム缶のままのほうが味わい深かったのに。

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渡る。揺れの加減が’気持ち悪い。揺れとタイミングを合わせ辛い、何度か転びそうになる。

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橋の中央付近で。気持ちいい。誰もいない、誰も来ないのを良いことに座り込んで揺れに身を任せながらマッタリしてみる。
気持ちいい。湖面を渡る風が気持ちいい。長閑な休日だ・・・・でも直射日光が暑い。

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後半部分、微妙なカーブが楽しい。さあ、対岸に着いたら戻ろう。
再び走り出す。411号から139号に入る。

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139号に入り結構登ってきた。路面は荒れているが、ここはまだコンディションはいい。
この先、本当に国道?と思ってしまうような酷道になる。


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標高が高く眺めがいい。

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139号も深沢ダム付近を走っていると雲行きが怪しくなってきた。

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雨が降り始めた。空を見れば黒い雲は一部分、進行方向は明るい。急ごう。

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深沢ダムはこじんまりとしたダムで、見物客は誰もいなかった。

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下の方に見える渓流が綺麗だ。
139号をひた走る。
レプリカ乗りだったら歓喜するようなコーナーばかりで目が回りそうだ。
当初はリーンウイズのみで走っていたが、こんなコーナーの連続だと、つい腰をずらしてしまう。
コーナーごとに加重を替え、タイミングをつかんでリズムに乗ってコーナーをクリアしてゆく。
しかし、あまりのタイトなワインディングで何度かタイミングが合わなくなってしまう。端的には腕が悪いと言う事なのだろうが。
まあ、目を三角にして走る歳でもないし・・・・自分に言い訳する。

無論、調子に乗っているとコースライン上にいきなり穴があったりするから注意が必要だ。
安全第一だ。いつもより一段高めのギアを使って低回転で余裕一杯のライディングに徹しよう。
ほぼ3速キープの領域で走る。

ダム工事関係かダンプの対向車がまれにあるのだが、道が狭いのでダンプは道幅全部を使って曲がってくる。
こうなると壁だ。
一度、ブラインドのコーナーにアウトラインで飛び込もうとした瞬間、ダンプが壁になって現れた。
!!!!!
ひえーっ、恐ーっ。
何とか減速し避けて、次のコーナーのラインに・・・!!!!又壁だ!二台続いていたのか・・・・危なー。
カーブミラーも無いコーナーだった。調子乗ってスピード出してたら避けられなかったな・・・・・
ちょっとペースを落とそう。
知らず知らずペースが上がっていたようだ。

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139号から505号に入るつもりで511に入ってしまった。
迷ったあげく行き止まり。道の脇に咲いていた向日葵が綺麗で思わずカメラを向けた。

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向日葵と蝉時雨、思いっきり夏を感じながら139号に戻った。
505号から猿橋に向かい、猿橋を観る。

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日本三大奇橋だそうだ。
木造で、釘は使用しておらず、木を組んで作られたという。

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確かに面白い造形だ。

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橋の下を覗く、ちょっと恐いな。下に岩があるから飛び込めないな。
この手の橋で下に渓流があると飛び込めるかを考えてしまう。
(郡上八幡の橋の影響なのだけど)

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結構深そうだ。

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反対側、何だろう?そばに行ってみよう。

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なんと、水路。聞けば発電所間の水のやりとり用の水路らしい。
でも造りがぎこちない。
さらに確認すると、この橋には上半分もあって、国鉄時代は線路だったらしい。
線路部分のみを撤去したため造りがぎこちない感じになっているようだ。

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お昼ご飯も食べず、31アイスでエネルギーを補給して何とか4時前に到着。
(今日は31日、この日はレギュラーのダブルがお約束)

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3時37分。ただいまー、あれ?携帯にメールが来ていた。奥さんからだ、なんだろう。
”こっちの予定が変わったから、4時までに戻らなくていいから”
えー、もっと遊びたかったのに・・・・・・がんばって帰ってきたのに・・・・・・。
水分は1L飲んだがやっぱり脱水気味だ。帰り道でもスイカが食べたくてしょうがなかった。
時間も空いたし、スイカでも買ってこよう。近所の八百屋に行く。

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スイカが1100円だった。妙に大きなバナナの房がある。200円と書いてある。思わず買ってしまった。
バナナは冷凍にして楽しもう。







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力強い二八蕎麦 つくばの蕎麦5 手打ち蕎麦 梁 [茨城の蕎麦]

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今日の出張はつくば市、北部工業団地の客先へ向かう途中にある梁で蕎麦を楽しむ’事にした。
ここは蕎麦打ち名人位の店であるそうだ。
つくば中央インターを出てサイエンス大通りを北上、大境を左折してしばらく進み県道45号の旧道を北方向に入る。
細い旧道を走り、不安になりかけたところで目印のドラッグストアとスーパーを発見。ここから枝分かれしている細い道側にこの店はあった。注意していないと気付かす通り過ぎてしまいそうだ。

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暖簾はシンプルに”手打そば”

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店内はカウンターが窓際にあり、座卓はカウンターの反対側にある。外観で想像するより内部は広い。

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水が出される。おかわりはセルフ、アルカリイオン水のサーバーだった。

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品書きを確認する。蕎麦は二八、自家石臼挽きとある。
もり730円、大盛りで200円増しと良心的な価格設定。
ランチメニューもあった。1000円均一で、海老天セイロやミニ丼セットと並んで二段セイロの文字が。
聞けば、セイロがダブルになるとのこと。普通盛りセイロが170gだそうで、二段で340g。
これにしよう。

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運ばれてきた蕎麦はセイロが二段、並べてみると結構な量である。 

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蕎麦はやや太めで、蕎麦はやや粗挽きのようだ。

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蕎麦のみを手繰ってみる。啜った瞬間から蕎麦の香りが立つ。咀嚼すれば合わせた奥歯から甘味が滲み出る。
二八でここまで香りと甘味が立つ蕎麦は珍しい、太めのしっかりした蕎麦だからだろうか。
ただ、その分喉越しは悪く、二八の美点である喉越しは期待できない。
しかし、コシ、噛みごたえはしっかりとしており、食べた満足感は得られる。

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薬味は大量の葱と大盛りの山葵。いくらなんでも一寸多すぎ。
山葵は辛味が強く、香りは弱めだ。
汁の味を確認しよう。嬉しい事に辛口だ。さっぱりとして甘味が残らない。
ただシャープさ、キレは感じない辛口で、汁がやや濃いのだろうか。
蕎麦と汁を合わせる。辛口の汁と太めの蕎麦の相性はいい。
蕎麦の香りの後に汁の旨味、そして蕎麦の甘味へと途切れる事無く続いている。美味しい。
汁の量も多く、二段セイロでも十分足りた。

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蕎麦湯はサッパリとして口直しにいい。


手打ち蕎麦 梁
茨城県つくば市高野387
☎029-848-2323
11:30〜15:00
17:30〜20:00
水曜、第三木曜定休




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真夏に自然氷を味わう贅沢 長瀞 阿佐美冷蔵金崎本店 [甘味]

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今日の出張は秩父、関越道花園ICを降り、R140を走る。しかし今日の楽しみは蕎麦ではない、かき氷なのだ。
長瀞に自然氷のかき氷を食べられるところがある。阿佐美冷蔵だ。
R140を走ると、上長瀞駅の先にある。
蕎麦屋の手前の細い砂利道が入り口だが車は入れない。駐車場は身障者優先で健常者は近所の有料パーキングを利用する。蕎麦屋やガソリンスタンドの敷地が一回500円で駐車できる。
客先に入るのは午後一だから昼ご飯のタイミングでかき氷を楽しもうと考えた。
かき氷だから時間はかからないだろう、その後で手早いFFランチをすればいいから・・・・・・。
だが、この考えは甘かったのだ。

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平日にかかわらず、すでに長い行列だ。
これじゃあ昼ご飯を食べる時間は無いな。だが、かき氷を諦めてしまっては駐車場代がもったいない。
しかたがない、今日の昼ご飯はかき氷だ。
並んでいると品書きが回ってくる。

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品書きを見る。結構変わったシロップだ。

まるごとみかん
こだわり白桃
そのまんまメロン
懐かしい昔のキャラメル
大人のアールグレイ氷紅茶
(各600円)

黒落花生ミルク
煎茶あずき
やみつき氷甘酒
(各700円)

乙女の苺ミルク
ピーチ姫のみるくヨーグルト
メロン王子のみるくリッチ
天使のみるくココア
白桃白あんのかき氷
ほうじ茶&白あん
抹茶豆乳あずき
(各800円)

蔵元秘伝蜜(1000円)

とある。何だ?秘伝蜜とは?随分思わせぶりな一品だ。
しかも”平安貴族の氷菓子再現”などとそそらせる一言も。
どんなものだろう?聞いてみると和三盆を煮詰めて蜜を作り、白餡を添えたものだという。
白餡か、普通の小豆餡が好きなんだが・・・・聞いてみると好みに合わせてくれるという。
ならば蔵元秘伝蜜、小豆餡添えに決定。

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蔵元秘伝蜜の案内板

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中庭にテーブルがありそこで食す。

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裏側の庭にも席がある。

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室内席。
天気もよく、蝉も元気に鳴いている。庭のテーブルで健全に汗を流しながら冷たいかき氷を味わおう。

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かき氷が運ばれてきた。実に涼しげだ。

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シロップはまだかかっていない。ミニ急須に入ったシロップを自分でかけながら食べるのだ。
当然小豆餡も別添え。
エベレスト状態のかき氷では小豆餡は乗らない。少し食べ進めてから乗せるしかない。

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少量シロップをかけてみる。淡い褐色をしている。糖の良い香りがする。

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まずは氷のみで食べてみた。普通に氷だった。
当然冷たいので水の味も判り辛い。
シロップがかかった部分を食べてみる。
ほのかな香ばしさが口に広がり優しい甘さが舌の上を通り過ぎる。
上品な甘さでクドさがない。
氷と混ぜ、シロップの濃さを調整しながら食べ進む。
何故か不思議と頭が痛くならない。
冷たさも甘さも体に自然に染み込んでゆくようだ。

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半分程食べたところで中央に窪みを作り小豆餡を投入。

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小豆餡をシロップ、氷とまぜ食べる。小豆餡の旨味と香りが一杯になる。
成る程、小豆餡だとちょと強かったかな。デフォルトの白餡の方が和三盆の蜜とのバランスがいいかもしれない。
個人的には小豆餡は好物なので問題ないが。

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ごちそうさまでした。おいしゅうございました。
でもかき氷に1000円、これで美味しくなかったら嘘だ。
駐車場代含めて1500円。なんともセレブなかき氷を昼ご飯にした。

埼玉県秩父郡皆野町大字金崎27-1
☎0494-62-1119
10:00〜17:00頃まで

かき氷で一杯になった(?)あとは客先にはいり仕事をする。が、しょせんは水、腹が鳴る。
今日の機械は良い子で聞き分けが良い。さくっとコンプリートさせる。
客先での仕事が終わりオフィスに戻る途中、我慢出来なくなりエネルギー補給をすることにした。
31アイスで雪ダルマやってたな、いや、アイスといえば嵐山パーキングに気になる一品が。
たくやさんのブロブで知ったブラックソフト。真っ黒なソフトクリーム。エスプレッソ味だという。
良い機会だ試そう。嵐山パーキングに急ぐ。

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いや、黒い。普通コーヒー味のアイスといえば31アイスにもあるように褐色である。
しかしこれは黒い。
まるで軟弱な輩を排除するが如く、手強い外観だ。

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食べてみよう。んーっ、これは・・・・・苦い。
確かにソフトクリームの食感だが、クリーミーさも甘さも感じない。
コーヒーの香りと苦さが攻めてくる。
これはなんとも形容し難い感覚だ。
バニラとブラックとのミックスもあったが、ミックスがベストチョイスではないだろうか?
ブラックだけだと苦いだけで、ここにクリーミーさと甘さが加われば美味しいだろうなと思えたから。

結局、今日の昼ご飯は蔵元秘伝蜜のかき氷とブラックソフトクリームとなった。
そういえば夕飯の後は寝かしておいたガトーショコラがあったんだ!
甘味を目一杯楽しめる日は嬉しい。




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奥さんの太っ腹に甘えよう  うなぎ大黒屋の特上鰻重 [日常のなかで]

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今日は珍しくオフィスで仕事。仕事中に奥さんからメールが来た。
”今日は土用の丑の日らしいねー、すき家の鰻食べにいくかな?”
何だ?いきなり。丑の日はともかく、何で《すき家》なんだ?
でもこれは鰻を食べに行こうという誘いだな。いいだろう、でもファーストフードの鰻はゴメンだ。
”中国産ではなく、ちゃんとした鰻屋で国産鰻を食べたい。近所の大黒屋とか、鶴見の荒井とか”と返信。
すると、”帰りは何時?今日行く?”とのメール。すっかりその気らしい。でも、奢りなのか?それとも奢らせようとしているのか?
”奢ってくれるのか!ならば定時に帰る。鰻、ごちになります!”と返信し、奢りだよねと確認してみた。
その後レスポンスがない。奢りで間違いないのか?半信半疑のまま仕事を続け、定時で退社した。
一旦家に戻り、鰻屋にでかける。奥さんの奢りで間違いは無いらしい。一体何があったのだ?ねだってないのに奢ってくれるなんて珍しい。まして、鰻なんて安くないのだ、いったいどういう風の吹き回しだろう。何か裏が・・・・・。
こんなこと、雨が降るかも、いや、嵐かな。

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7時近いというのにまだ熱風のような空気のなか歩く。大粒の汗が背中を流れる頃に大黒屋に到着。

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さすがに丑の日、混んでいる。炭火で焼かれる鰻の香ばしい香りがたまらなく食欲を刺激する。
品書きを見る。今日は丑の日、混雑のため通常とは異なる限定メニューだ。
上の娘はうな重(2415円)を頼む、下の娘は上と同じうな重が頼みたいが、量が多いかなと悩んでいる、結局、奥さんが鰻丼(1890円)を頼み、食べきれなかったうな重の面倒を見る事になったようだ。
自分はさっきから一点を見つめている。うな重特上(3675円)だ。ダメ元でおねだり攻撃を仕掛けてみる。
意外にもあっさりオッケー。何っ?一体何があったの?
ここの鰻はサッパリしていて、タレの味付けも薄味だ。だから鰻がシングルの鰻重より、上下二段重ねの特上の方がバランスが良い。シングルだと鰻ばかりを食べ進んでしまい、ご飯が残ってしまう。特上だと鰻のフィニッシュとご飯のフィニッシュがほぼ同時なのだ。

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まず、漬け物と吸い物(肝吸)が到着。

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そして待ちかねた鰻重が運ばれて・・・・

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ふたを外すと和紙が。

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和紙をめくればふっくらと焼き上がった鰻が現れる。蓋を取った外観は鰻重も鰻重特上も違いは無い。ただ重箱の色が違うのみ。

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焦げは無く、タレの色も濃すぎず、上品な感じだ。
いただきまーす。鰻の身は柔らかく、タレも薄味で鰻自身の味が良く判る。
口に入れる。ふっくらと柔らな鰻が舌の上で溶ける。鰻も川魚の香りがするんだ・・・・。
タレの甘さ辛さのバランスもいい。焦げが無いから苦み雑味はない。

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鰻丼、若干鰻が小振りのようだ。

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食べ進むと特上は二段重ね鰻が出現。タレが染みたご飯、美味しいが、何分薄味のタレ、タレご飯として食べるには物足りない。やはり、鰻と重ねて口に運ぶのが一番美味しい。
直焼き鰻が主流の岐阜から横浜に来た当初は蒸した鰻の淡い味に物足りなさを感じたが、最近では逆に直焼きの鰻だと脂が多すぎると感じる。そして直焼き故の多めの焦げによる苦み、多い脂にバランスを取るための濃いめの甘いタレがクドく感じるようになってしまった。(タレご飯としてはこのほうが絶対美味しいが)
しかしその一方で、直焼きのパリっとした香ばしい皮と噛むとジュワーと染みだす脂も捨て難い。たとえクドく感じるようになったとしても・・・・・・。

美味い、久しぶりの鰻に舌鼓を打ちながら完食。奥さんの奢りだから尚更美味い。
ごちそうさまでした。

店の外に出ると・・・・・夕立、凄い雷雨だ。



横浜市港北区大豆戸町664-1
☎045-534-1070


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夏バテの体にエネルギー補給 ガトーショコラを作る [甘味]

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先週が解放日だったので今週はおとなしく家の用事をして過ごす。
粘り着くような熱気でやられたのか夏バテで体が怠い。
アイスコーヒーにアイスティ、かき氷を作って食べまくるからバテて当然だ。
こんな時はエネルギーの補給が必要だ。しかし食欲は無い。
なれば、ドッシリと重いチョコレートを使ったケーキを作ろう。
食欲は無くても甘味は問題ないのだ。たとえそれがバターたっぷりのコッテリチョコレートケーキであっても。
どっしりとしたガトーショコラを作る事にした。娘を招集する。

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材料を集めよう。
チョコレート125g、薄力粉35g、バター125g、グラニュー糖50g×2(メレンゲ用とバター用)
卵黄3個分、卵白3個分、コーヒーリキュールを用意した。

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まず、50℃の湯煎でチョコレートを溶かす。
温度計で温度を管理して!温度が高いと香りが悪くなるし口当たりも悪くなるぞ!

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チョコを溶かしている間、バターとグラニュー糖を合わせてスリスリ・・・・・・。
まじめに仕事しろ!いくら暑いといってもダレすぎだ。
尤も、就寝時以外のエアコン使用禁止令が出ている状態では暑くてやってられないけど。
窓全開で扇風機フル稼働しても粘っこい熱風が流れて来るだけ。
光熱費節約もいいけど体が持たない・・・・

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チョコレートは溶けたかな?

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メレンゲを作ろう。卵白とグラニュー糖を合わせて・・・・・

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暑いから電動使おう。ホイッパー使ってたらへばりそうだ。

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メレンゲが完成したら

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チョコと合わせ、ヘラで軽くかき混ぜる。底からな、底からだぞ。

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振るっておいた薄力粉35gを振るい入れて

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ヘラで混ぜる。

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型に入れて、10cmほどの高さから落とす。2、3回ショックを与えて・・・・あんまり過激に落とすなよ。

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180℃に余熱しておいたオーブンに入れて、180℃で20分、170℃におとして25分焼いた。
冷めると真ん中が凹む。

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型から出して・・・・・破片をちょっとつまみ食い。んー、リキュールの感じがないな。
やっぱりラム酒だ。ラム酒を急遽用意。

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熱いうちにぺたぺたと・・・・・

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冷やそう、冷えたら化粧するから。粉糖を茶こしで振って雪みたいに。

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さあ、冷えたぞ、ん、何故フォーク持っているんだ?えっ模様を付けたいだと。
フォーックの上から粉糖を茶こしを使って振って・・・・

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成る程、模様だ。もっと沢山やれば良かったな。

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完成、これも2、3日寝かすと味が馴染んで美味しい。何故ならバターと砂糖がたっぷりだから。

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撮影用に1ピース切ってみる。
食べる時はこれにホイップを添えたいな。さあ、戻して寝かしておこう。
あっ、そういえば胡桃を混ぜ込もうと思っていたのに・・・・・すっかり忘れていた。暑さで頭もボケているようだ。
胡桃を混ぜ込むのは又今度だ。


夕食後、下の娘にせがまれて近所の盆踊りに出かけた。
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太鼓の音を聞くと夏を感じる

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提灯も夏を演出

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お菓子目当ての子供達がいっぱい。

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かき氷の屋台が繁盛。見失ったと思ったら並んでいた。ついでだ、一緒に並ぼう。

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やっぱり夏はこれ!でも夏バテのもと・・・・・・。



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そっかくの美味しい蕎麦が・・・雰囲気が場末すぎ つくばの蕎麦4 中臺 [茨城の蕎麦]

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つくば市に出張。今日は中臺(なかだい)に行ってみよう。ここは二八と十食限定だが十割蕎麦がある。
つくば中央ICを降りてサイエンス大通りを北上する。大境を左折してしばらく走ると見えてくる。

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石臼挽き自家製粉の大きな看板と、いかにも蕎麦屋といった店構えで見過ごすことは無い。
さっそく入る。夏だからか冷たい麦茶が出される。

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室内を見渡してみる。テーブル席と座卓席がある、しかし、なんとなくハズレの香りがする。
不味い店の定番のおみくじマシンが各テーブルの上に鎮座する。これだけで十分にテンションは下がる。
窓際には脈絡無く置かれた造花の数々、床の間には土産物で買った置物が統一性なく並んでいる。当然何の脈絡はなく、なんとなく買ってきたものを並べてみたという感じで、内装とかコーディネートとかの概念は皆無である。
最悪は壁に貼付けられたアイテムの数々。
まさに場末の食堂然とした雰囲気だ。野暮ったい。
テンションは下がったままだが、せっかく来たのだ十割蕎麦の大盛りを頼む。
二八が650円、十割が750円と良心的な価格設定だ。
大盛りは200円増し。

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蕎麦が運ばれてきた。いかにも蕎麦屋の蕎麦という感じだ。
表面は綺麗な肌をしている。細かく挽いた粉だろう。
太さは若干太めだが太すぎず啜るのに問題は無い。

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手繰る。香りがいい。咀嚼すれば奥歯で擂り潰された蕎麦から甘味が溢れる。
噛みごたえも腰があり、ムッチリとした食感が心地いい。

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薬味、山葵を舐める。ちょっと瑞々しさが足らないか。香りも少ない。
汁も舐めてみる。
辛口でダシの香りをよく感じる汁だ。
輪郭は甘く、シャープさは無く爽やかさとも無縁だ。だが甘味が残ることも無い。
全体的に重い感覚でやや濃いようだ。
蕎麦を汁に付ける。やや太めの十割蕎麦だが汁は負けていない。
汁は蕎麦の甘味を引き出し、香り、甘味が口の中に充満する。
ドッシリと重く強い汁と、やや太めのしっかりした蕎麦はキリッと締まった蕎麦と対極にあるが、これはこれで美味い。
美味しい蕎麦だ。しかし、気分は冴えない。
美味しさを満喫できないのだ。
素晴らしい内装、雰囲気が食べ物の味を増幅し、より美味しく感じさせる事は確かだ。
そして、その逆もある。
折角の美味しい蕎麦が、その味を半減させ、美味しさを満喫できない。
そう、内装だ。雰囲気が野暮すぎてそばの味を半減させてしまっている。
窓際に並んだ造花、ディズニーグッズ、床の間に置かれた全てと壁に貼付けられた趣味の作品を捨て去ってしまったら雰囲気は良くなり、蕎麦の味を増幅してくれるだろう。

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蕎麦湯は若干トロッとして香りも良かった。
通常は余韻を楽しむのだが、この日は完食と同時に引き上げた。
とても耐えられなかったから。
蕎麦は美味しかっただけに残念だ。
また蕎麦の量も多めで、大盛りでなくても良さそうだ。


中臺
茨城県つくば市島名133-7
☎029-847-3690

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エスケープして青梅の紅梅苑に行く [バイクと車]

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マンションの横にあった住宅展示場は解体工事の真っ最中だ。重機が地面を掘り起こしてアスファルトや配管の撤去作業をおこなっている。そんなある日、業者から連絡がはいった。
何でも重機が土地境界表示を吹っ飛ばしてしまったらしい。つまり、土地の境界が判らなくなったのだ。
この土地境界はマンションの敷地、工事中の土地、横浜市の土地の境界で、三者立ち会いのもと、測量して新たに境界表示を取り付けるという。
つまり、急遽休みを取らなければならない、しかし、自分の意思や都合で休暇を取得するのではなく、業者のミスによって仕事を休まなくてはならないのだ。しかも業者といっても隣の土地の工事業者だ。釈然としない。年休を無駄に消費した気分だ。休業補償ぐらい出してもらいたいものだ。
しかも時間がどのくらい必要か判らない、半休だと不安だ、一日休暇をとった。

今日の朝九時から実況見分と測量を行なった。
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この頭が赤いブロックがそう。十字に切り込みがあり、中央部が土地の境界

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これが吹っ飛ばされて無くなった境界表示。穴だけが残った。

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測量屋さんも炎天下で大変だ。

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境界点を探す。


測量器の具合が悪く何度も測り直したが一時間半ぐらいで終了。
10時半、今から仕事にいけば半日仕事ができるな。
半日だけだし・・・・バイクで行くか。
リュックタイプの鞄に仕事用PCを入れてバイクにまたがる。
環状2号をオフィスに向かって走る。
仕事用PCや土地境界表示を撮影したカメラを積んだ鞄は重く、型にベルトが食い込む。
環状2号を気持ちよく走り、藤塚交差点にきた。オフィスにゆくにはここを左折する。
ウインカーを出し、ブレーキレバーを軽く引く、車体は緩いノーズダイブとともに減速Gがかかる。
腰は左に入っている、あとはブレーキレバーをリリースすれば左折してゆく。
ポイントが接近した、だが、右手中指と人差し指がリリースを躊躇う。
待て、どうせ一日休みとったんだろ?声がする。
しかし、書類も溜まっている、半日でもあればスケジュールが楽になる、と別の声。
いや、何とかなるさ、こんなチャンスはまたとないぞ!違うか?次の解放日が何時になるか判らないではないか!
その通りだ、今週は”チャーンス!”が多いな。こういう時は流れに従おう!
決まった、エスケープだ。
腰を中央に直し、ブレーキをリリースするのと同時に左足はギアを踏み込み右手はスロットルを大きく開ける。
ZZRのラムエアダクトからの吸入音が大きく変化し、タコメーターの針は跳ね上がる。
車体は軽く震えエキゾーストからのサウンドはバリトンからメゾソプラノへ変化する。
交差点をまっすぐ突っ切り、16号BPへの進入コースをたどる。

どこへ行くかは直感的に決まっていた。青梅&奥多摩だ。
何故か?それは今朝、業者を待つ間にブログを見ていたがそこに興味深い記事があったのだ。
それはstandardgogoさんの記事なのだが、そのなかで青梅の甘味屋さんの紹介記事があった。
この店の葛切りが美味しいらしい。ご夫妻で行かれて3人前注文するがstandardgogoさん自身はめったに食べないそうだ。つまり奥方様が3人前を平らげる、という記事だった。
気になる。美味しくておかわり、つまり二人前は普通だが、デフォルトで3人前を食べるのは珍しい。
余程美味しいのだ、きっと。
店のHPも紹介されていたのでHPから場所は確認しておいた。行けば何とかなるだろう。

16号、11時も近いと渋滞が醜い、今日もスリ抜け競技大会と化する。
八王子BPにくると無料化実験中の看板。ああ、無料になったんだ。と、妙な感心をする。
あの距離であの値段はあこぎだったな、と思う。
八王子を突っ切り、青梅街道に進路をとる。
青梅駅周辺まできた。何処だったっけ?記憶を頼りにさまよう。良く判らない。炎天下で迷子状態となってしまった。
彷徨いながら美味しそうな蕎麦屋をいくつも見つけた。
入りたくなるのを我慢する。満腹になったら梅の葛きりの香りや味が感じにくくなってしまうから。
それに今日の目的は蕎麦ではない。あくまで葛きりなのだ。
探し続けて走り回る、脱水症になりそうだ。涼しく休むところを求めて見かけた茶屋に逃げ込む。

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茶房ギャラリー 木の花

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古民家の建物に誘われ、涼を求めて逃げ込む

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本物の古民家。明かりは外の光がメインで薄暗い。
障子からの乳白色の光が心地いい。
BGMが聞こえるか聞こえないか位の小音量で嬉しい。
頼んだアイスティーは一気に飲んでしまった。水を何度もいただく。
実に落ち着ける空間で、このまま何時間でもいたくなる程だ。
こういう空間だと何故か正座になってしまう。凛とした何かがあるのだろう。
PCを起動しもう一度場所を確認する。よし、出発だ。
帰り際、店の方がペットボトルに氷水を入れて持たせてくれた。
その心遣いが実に嬉しかった。
場所を再確認して紅梅苑に到着。

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結構大きな店だ。

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駐車場も広い。

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甘味のメニュー。この青梅葛きりだな。

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店は、入り口中央が売店で左右に甘味処がある。左側が人気のようだ。
右側が空いていたので右側に陣取る。

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これですね。

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梅の甘露煮の存在感が凄い。

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半透明な葛きりが涼しさを呼ぶ・・・

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葛きりを汁に入れて、頬張る。爽やかな梅の香りが体を突き抜ける。
夏バテた体に染み込むようだ。これは美味い。
葛の食感もよく、梅の香りが高い。甘さもあるがくどくない。ちょっとコッテリした梅酒の甘さだ。
これは3人前いきますねー。

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白玉もいただこう。つるんとした食感が嬉しい。
梅の甘露煮も円やかな甘さが美味しい。
しかしこの青梅葛きり、ウチの奥さんがハマりそうな味だ。絶対に気に入ると確信が持てる程だ。
一人で食べるのも気が引ける、土産で買うか。
売店のウインドウを見てみるが葛きりは無かった。
他の菓子はバイクでの持ち運びは心配だ。それに葛きりなら気に入ってくれるとの確信はあるが、他の菓子では左程感動しないだろうし。残念だが土産は無しだ。
奥さんゴメン、買って帰れない。せめて俺が君の分まで味わってくるから!
すいません!同じのもう一つ!
今日の昼ご飯は青梅葛きりを2杯、奥さんの分までしっかり味わった。
さあ、体に喝も入り喉の乾きも収まった、奥多摩湖へ行こう。
411号を走る。奥多摩に入れば山の香りが一杯だ。
蝉もカナカナと涼しげに鳴く。

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かなり登ってきた。ヒンヤリした山の空気を楽しみながら走る。

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本当はもっと走りたかったが時間がない。
出発時間が遅かったから仕方がない。
これ以上遅くなると夕方の渋滞に巻き込まれてしまう、帰ろう。
帰りは411号で八王子まで出る。それから16号。
16号はやっぱり渋滞。





アイコン変えました。
standardgogoさんにイラストを描いていただきました。
素敵なイラスト、有り難うございました。


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コーヒーゼリー入りムースのつもりがドロリッチ [甘味]

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奥さんは外出、下の娘は友達とプール、上の娘は友達のところに遊びにいった。暑い、今日も朝から暑い。
自分一人暑さにバテている。
夏バテ気味の体は喉越しが良い冷たいものを欲しがっている。
コーヒーゼリーが食べたい。コンビニで良く見かけるコーヒームースの中にコーヒーゼリーのクラッシュが入っているものが良さそうだ。

まずゼリーを作る。
今回はゼラチンではなく、アガーで作ろう。

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ネスカフェを12g、砂糖を大4、アガーを25g用意した。
それと奥さんがスタバで買ってきたコーヒーリキュール。
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鍋で煮とかす。溶けたらリキュールを30ml入れて、型に流し込んで冷やす。

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次は仕上げ。
ムースを作る。ムースはどのタイプにするか、卵黄を泡立てて使うレシピ?それとも卵白を泡立てるレシピ?
いや、卵の在庫が少ない。卵無しでムースを作ろう。
生クリームを泡立てて、それにアガーを混ぜれば何とかなるだろうし。
ならなかったらムース&ゼリーではなくババロア&ゼリーになるだけだろう。

固まったコーヒーゼリー、生クリーム200ml、グラニュー糖20g、ネスカフェを大1、牛乳200ml、アガーを25g用意した。

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コーヒーゼリーを適当な大きさにカットして器に投入。

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砂糖とアガーを良く混ぜ、暖めた牛乳に投入、煮とかす。
ネスカフェを入れて、アガー入りコーヒー牛乳の完成。

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生クリームにグラニュー糖20gを入れて泡立てる。
泡立った生クリームとアガー入りコーヒー牛乳を合わせて・・・泡を潰さないようにざっくり混ぜる。

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コーヒーゼリーの入った器に流し入れて完成。
後は冷やせば美味しいムース&ゼリーが完成する・・・・・はず。

冷やしている間、日本丸を見に行った。
今日はいつも畳んでいる帆を広げる、総帆展帆の日だ。
やはり帆船は帆を広げた姿が美しい。
東横線でみなとみらいへ行く。
みなとみらいから行くと、日本丸の後ろ側からアクセスすることになる。
前方に日本丸の後ろ姿が現れる・・・

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帆を張った日本丸の後ろ姿。美しい。

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前から眺める。


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この大きな帆に風を受けて進む姿を見てみたいものだ。

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帆が張り終わり甲板上に並び合図で一斉に帽子を降るスタッフ。


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白い帆と船体が眩しい。
青い空の下、白い帆船が風を受け進む姿を想像する。

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帆を張り美しく装った日本丸。
しかし、ドックから出ることは無く、帆を張っても進む為のものではない。
何時もは何とも思わない係留のための鎖が痛々しく思える。
籠の鳥を思う。

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青い空に白い帆が映える

もう昼ご飯の時間だ、戻ろう。


食後のデザートに楽しみにしていたコーヒーゼリー
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さあ、食べよう。
ん?ムースが思うように固まっていない。ちょっと緩い感じだ。
ゼリーは上手く固まっているがムースは何故緩い?、乳脂肪が多い分アガーの量も増やすべきだったのか?
スプーンで食べるよりも極太ストローで吸った方が美味しそうな出来栄になってしまった。
アガーの量が適切でなかったようだ。
こうなるとリカバリーは不可能だ。いっそドロリッチのように食べよう。
緩いムースとゼリーを極太ストローで崩しながら吸い込む。
確かに喉越しは良かったけど・・・・・ちょっと納得いかない。
今度作り直しだ。




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風力発電の風車を見に行こう  波崎ウインドファーム  [バイクと車]

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梅雨も開けた、行きたかった場所がある。波崎ウインドファーム。
風力発電の風車が海岸沿いにずらっと並んでいる場所で、関東最大規模という。

数年前、勤めている会社の研修でUS (CA)のLiverMoreなる場所に2ヶ月滞在した。
ホテルと研修施設を580号線を使って往復するのだが、帰り際山の上に不思議なものが回転しているのを見つけた。
何だろう?
休日に見に行くと広大な風力発電所だった。その圧倒的な迫力に感激し、以来、研修に行く度に見に行った。
思わず撮影して来たのが・・・

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牧場の丘の頂上の尾根に沿って並ぶ。

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研究施設の一番中央はいろいろな種類の風車が回る。
思いっきりアメリカンな乗り味のレンタカー。

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行けども行けども風車だらけだ。

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珍しく列車が来た。

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牧場の上側は風車が何処までも並ぶ、風車の唸り音にも牛は動じない。

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国道580沿いも風車だらけ。

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唸りをあげて回り続ける風車。
ここまであると唸りも凄い。

最近、何故か風力発電の風車を見たくなった。リバモアほどとは言わないが、それなりに並んでいる風車が見たかった。
福島の布引高原に規模の大きな発電所があるらしい。が、ちょっと遠いか。
もっと近いところ、下道をまったりと走りながら行けるところ・・・探せばあるものだ。波崎ウインドファームにかなりの風車があるらしい。
場所は千葉と茨城の間、茨城の波崎だけでなく銚子にもあるという。
まったりと一っ走りするタイミングを計っていたところ、この3連休、家族それぞれ別の予定を組んだらしい。
お父さんチャーンス、これはお父さんの解放日だ!早速地図を広げる。

環状2から国1、靖国通りから14号で59号で・・・・・大まかな位置と距離を頭に入れる。
何せナビが無い。ナビ無しで初めての道を走る以上、頭に叩き込んでおかないと。
7時に出発!
エンジンがかからないな、ちょっとチョークを引き気味にしてみるか。
チョークレバーをちょっと触ると・・・????折れた。
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あれっ?何でこんなところが折れるんだ???
まあ、カワサキだから・・・・・カワサキオーナーお約束のセリフをつぶやきながらクランキングする。
出発!さすがに夏本番だ。朝7時といっても陽射しが強く、日陰は濃い陰影となってアスファルトに染み込んでいる。
日向と木陰が交互に現れる。日向から日陰にはいる。目の絞りの動作が追いつかない一瞬ブラックアウトを起こす。
そして日向、今度は絞りが解放のままか、サチレーションだ一瞬ホワイトアウト。
確実に目の機能が衰えている。もう若くないか・・・・。
都内を抜け、千葉に入る。不安になるほど細い、しかも標識もない。
記憶している地図と時計、太陽の位置が頼りだ。
茨城県にはいる。平で目印がつかみ辛い。方向を間違ったらしい。一旦道の駅を探そう。
道の駅”いたこ”で地図を確認する。一枚地図をもらい、それに従って波崎を目指す。
風車が見えた!


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一連で並んでいる


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側で見ると随分大きい。

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海水浴場にも風車が。

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風車の下は良い釣り場。

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スバルも作ってたんだ・・・

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遠くにも並んでいる

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海沿いの道を走る。風車が並んでいる。

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さあ、戻ろう、お腹もすいた。波崎のウインドファームを後にする。

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千葉県に入る。銚子の山の上に風車が並んでいる。
見に行こう!坂をのぼり丘の上にでる。農道沿いは風車だらけだ。
海沿いの風車も良いが、山の上の畑の中の風車もカッコいい。

風力発電も良いことばかりでなく、ブレードが回転する時に発生する唸り音、低周波音の公害が問題視されている。
USは周辺に宅地はなかったが、日本では風車の周辺に住宅がある。
特に銚子は距離が近く感じた。
風車との距離にもよるのだろうが、影響がどのレベルか心配になってくる。
空気を汚さない公害とは無縁と思った風力発電だったが、風力発電にも問題があるのだ。


*********おまけ*************

きょうは、私の愛車達をご覧に入れましょう。
曜日代わりで車を乗り換えているのです。(^^)/


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迷い込んだ道の駅”いたこ”で展示されていた車達。
ちょっとー、これ、懐かしすぎ!写真撮っていると子供の頃に戻ったような気分。
特に”ミウラ”憧れていたなー。
エアインテークの形状が好きで。

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あー、撫でたい。

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国産で唯一の撫でたくなる曲線美。








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総菜で満腹 川崎麻生の蕎麦 櫻屋 [神奈川の蕎麦]

今日の客先は近場の川崎、黒川近辺だ。
この周辺で気になる蕎麦屋がある。櫻屋。
総菜が食べ放題なのだ。さっそく行ってみた。

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藁葺きの屋根が雰囲気を盛り上げる。入り口を抜けると中庭で、その奥が店である。
すでに満席に近い。最後の空席をゲットした。

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各テーブルの上には総菜の小鉢が並んでいる。テーブルだけに乗り切らないのかカウンターの上にも並ぶ。
ざるそば1000円を注文した。
天ざる蕎麦1800円にも心動かされたが隣のテーブルに運ばれた天ざるを見て断念した。
天婦羅が山盛りだ。とても完食できそうもなかった。
(蕎麦以外にも饂飩、焼き魚などの定食がある。)

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さていただこう。小鉢に入っている総菜を置いてある菜箸を使い自分の小皿に乗せる。
カボチャの煮付け、ほっとする味だ。店の味というより家で食べる味。
牛蒡、牛肉、蒟蒻を煮たもの。里芋の煮付け、茄子と人参の煮浸し。
ご飯が欲しくなる。

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胡瓜の漬け物、タマネギのかき揚げ天婦羅、ピーマンの煮たもの、鶏の甘辛煮。
ピーマンがまた美味い。

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もやしと胡瓜、メンマの煮たもの、昆布、コーンサラダ、
茄子や人参も素材自体が甘くて美味しい。 

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ほうれん草、胡瓜の酢の物、山菜とシラタキの・・・・・・もう何がなんだか覚えていない。
山菜の煮たの美味しかったな。

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えーい、面倒だ全体を撮影すれば・・・・・って全部入っていない。
しかし、これで注文したものが来たら何処に置けばいいのだろう?
蕎麦を待ちながら食べる。しかし何というか落ち着く味だ。家で食べるような味なのだ。
だから思わず小鉢から直箸をしてしまいそうになる。
これらの総菜は季節によって変わる。その時々に畑で採れた野菜がメインとなるのだろう。

蕎麦だ。そうか、蕎麦を食べに来たのだった。
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隙間を作って置く。
蕎麦を手繰るが最早味覚が鈍くなっている。総菜の食べすぎだ。
喉越しは良く、蕎麦の香りは感じられなかったが食感は悪くない。

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汁、普通に美味しい。特に特徴は無いのか、それとも味覚が鈍ったか?
総菜のかき揚げ天婦羅や牛蒡と牛肉の煮たもの、鶏肉等々脂(油)を使った総菜をたっぷり食べたせいか味覚が鈍くなっている。
 
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蕎麦の量は適量。今日はもりが少ないようにと祈ってしまった程総菜を食べ過ぎた。

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蕎麦は星も見え、透明感もあって綺麗な細打ちだ。
総菜と蕎麦を満喫して支払いのためレジへ向かう。レジは店の奥の方にある。
何とレジ脇では別の種類の総菜が大きな器にはいっていた。
まだあったのか・・・・・食べきれないな。
支払いを済ませ、帰ろうとすると”中庭にサービスのコーヒーなどがありますからどうぞ召し上がってください”との声。

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行ってみると・・・・・・・・中庭にちょっとしたテラス席が。

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ホットコーヒー、かき氷。注文してくださいって、店の人はいなかった。

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おっ、お汁粉だ。暖かいお汁粉、美味しそうに煮えている。
セルフで椀に盛り食べる。ん?満腹じゃなかったっけ?まあいいか。
甘味も適度で美味しい。
暑い夏の日のテラス席、汗をかきながら熱いお汁粉を3杯おかわりをする。
さすがに苦しい、動けない。
コーヒーを飲みながらお腹が落ち着くのを待った。

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この蕎麦屋、某サッカーチームのグランドの真ん前にある。

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ただ、車でしかいけないが、駐車場が問題だ。店から一寸離れている。しかも狭いうえに道路も細い。擦りそうだ。
しかも、いきなり崖なので落っこちないように。
そのせいか、店の前に路駐している人の方が多かった。



櫻屋

神奈川県川崎市麻生区片平1539
☎044-989-2776
10:30〜14:00
月曜定休



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自家栽培粉で打つ力強い蕎麦 御殿場の蕎麦2 手打そば処 小羽根山 [静岡の蕎麦]

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甲府、諏訪出張からの帰り道、御殿場界隈の蕎麦を楽しむことにした。
今日のターゲットは小羽根山
138号を走ると道脇に小さな看板がある。矢印に従い曲がり進む。
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大きな農家の前に再び看板。

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家の横に蕎麦屋としての入り口がある。

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室内はこじんまりとした板間で4卓ほどしかない。
蕎麦はセイロか田舎そばでどちらも二八である。
特筆は田舎そば、自家栽培の蕎麦を使用している。つまり御殿場蕎麦。
これは珍しい、田舎の大盛りを頼む。
せいろ、田舎ともに740円で、大盛りにすると950円になる。

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蕎麦茶を飲みながら蕎麦を待つ。エアコンは無く、窓が解放されている。
窓からの風が風鈴を鳴らす。
風鈴の透明な音が涼風を呼ぶ。

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蕎麦が運ばれて来た。しっかりとした太さの力強そうな蕎麦だ。
山葵は嬉しいことに自分で擂りおろす山葵だ。

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蕎麦を手繰ろう。太く力強い蕎麦を力を込めて啜る。
蕎麦の香りが力強く感じる。噛み締めると摺り合せる奥歯から香ばしい蕎麦の甘味が滲み出る。
噛みごたえもムッチリとして美味しい。
ただ、長さがマチマチだ。極端に短いものも多かった。

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山葵を擂りおろす。爽やかな香りが広がる。
箸の先に付け舐める。
窓からの涼風のような爽やかな風が鼻に抜ける。
薬味には辛味大根と葱もある。

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汁を試す。
口に僅かに含み味を確認する。
ちょっと不思議な感覚だ。ワンテンポ遅れて味がくるのだ。
舌の上に乗った汁はまるで何かに包まれているように味がストレートに来ない。
そのあと、ワンテンポ置いて味が盛り上がって来るのだ。
ダシの香りは十分にあり、辛口の汁は軽く爽やかさを伴っている。
包み込むような甘味が味をワンテンポ遅らせるのだろうか。
しかし甘味は強くなく、後口に残らない。

蕎麦を汁に付ける。
力強い蕎麦は汁に付けると更に甘味が増す。
喉越しよく啜ることはかなわない田舎そばだ。一箸一箸摘み手繰る。
しっかり噛み締めて味わう。
良く咀嚼しながら時間をかけて味わう大盛り田舎そば、十分な量だった。

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蕎麦湯はサッパリタイプだ。

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残った山葵、どうするか?擂りおろした分は蕎麦湯に溶いたが、残りの山葵をそのままにするのは勿体ない。
そのままカジってみる。
美味い!




静岡県御殿場市柴怒田375
☎0550-89-0764



******** おまけ ********

家に帰ったらダニングテーブルの上にクロスケが大量発生していた。
捕獲され袋に入っている。

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当初はもっと沢山並んでいたらしい。

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娘とその友人達にかなりの数が補食されてしまったとか。

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捕獲前のクロスケも僅かに残っていた。逃げたくて涙目になっている。


何を思ったのか奥さんはこの暑いのにチョココーティングパンを作った。
表面が乾かない、チョコが垂れるとパニック状態で、扇風機で風を送って乾燥していたらしい。
エアコンつけなよ・・・・・。





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締まった汁で喉越しの良い蕎麦を食す快感 諏訪の蕎麦4 富士見高原 手打蕎麦 眞 [信州の蕎麦]

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今週の出張先は甲府、諏訪のコースだ。信州の情報誌”くら”で見つけ気になっていた蕎麦屋””に行ってみることにした。山梨と長野の県境にあるこの店は八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、富士山を眺めることができるそうだ。
中央道、小淵沢を降り国道20号方面へ曲がる。中央線の下をくぐり、最初の信号をを右折する。
細い道を進む、県境を越えてしばらく往くと小さな看板があった。本当に小さな看板で見落としそうだ。
しかもこの看板には”手打蕎麦 眞  手前15mを左折”と書いてある。
普通曲がる前に看板出すだろう?って思いながらギアをリバースに入れる。
左折後しばらく走ると看板があった。

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高原の中の一軒家という感じの佇まいである。

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内装は木の温もりを感じさせる落ち着いた空間だ。
奥の窓から富士山が綺麗に見えるのだろう。しかし今日は雨、見ることはかなわない。

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蕎麦茶と胡瓜の漬け物が出される。胡瓜が大きい。高原野菜だろう。

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品書きを確認する。
もり800円、とろろ1000円、天もり1500円、それだけだ。暖かいのは品書きに無かった。
そして大盛りの設定もない。
追加の蕎麦は500円となる。
もりを注文する。

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蕎麦は極細で艶やかな透明感がある。
早速手繰ろう。
蕎麦を啜る。極細のためか香りの立ちが少ない。咀嚼するとほのかに甘味が顔を出す。
これはきっと汁に合わせると甘味が増すタイプだ。
さらに啜る、今度は一気に。いい喉越しだ。極細の蕎麦は喉の奥へ滑るように走ってゆく。

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薬味に山葵は無い。葱と辛味大根のみだ。
山葵の香りが強いと蕎麦の香りを殺してしまう、いっそ無い方が良いとの判断か。
この判断は支持できる。
汁の味を確認しよう。
舐める程に口に含む。おおっ、引き締まっている。凛としたシャープな輪郭の汁だ。思わず背筋が伸びる。
若干濃いかとも思うが、そのまま飲み続けられる位だ。濃過ぎるわけではない。
最近甘めの汁ばかりで凛とした汁に出逢っていなかったためか嬉しい。何度も味を確かめるように味わう。
甘味は残らず、ダシの香りと酸味が爽やかさを伴って喉に落ちてゆく。

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蕎麦と汁を合わせよう。
啜ると凛とした汁の香りとコクが広がり、噛み締めると蕎麦の香ばしい甘味が立ってくる。
喉越しもいい。
喉越しを楽しむか、じっくり噛み締めて甘味を楽しむか迷う。
半分は噛み締め、残りは一気に喉越しを楽しんだ。
喉越しの良い蕎麦をキリッと締まった汁で一気に手繰るのは快感だ。

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蕎麦湯の濃さは適度、濃すぎず薄すぎず。口の中をサッパリとリフレッシュするのに丁度いい。





長野県諏訪郡富士見町境生ノ沢1838-1
☎0266-64-2212
11;00〜14;30
水曜定休

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蓮と天候、朝が勝負だ。バイクでご近所散歩をする。 [日常のなかで]


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朝6時、空を仰ぐ。曇りだ。しかも雲が厚い、これは降るな。
午後から雨の予報のなか、午前中が勝負だ。時間的に近所しか行けない、どこに行こうか。
そうだ、蓮の花を撮りに行こう。蓮の花も朝方が勝負だ。(尤も出発は7時くらいになってしまうから蓮の花には遅いかも)
三渓園に行く事にした。
そそくさと準備を始め、寝ている家族を起こさないように昨晩の残り物のカレーを暖める。
朝カレーを頬張っていると・・・お父さん、何故一人で食べているの?起きて来た下の娘が言う。そうか、彼女は楽しみにしているアニメが朝早いので日曜日だけは早起きなのだ。
バイクで三渓園に行くんだと説明し、一緒に行くか?と問うと行くと言う。
じゃあ準備しろと伝えたが・・・・結局出かけられる状態になったのは7時半だった。

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タンデムだと荷物つめないから荷物持ちよろしく!リュックにカメラとレンズを詰め込む。
出発!綱島街道を南下し東神奈川を抜けて瑞穂埠頭からみなとみらいへ回り込む。
そこから山下公園をかすめて山下埠頭から産業道路にはいる。この道は三車線と広く、しかも休日は車が少なく気持ちがいい。
思わずスロットルを開けたくなる道なのだ。しかし、こういう道には罠が仕掛けられている。
休日、この道では公務員の方々が走行速度を計測してくれる。記録的な速度だと記念の色付き紙がもらえる。有償、かなりのプライスで。
車線規制の雰囲気があったら減速が必要だ。見通しがいい道だから先頭走っている分には大丈夫だが、オーバーテイクは注意が必要だ。

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到着した。
古くからある施設、観光地は大概二輪駐輪場がない。仕方が無いので駐車場に入れようとしたら、係員が飛んで来て案内してくれる。
しかしそこは歩道では?段差が大きく乗り上げるのが困難だ。・・・ではこちらへ。と再び案内されたのは
入園券の券売機前の路上。いいのか?こんなとこで。まあ、いいか。

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到着記念だ、一枚撮ってくれないか。娘に頼む。
大人500円、小学生200円を払って中に入る。

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正門すぐに蓮沼はある。

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さっそく撮影開始。蓮の花の上品さは美しい。


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静寂感

蓮の花は二日目が一番美しく、朝開花後昼には閉じてしまうそうという。
三日目の花はちょっと疲れた感じで、昼になっても花は閉じないそうだ。
そして四日目は花は散る。
何と短い花の命だろうか。
蓮の花に想いを馳せていると、足下でモゾモゾ・・・・んっ?

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亀と遊んでいる奴。
紙をヒラヒラさせると餌と勘違いした亀は近づいてくる。
しかし、食べられないと判ると帰ってゆく。

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一対何匹お住まいなのか・・・・・いっぱいいる。

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正面顔は意外と可愛い。
いや、亀にかまっている場合ではない。
午後から雨なのだ。
蓮にもどる。

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蓮を堪能した。
このまま園内を一周することにする。

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蝶も多くいたが、落ち着き無く動き回るのでなかなか撮影できない。

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一面に苔。雰囲気がいい。

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茶室や古民家もあり、これらの建築物は趣があった。
しかし、暑い。
かき氷でも食べたいなと思いながら歩いていると・・・・氷の文字。

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氷の文字に誘われて・・・暑い。

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やっぱりこれ。甘党には上下の小豆餡がうれしい。

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茶屋の前の池では鯉と鴨に餌があげられる。餌を買って鯉に餌をやる。

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餌を巡って激しく争う鯉。

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争う鯉の群れの後ろでは鴨が訴えるようにこちらを見つめる。
何度か参戦しようとしていたが、その度に鯉につつかれて退散していたのだ、
内気な鴨だ。

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鯉に餌をやっていたら、突然鯉の群れのなかから何かが飛び出した。亀だ!亀は餌をゲットして沈んでいった。

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再び餌をかざすと・・・・亀ジャンプ!
凄いぞ亀!ウサギと競争した亀のイメージは無いな。素早くて強い。

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怒った鯉と集まった亀の異種格闘技戦だ。亀は鯉に乗り上げ、鯉は亀に体当たりしている。
壮絶な餌を巡ったバトルだ。

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そんなバトル中の一群の後ろでどこまでも内気な鴨。
餌も無くなった、園内一周の続きだ。

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庭園を楽しもう。

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紫陽花も最終章。綺麗な花で残っているものは少ない。

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睡蓮も綺麗だ。

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さあ、帰ろう。12時だ。
往きの道筋を逆に辿って走る。
この時間だと道も混んでない、意外と早く家に着きそうだ。

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家に到着。バイクから降りると、ポツ、ポツ・・・・・雨だ。



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暑い日は蕎麦豆腐をデザートで [甘味]

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今日は・・・雨じゃないのか?数日前の予報では晴れではなかったはずだが。
雨だと信じてたから今日は下の娘と留守番となっていたのだ。
しかし、何と良い天気だろう。バイクに乗りたくなる天気だ。朝から家の前の道を行き交うバイクの音にウズウズしている。
まあ、この分なら明日もよい天気だろうから明日乗れば良いさ。
それに今日が賞味期限のアーモンドプードルがあるから処理しないと。
下の娘と何を作るか相談する。彼女は大好きなクッキーを焼きたいそうだ。いいだろう、クッキーね。
ではアーモンドプードルを入れて・・・・えっ?入れない?お気に入りのレシピでやるって。
しかたない、別々にクッキーを作ろう。

まずはアーモンドプードルを贅沢に使ったクッキー、どうせだから大好きな蕎麦入りにしてみよう。
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アーモンドプードル150g、グラニュー糖60g、無塩バター100g、薄力粉50g、蕎麦粉60gを用意した。

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バターを柔らかく煉ってクリーム状にしよう。

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グラニュー糖と塩ひとつまみ、バニラオイルを混ぜてよく煉って

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振っておいた、薄力粉、蕎麦粉、アーモンドプードルを振い入れて。

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さっくりと混ぜて・・・

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混ざったら棒状にしてラップに包んで冷蔵庫で一時間寝かせよう。

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寝かした後はスライスして160℃に予熱しておいたオーブンで160℃15分焼けば

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出来上がり、温度も低めだから色白だ。
アーモンドプードルたっぷりで卵使っていないから崩れやすいぞ、扱いには気をつけて!

次に下の娘お気に入りレシピで・・・
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無塩バター100g、グラニュー糖60g、卵(卵白1個分)、薄力粉200gを用意した。

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バターを煉って柔らかくして・・・

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グラニュー糖を加え

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良く混ぜよう

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薄力粉と卵白を入れ・・・えっ?振るわないのか?

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粘度遊び・・・だね

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よく煉って・・・

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半分に分けて片方にはココアパウダーを大2振りかける。よく煉って混ぜ込んだ。

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冷蔵庫で1時間寝かした後は型で抜く。

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180℃に予熱したオーブンで180℃18分焼けば出来上がり。

それにしても暑い。
ちょっと夏バテ気味だ。体がスッキリする物が飲みたいと言うと、
先日仕込んでおいた梅サワーが飲める頃では?と下の娘が言う。
そうだ!味見してみよう。
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良い色具合だ。

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炭酸水で割ってみる。おまい何を浮かべているんだ?これって・・・・昨年の梅酒に使った梅じゃないか。
まあ、いいアイデアか。飲んでみよう。
・・・・・・・・
まだちょっと早かったのか若干角があって円やかさが足らなかった。
もう一寸、あと2週間位で飲み頃だろう。

外から聞こえるバイクの音が気になる。
まあ、明日乗るのだし、今日は細々した事を事片付けておこう。
車を洗って、樹脂部にプレクサス。
そうだ、ヘルメットも磨いていこう。明日乗るのだから。
炎天下のベランダでヘルメットを磨く。

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使用前


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使用後

やっぱり輝くな。プレクサス凄いぞ!
洗車とベランダでの作業、あまりの暑さにクラクラしてきた。
こうも暑いと喉越しの良い甘味が食べたくなる。
そうだ、蕎麦豆腐を作ってみよう。
蕎麦屋で食べるだけじゃつまらない、作って楽しもう。
レシピを調べると、とある神戸の蕎麦屋さんが店で出している蕎麦豆腐のレシピを紹介していた。
蕎麦屋さんの蕎麦豆腐。甘味にも箸休めにもなる一品だ。
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本葛60g、片栗粉24g、蕎麦粉40g、水600mlを用意する。

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鍋に材料を全て入れて・・・

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良く溶かす。

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強火にかけ、かき混ぜてる。
暑いのを我慢しながら沸騰してくるまで焦げ付かないように手早くかき混ぜ続ける。
とろみが出てくる

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濡れ布巾の上に鍋をおき、滑らか艶やかになるまで煉る。

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器に入れて、粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やす。
一時間〜二時間程冷やせば完成。

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冷蔵庫で冷やしておいたら帰宅した奥さんに見つけられてしまった。
奥さんは葛餅やわらび餅が好物で食べようとうるさい。わかりました、今日のデザートです。黒蜜とあわせよう。

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下の娘が用意する。ネットリ、プルンとして切り辛い。

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きな粉を振りかけ、黒蜜をかけて食べよう。
ネットリとした食感と蕎麦の甘味が蕎麦好きには嬉しい。
黒蜜との相性もよく、美味しい。
残りはおかずとして山葵醤油で食べてみよう。
コーヒーもいれてクッキーも楽しむ。
アーモンドプードルたっぷりタイプは口の中でサクっと崩れ、崩れた瞬間の蕎麦の香りとアーモンドのコクが美味しい。
下の娘のレシピのクッキーは素朴な味わい。何でも彼女の好きな漫画の単行本にあったレシピだとか。

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この後は下の娘にせがまれて花火。
まだ梅雨なんだがなー。

さて、明日どこに行こうかと地図を眺める。
天気予報を確認してみよう。
so-netの天気予報を・・・・えっ????雨。雨だとーっ!曇りのち雨・・・目を疑う。
いや、夜中に雨が降るのかも、日中は降らないだろ?詳細は・・・・狼狽しながらさらに調べると、午後から降水確率は50%だ。
夕立?いや晴れのち雨ではない、曇りのち雨で、それ以降の日は雨が続いている。

今日乗っておきたかった・・・・

午前中だけがチャンスか。近所に散歩ツーリングしかできそうもない。








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截ち蕎麦を味わう 仙台の蕎麦2 百全 [宮城の蕎麦]

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引き続き仙台、仙台で截ち蕎麦を味わえる店があるという。それは百全、調べれば我が客先から3kmしか離れていない。これは行くしかない。

ナビだけが頼りだ、アウトレットモールを過ぎて住宅地に入る。しかし素敵な町並みだ。緑も多く、家々も大きい。ナビが到着を告げる。しかし蕎麦屋らしきものは無い。

とりあえず公園の駐車場に車を停めて徒歩で探す。

周辺を彷徨い探せば幟があった。しかし、普通の一軒家だが?とよく見れば玄関入り口に暖簾がある。暖簾の先は普通の一軒家の玄関ドアだ。あまりの違和感に少なくとも三秒ほど悩む。が、意を決してあける。途端、貼紙が見える。貼紙には・・・・オヤジ一人でやっていると書かれている。オヤジさんが出てきてこちらへと案内された先は・・・・・・・・

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普通の一軒家にある普通の部屋だった。先客も一組。しかし、落ち着かない。蕎麦屋ではなく親戚の家に来て昼ご飯を食べるみたいだ。部屋の奥にはサンスイのアンプとマランツのプレイヤーが。

截ち蕎麦、850円をオーダーする。截ち蕎麦とは南会津に伝わる蕎麦で切り方が特殊な蕎麦だ。ご主人に教えて頂いたが、截ち蕎麦とは粗挽き粉十割蕎麦で、延ばした後の蕎麦を切るときに菜切り包丁で蕎麦をたたまず、切ってゆく(裁ってゆく)蕎麦だ。この十割蕎麦は生地をたたむとたたんだ所から切れてしまうからだとか。生地をたたまず、あて木をせず、生地を重ねて左手を添えて右手の菜きり包丁で引いて裁つ、細く均一に裁つのはまさに職人芸だ。

ます湯飲みと小皿が目の前に置かれた。

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なんだ、水か・・・・いや、温かい。蕎麦湯だ。

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小皿はキノコと山葵。実はこれが薬味皿であったのだ。葱は蕎麦の香りの邪魔だということらしい。

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運ばれてきた蕎麦は・・・ちょっと少なめか。品書きにある截ち蕎麦の説明の欄を見直せば女性でも三盛は楽に食べられる量と書いてあった。三盛はどうかと思うが二盛はいけるだろう。一盛850円である。三盛だと2550円、昼御飯に食べる盛蕎麦としては非現実的な価格だ。二盛がいいとこだろう。

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蕎麦は粗挽き粉らしい表面をして、角もしっかりしている。若干の透明感と星が存在を主張している。啜る。粗挽きの十割故に細打ちでも啜るのに力が要る。咀嚼する。歯ごたえがいい。蕎麦は固くないが腰がある。咀嚼したときに奥歯の表面に感じる感触がムッチリと粘りを感じ心地いい。啜ったときの香りは左程感じない。粗挽きの蕎麦を食べるたびの感想だが、粗挽きの場合啜ったときの香りが感じづらい。

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山葵を舐めてリフレッシュする。香りがよく辛味は適度。汁を味わってみよう。ダシの香りが良く効いた汁だがコクは弱めか、味に厚みはなく薄め。若干の甘さを持つがあっさりとした汁だった。

蕎麦と汁を合わせて啜る。独特のコシを感じながら一気に手繰った。やっぱり量が少なかったのか一寸物足りない。

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蕎麦湯は適度な濃さで、さっぱりといただく。

 

裁ち蕎麦 百全

宮城県仙台市泉区寺岡5-1-29

℡022^377-2102


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甘すぎる汁にてこずる 仙台の蕎麦 手打ち蕎麦 竹音庵 [宮城の蕎麦]

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今週は東北エリアに出張中。週の前半は会津で後半は仙台で仕事だ。仙台に来ることはめったに無いから蕎麦は是非楽しみたい。とりあえず客先に近いところから攻めてゆこう。いろいろ調べてみた。

まずは客先に一番近い竹音庵、ここの蕎麦は外一だ。季節によっては寒ざらしもあるらしい。

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中は座敷のみだが、元からの座敷ではなくリフォームで座敷にしたような感じの内装で、ちょっとシックリこない。水が出される。やっぱり最初が水だと気分が出ない。

外一せいろ”をオーダーする。丁度1000円だ。

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ちょっと大き目の板に乗って運ばれてきた蕎麦は色も綺麗な細打ちだ。啜ると蕎麦の香ばしい香りが嬉しい。咀嚼して甘みも確認する。外一らしいしっかりした蕎麦だ。

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汁も味わう。舐める程に口に含む。甘い!どっしりと重く甘い汁だ。シャープさとか爽やかさとは無縁のヘビーな汁だった。濃さは濃すぎないのでそのまま一口、一口と飲みこめるが甘い。甘さが何時までも残る感じだ。ダシの香りは高く、甘さとダシの香りが突出している。思わず山葵で口の中を中和する。山葵は普通に香りと辛味がある。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。蕎麦を汁につけすぎると甘く重くなってしまう。こうなると蕎麦の香りと甘みがよく判らない。一寸だけ浸けて啜るのが一番適切だった。確かに汁は蕎麦の甘みを引き出してはいたが後口に甘みが残る。甘さがくどいのが好みではなかった。

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蕎麦湯、濃すぎず薄すぎず、丁度良い加減の濃さの蕎麦湯で、汁を蕎麦湯で割ると・・・これは美味しかった。

 

手打ち蕎麦 竹音庵

宮城県仙台市泉区北高森3-7

℡ 022-378-5049

 

 


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CPの高い十割蕎麦と明るい空間 郡山の蕎麦3 桑野 蕎屋 (きょうや) [会津の蕎麦]

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今日の出張は会津、新幹線を郡山で降りてレンタカーだ。
時間の制約から会津で蕎麦は無理だ。郡山で食べよう。郡山にも美味しい蕎麦はいっぱいあるのだ。
桑野の蕎屋(きょうや)に行く事にする。

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メインの通りから離れた場所にあって迷いやすい。
郡山駅から釆女通りを走って49号に向かう途中にある桑野三丁目の信号を左折。
ちょっとクランンク状になっている信号を突っ切って次に曲がれる辻を右折するとある。

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店は綺麗な感じで、女性にも喜ばれそうだ。

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内部はテーブル席とカウンター、そして座敷がある。
カウンターはお洒落な感じで、テーブル席だって旧来の蕎麦屋の感じはない。
BGMはJAZZが心地よい音量で流れる。んー、これはコルトレーンか。
テーブル席に陣取った。品書きを確認しよう。

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セイロ682円、大盛りは315円増しである。大盛りでしょう。十割の大盛り、これが食べたい。
十割でこの価格は破格の値段だ。何処の蕎麦を使っているのだろう?
見れば壁に”本日の蕎麦”と説明書きが。

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福井産の蕎麦粉で水捏ねの十割蕎麦と記される。
それ以外の情報も記載されているが、石臼の材質や回転速度、振るいの網目の規格等で良く判別出来ない。
(まだまだ勉強が足りないな)
しかし、美味しそうだという事は感じ取った。

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まず水が出される。えっ?蕎麦茶じゃないのか?これだけの店の雰囲気で水は寂しいな。と、この時は思った。
蕎麦の前に小鉢が出される。
モロヘイヤの山葵和え。ネバーとした食感と鼻に抜ける山葵の香りに味蕾が喜ぶ。

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蕎麦が来た。
シンプルな美しさがある。
蕎麦の盛り方、器の色と大きさ、シンメトリックな配置、美しい。

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蕎麦を手繰る。美味い!
啜れば蕎麦の甘く、香ばしい香りが口の中に一杯になる。咀嚼すれば甘味が増す。奥歯で蕎麦を挽くごとく擂り潰せば甘味と香りがじんわりと広がってくる。
蕎麦の表面は木目が細かく、色も綺麗だ。細打ちで星は無く、上品な姿だ。
喉越しも十割としては優れている。啜るのに抵抗は無い。

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薬味は葱、山葵、辛味大根がつく。
山葵を舐める。瑞々しく色も爽やかな緑だ。その香りは高く舐めた瞬間の清涼感は素晴らしい、辛味は左程強くないのでついつい舐めすぎる。良い山葵だ。
辛味大根もしっかりした辛味で、口直しの薬味に最適だ。
汁を舐めてみる。
ちょっと濃い口か。しかし甘味が残る事は無い。
凛としたシャープさは感じないが、輪郭ははっきりしている。ぼやけた味ではない。
重さがあるので軽やかな爽やかさは無い。
蕎麦に少量浸けて啜る。
蕎麦の香りが突き抜け、汁の旨味が口の中に広がる。
咀嚼すれば蕎麦の甘味に汁のコクが重なり、蕎麦の甘味を増幅する。
これだ!やはり蕎麦はこうでなくっちゃ!
蕎麦をたぐり続ける・・・・・ん?お腹が膨れて来た。
ちょっと量が多い・・・・
手繰っても手繰っても蕎麦は残っている。いくら大盛りを頼んだとはいえ多い。
量の多い店なのだ。
最近、一人前の量が少ない店ばかりに行っていたからインパクトがある。
普通盛りで十分だったかもしれない。
この価格でこの量と味だ。CPは最高に高い。
しかも店の内装の雰囲気も悪くない。

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頬が緩むのを感じながら蕎麦を平らげた。
蕎麦の無くなる頃合いで蕎麦湯が来た。

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ドロッとした蕎麦湯は香りが高い。
汁を割っても美味しいし、そのままでも美味しい。

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全部飲みきってしまった。ドロッとした香り高い蕎麦湯はお腹に溜まる。ますます満腹だ。

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蕎麦湯を飲み終える頃、お茶が来た。
ドロッとした蕎麦湯で口の中はネットリしている。茶をいただく。
おおっ、蕎麦茶だ。香ばしくて美味しい。

高いCPに大満足の蕎麦であった。



手打ちそば 蕎屋
福島県郡山市桑野2丁目153-4
☎024-931-3999




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cake aux bananes バナナのパウンドケーキを作ろう [甘味]

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下の娘がパウンドケーキが作りたいという。
喜んで手伝いましょう。
で、何のパウンド?材料を集めた結果バナナのパウンドケーキ cake aux bananesを作る事にした。

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材料を集める。
バナナ一本、何?少ないだって?じゃあ二本。
バナナ二本だからBPを若干多めにするか、BPを4g、グラニュー糖150g、バター150g、卵150gと集める。
次は薄力粉150gだ。探していたら未開封で賞味期限ギリのアーモンドプードルを見つけた。
使わないと・・・薄力粉に混ぜよう。薄力粉を100gにして50gアーモンドプードルにする。
あとはシナモンパウダーを3gとラム酒を好きなだけ。
さあ、作業開始!オーブンを180℃に余熱だ!型にオーブンシートを敷いて。

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まず、室温にに放置しておいたバターにグラニュー糖を少しづつ加えて、ホイッパーで混ぜて・・・・
白っぽくなるまで、しっかりな!

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バナナとラム酒をフードプロセッサーに入れてピューレ状にしておいて!えっ?ラム酒を15g入れたって?まあ、そんなものだろう。

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生地に卵を少しづつ加えて混ぜよう。分離に気をつけて!

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んー、いい感じかな。

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次はピューレ状のバナナを少しづつ加えて混ぜて。

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おーっ、バナナの甘い香りだ!

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振るっておいた薄力粉+BP+アーモンドプードルをさらに振るい入れて、

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ヘラでざっくり混ぜる。混ぜすぎないような!混ぜすぎは固くなって膨らまないぞ!

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シナモンパウダー3gを振るい入れて混ぜよう。

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型に入れて・・・・・型が小さかったな。
軽く衝撃を入れて、180℃で30分焼く、その後170℃におとして20分焼いた。

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んーっ、やっぱり型が小さかったか。まあ、冷えれば縮むし。

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ラム酒をハケでたっぷり塗ろう。

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しっとりした生地にしたいから、オーブンシートに包んで粗熱をとろう。

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粗熱が取れたら、ナパージュでテリをだそう。
まず、アプリコットジャムを同量の水で溶いて火にかけてよく溶かす。
それをハケでケーキの表面に塗り付けるんだ。

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全方向まんべんなく。

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完成。これで一週間寝かしたら美味しい。でも、待ちきれない。
せめて二、三日は寝かしたい。
再びオーブンシートにくるみ、ラップで巻いて寝かす事にする。

材料を集めている最中にまたまた賞味期限ギリ(本当はちょっと過ぎてた)のものを見つけていた。
生クリーム。奥さんが買っておいてそのまま忘れているらしい。
これで何か作ろう。冷たいもので手軽に作れるものが良いな・・・・・。

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簡易ババロアにしよう。
生クリーム200ml、牛乳200ml、練乳を大2、ネスカフェを大2、砂糖を大2用意した。
それとゼラチン5g

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全部鍋に入れて暖めて、水に浸けてふやかしておいたゼラチンを混ぜる。
んんんんん?ちょっと温度高くないか?これでは多分固まらないぞ!
どうやら賞味期限が僅かに過ぎている事を気にしすぎて温度を上げすぎたらしい。
とりあえず粗熱を取って冷蔵庫にいれてみる。が、やはり固まらない。温度が高すぎてゼラチンが変質したようだ。
しょうがない、リカバリーだ。パールアガー8を20g少量の湯で溶かし、固まらないババロア液に加える。
それを冷蔵庫で冷やせば・・・・

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固まった。簡易ババロアの完成。

ふと外を見れば晴れ間が出ている。天気予報では降水確率が高かったのだが。
バイクを洗おう。実はプレクサスを買って来たので試したくてしょうがないのだ。
プラスチックのものなら何でも輝くという。
フルカウルのバイクにとって露出している面はほとんどがプラスチックだ。
きっと効果があるだろう。
 

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バイクを洗える場所まで移動して。

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これが使用前。

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一応軽く水洗いしてプレクサスを噴射、スクリーン、カウルを磨き上げる。
説明書によれば金属塗装面にもよいとか。試してみよう。

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おー、プラスチック部位が輝く!

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使用後。スクリーンの写り込みが違う気が。

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スクリーン越しにメーターを撮影。スクリーンがすごくクリアだ。

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内側から

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使用後、輝く輝く。
バイクにどこかに行こうと誘われているようだ。


夕食後、下の娘が待ちきれなくなったらしく、寝かしてあったケーキを開きだした。
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コーヒーも用意してある。でも、パウンドには紅茶の方があうと思うぞ。

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いい感じの色艶だ。

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一切れつまみ食い。お父ちゃんにもくれないか・・・・いかん、止まらない。
リッチなバターケーキは止まらなくなる。このままでは美味しくなる前に無くなってしまう。
寝かせるともっと味が落ち着き、ドッシリと重く、コクのあるケーキになる。
楽しみだ。
出張中に無くなってしまわない事を祈った。でも多分無くなるな。







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隠れ家の蕎麦屋 透明感ある蕎麦に優しい汁 秩父の蕎麦7 和味 [埼玉の蕎麦]

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今日も出張。関越道の花園ICで降りた。予想外に環八が空いていたので時間もまだ早い。
昼ご飯はちょっと足を伸ばしてみよう。
まだ秩父の浦山ダムの先は開拓していないのだ。
140号線を走り、浦山ダムを越す。目的地は和味。大体の場所はMAPFANで調べてある、記憶を頼りに進む。
たしか駅があって、・・・・行き過ぎたか?だんだん不安になる。もうしばらく走ってUターンしてみるか、と思い始めた頃看板を発見した。
ここからさらに1kmか。140号から右折したものの道は狭い。
途中渓流まである。車の窓を開ければ森の香りだ。
道は細く、枝分かれしているが要所要所に看板があり迷う事はない。
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到着。まだ11時を過ぎたところで開店したてだ。当然最初の客となる。
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店内はテーブル席と座敷がある。
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品書きを確認する。
お勧めは和味膳(1680円)とあるが、三歳天婦羅、おこわ、蕎麦豆腐、デザートがついている。
平日の昼ご飯、そんなには要らない、蕎麦だけでいい。
セイロ(730円)を頼む。
品書きには大盛りが無い旨と足りない場合はセイロをおかわりで、と記載してある。
サイドメニューに蕎麦豆腐(100円)を見つけた。これは安い。これも頼もう。
この店の蕎麦の説明書きには、
秩父荒川在来の蕎麦を自家栽培で育て収穫。
玄蕎麦は風味を保つために石抜き、磨き加工した後、保冷庫にて温室度を管理して保存している旨の説明があった。

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蕎麦が来た。が焦って手ぶれ。(そんなに腹がへっていたのか?)

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蕎麦は細打ちで透明感がある。表面にはツブツブがはっきり確認でき、粗挽きのようだ。
さっそく手繰る。??蕎麦の香りが来ない・・・・が、喉越しはいい。
咀嚼する。・・・・??蕎麦の甘味を感じない。が、腰がある。

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箸が透けて見えるのでは?と思えるぐらいの透明感と細さだ。
粗挽きのツブツブが確認出来るのに咀嚼しても甘味が来ないのはなぜだろう?
蕎麦が細すぎるのか?つなぎが多く蕎麦の割合が少ないのだろうか?
汁で引き立てるタイプなのかもしれない。汁を確かめよう。

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汁を舐めてみる。濃さは丁度良い。そのままで飲み続ける事も可能な濃さだ。無論コクはあり薄すぎない。
後味のバランスがよく、味わった後味は柔らかい。ダシの香りを感じる汁だ。
シャープな輪郭は感じないが、ドテッとした重さもない。優しい汁である。
蕎麦を汁に付けて啜る。汁の香りが口に広がり、香りの中を蕎麦が喉を越えてゆく。が、蕎麦の甘味は残らない。
どうやら喉越しを楽しむ蕎麦のようだ。
山葵を舐める。量は少ないが香り高い山葵だ。
後は一気に蕎麦を手繰り喉越しを楽しむ。
食べ終わったが足りない。しかしおかわりの気分ではなかった。
優しい蕎麦だ、セイロをもう一枚おかわりすれば途中で味に飽きてしまうだろう。

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蕎麦の後は蕎麦豆腐。
箸を入れる。おや、普通に豆腐の箸応えだ。特にネットリ感はない。
汁に付けて食す。んーっ、普通に豆腐。蕎麦の香りのする豆腐だ。

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最後に蕎麦湯を楽しみ店を出た。

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出た瞬間、山の香りが鼻をくすぐる。
雨上がりの山は森と土の香りの混じった独特の香りがする。
懐かしい。山間の田舎で生まれ育ったためかこの匂いは懐かしく、好きだ。


そば処 和味(なごみ)
埼玉県秩父市荒川日野1466-1
☎0494-54-1219





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