奥多摩から松姫峠を越えて 蝉時雨を聞きに行こう
力強い二八蕎麦 つくばの蕎麦5 手打ち蕎麦 梁 [茨城の蕎麦]
真夏に自然氷を味わう贅沢 長瀞 阿佐美冷蔵金崎本店 [甘味]
奥さんの太っ腹に甘えよう うなぎ大黒屋の特上鰻重 [日常のなかで]
夏バテの体にエネルギー補給 ガトーショコラを作る [甘味]
そっかくの美味しい蕎麦が・・・雰囲気が場末すぎ つくばの蕎麦4 中臺 [茨城の蕎麦]
エスケープして青梅の紅梅苑に行く [バイクと車]
コーヒーゼリー入りムースのつもりがドロリッチ [甘味]
奥さんは外出、下の娘は友達とプール、上の娘は友達のところに遊びにいった。暑い、今日も朝から暑い。
風力発電の風車を見に行こう 波崎ウインドファーム [バイクと車]
総菜で満腹 川崎麻生の蕎麦 櫻屋 [神奈川の蕎麦]
自家栽培粉で打つ力強い蕎麦 御殿場の蕎麦2 手打そば処 小羽根山 [静岡の蕎麦]
締まった汁で喉越しの良い蕎麦を食す快感 諏訪の蕎麦4 富士見高原 手打蕎麦 眞 [信州の蕎麦]
蓮と天候、朝が勝負だ。バイクでご近所散歩をする。 [日常のなかで]
暑い日は蕎麦豆腐をデザートで [甘味]
截ち蕎麦を味わう 仙台の蕎麦2 百全 [宮城の蕎麦]
引き続き仙台、仙台で截ち蕎麦を味わえる店があるという。それは百全、調べれば我が客先から3kmしか離れていない。これは行くしかない。
ナビだけが頼りだ、アウトレットモールを過ぎて住宅地に入る。しかし素敵な町並みだ。緑も多く、家々も大きい。ナビが到着を告げる。しかし蕎麦屋らしきものは無い。
とりあえず公園の駐車場に車を停めて徒歩で探す。
周辺を彷徨い探せば幟があった。しかし、普通の一軒家だが?とよく見れば玄関入り口に暖簾がある。暖簾の先は普通の一軒家の玄関ドアだ。あまりの違和感に少なくとも三秒ほど悩む。が、意を決してあける。途端、貼紙が見える。貼紙には・・・・オヤジ一人でやっていると書かれている。オヤジさんが出てきてこちらへと案内された先は・・・・・・・・
普通の一軒家にある普通の部屋だった。先客も一組。しかし、落ち着かない。蕎麦屋ではなく親戚の家に来て昼ご飯を食べるみたいだ。部屋の奥にはサンスイのアンプとマランツのプレイヤーが。
截ち蕎麦、850円をオーダーする。截ち蕎麦とは南会津に伝わる蕎麦で切り方が特殊な蕎麦だ。ご主人に教えて頂いたが、截ち蕎麦とは粗挽き粉十割蕎麦で、延ばした後の蕎麦を切るときに菜切り包丁で蕎麦をたたまず、切ってゆく(裁ってゆく)蕎麦だ。この十割蕎麦は生地をたたむとたたんだ所から切れてしまうからだとか。生地をたたまず、あて木をせず、生地を重ねて左手を添えて右手の菜きり包丁で引いて裁つ、細く均一に裁つのはまさに職人芸だ。
ます湯飲みと小皿が目の前に置かれた。
なんだ、水か・・・・いや、温かい。蕎麦湯だ。
小皿はキノコと山葵。実はこれが薬味皿であったのだ。葱は蕎麦の香りの邪魔だということらしい。
運ばれてきた蕎麦は・・・ちょっと少なめか。品書きにある截ち蕎麦の説明の欄を見直せば女性でも三盛は楽に食べられる量と書いてあった。三盛はどうかと思うが二盛はいけるだろう。一盛850円である。三盛だと2550円、昼御飯に食べる盛蕎麦としては非現実的な価格だ。二盛がいいとこだろう。
蕎麦は粗挽き粉らしい表面をして、角もしっかりしている。若干の透明感と星が存在を主張している。啜る。粗挽きの十割故に細打ちでも啜るのに力が要る。咀嚼する。歯ごたえがいい。蕎麦は固くないが腰がある。咀嚼したときに奥歯の表面に感じる感触がムッチリと粘りを感じ心地いい。啜ったときの香りは左程感じない。粗挽きの蕎麦を食べるたびの感想だが、粗挽きの場合啜ったときの香りが感じづらい。
山葵を舐めてリフレッシュする。香りがよく辛味は適度。汁を味わってみよう。ダシの香りが良く効いた汁だがコクは弱めか、味に厚みはなく薄め。若干の甘さを持つがあっさりとした汁だった。
蕎麦と汁を合わせて啜る。独特のコシを感じながら一気に手繰った。やっぱり量が少なかったのか一寸物足りない。
蕎麦湯は適度な濃さで、さっぱりといただく。
裁ち蕎麦 百全
宮城県仙台市泉区寺岡5-1-29
甘すぎる汁にてこずる 仙台の蕎麦 手打ち蕎麦 竹音庵 [宮城の蕎麦]
今週は東北エリアに出張中。週の前半は会津で後半は仙台で仕事だ。仙台に来ることはめったに無いから蕎麦は是非楽しみたい。とりあえず客先に近いところから攻めてゆこう。いろいろ調べてみた。
まずは客先に一番近い竹音庵、ここの蕎麦は外一だ。季節によっては寒ざらしもあるらしい。
中は座敷のみだが、元からの座敷ではなくリフォームで座敷にしたような感じの内装で、ちょっとシックリこない。水が出される。やっぱり最初が水だと気分が出ない。
外一せいろ”をオーダーする。丁度1000円だ。
ちょっと大き目の板に乗って運ばれてきた蕎麦は色も綺麗な細打ちだ。啜ると蕎麦の香ばしい香りが嬉しい。咀嚼して甘みも確認する。外一らしいしっかりした蕎麦だ。
汁も味わう。舐める程に口に含む。甘い!どっしりと重く甘い汁だ。シャープさとか爽やかさとは無縁のヘビーな汁だった。濃さは濃すぎないのでそのまま一口、一口と飲みこめるが甘い。甘さが何時までも残る感じだ。ダシの香りは高く、甘さとダシの香りが突出している。思わず山葵で口の中を中和する。山葵は普通に香りと辛味がある。
蕎麦を汁に浸けて啜る。蕎麦を汁につけすぎると甘く重くなってしまう。こうなると蕎麦の香りと甘みがよく判らない。一寸だけ浸けて啜るのが一番適切だった。確かに汁は蕎麦の甘みを引き出してはいたが後口に甘みが残る。甘さがくどいのが好みではなかった。
蕎麦湯、濃すぎず薄すぎず、丁度良い加減の濃さの蕎麦湯で、汁を蕎麦湯で割ると・・・これは美味しかった。
手打ち蕎麦 竹音庵
宮城県仙台市泉区北高森3-7
℡ 022-378-5049