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侮れないSAの十割蕎麦 友部下りSA手打ち蕎麦処 常陸庵 と あんこう焼き [茨城の蕎麦]

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最近のSAの蕎麦は侮れない・・・・
昔はSAの蕎麦といえば立ち食い程度のものだったが最近では本格的な蕎麦を打ってくれるSAも多くなってきた。
そんなSAのなかで最近リニューアルされた友部(下り)SAのなかに気になる店が・・・・

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今回の出張は茨城。秋葉原で部品を買って茨城に向かう。
上野から浅草へ出て隅田川沿いに走る。これが見たかったから。
近すぎるとかえって大きさを感じられない。これくらいの距離が一番大きさを感じられると思う。

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常磐道に入って友部SAで一休み。前回行ったのは友部SA(上り)、今回は(下り)だ。
建物の雰囲気は上りも下りも一緒。変化の無いことでつまらない。尤も寄居(上り)のPAのような勘違いとしか思えないような建物もどうかと思うが。

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名物の納豆ドッグ。建物が変わってなんか以前より美味しそうに感じる。
以前食べたとき結構気に入った納豆ドッグだったが今回は隣の方が気になる。

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やはりこれ。
アンコウ焼きも美味しそうだ。ようは鯛焼きのアンコウ型版だ。
アンコウ焼きの小豆をください!だが、残念ながら在庫切れ。
今焼いている最中で、あと15分くらいかかるとか。
ならばその間、建物の中を見てこよう。

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中に入ってみよう。パン屋さんには美味しそうなパンが。いろいろな顔した雪だるまパンが面白い。
その隣はフードコート。

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フードコートを過ぎて奥に行くと人だかり。何だろう?見ると蕎麦を打っている。

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石臼も・・・・・SAに入っている蕎麦屋なのに本格的だ。

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入り口に置いてある品書きを見ると・・・・
常陸秋蕎麦の店だ。さすが地元。基本は二八だそうだ。だが・・・・
おぉ、十割がある!しかも限定の文字、これには弱い。決めた!食べてゆこう!

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名は常陸庵、茨城らしい名だ。

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蕎麦茶と蕎麦かりんとうが出てきた。蕎麦かりんとうが美味しい。

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店の中は落ち着きは無いがフードコートとは差別化がはかられている。
この内装、これでは最初に出されるのは水だろうと推測したが実際は蕎麦茶。良い意味で裏切られた。
侮れなさを感じる。

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暖かい蕎麦も美味しそうだ。大好きなけんちん蕎麦に茨城名物の奥久慈の玉子と蒟蒻が入った蕎麦。
次回はけんちん蕎麦を食べてみよう。

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蕎麦がはこばれてきた。さて、SAの蕎麦、どんな感じだろうか。

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小鉢できたのは豆腐。それに黒蜜がかかっている。
”デザート感覚でお召し上がりください”とのこと。

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蕎麦のみで手繰る。
おぉ、蕎麦の香りだ!最近香り高い蕎麦にありついていなかったから嬉しい。
甘い蕎麦の香りが口いっぱいに広がる。
咀嚼する度に甘味も感じる。
これがSAの蕎麦なのか?街中の下手な蕎麦屋よりゃ余程美味い。

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薬味は葱と山葵のみ。
葱は程よく山葵も香りが良い。一寸瑞々しさが不足していたが。

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汁を確かめよう。なんだかんだ言ってもSAの汁だ、どうせ甘すぎたり香りが安っぽいつゆだろう。
一寸口に含むと・・・・・・うん、これは優しい汁だ。やや薄めで個性は感じられないが、ダシの香りも頃合いで甘すぎず、後味で甘さは残らない。辛さがちょっと引いていて筋の通った感じは無く輪郭は甘い。
濃さはそのまま飲み込んでも違和感が無いくらいだ。

蕎麦を汁に浸け手繰る。
十割の汁にするには一寸弱いかな。どっぷり8割り方浸けて丁度いい感じに甘味が引き出される。
期待していなかっただけに嬉しい。
最近のSAも本当に侮れない。リニューアルしたSAを探索するのもいいかも。
ただ残念な事が’無い訳ではない。残念な事といえば・・・・・・
汁が少ない事と、これ・・・・

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蕎麦の長さが極端に短い。切れてしまうのだろう。
これはいけません。啜った時に一瞬で蕎麦が終わってしまう。
あの豪快な音とともに啜る快感がすぐに終わってしまうのだ。
これは悲しい。

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蕎麦湯。結構蕎麦の香りを感じる蕎麦湯だ。

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こってりした蕎麦湯を楽しんだ。
黒蜜豆腐を試す。これはサプライズ無し。
普通に豆腐、それに黒蜜をかけただけ。
これはウチでもよくやっている。ウチの場合は豆腐に黒蜜をかけて、その上からきな粉。
無論、味の濃い美味しい豆腐でないと豆腐が黒蜜に負けてしまう。

おっ!忘れていた。アンコウ焼きが買いたかったんだ。
蕎麦食べてしまったし・・・・・でもアンコウ焼も食べたい。
仕方ない、デザートとして少なめに買おう。

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小豆餡とさつま芋餡がある。勿論両方の味を買う。

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あんこうの顔がなかなか可愛い。顔の真ん中は提灯か。つまり提灯鮟鱇。

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これが芋餡。ほっこりしてとても美味しい。
この類いは”やっぱり小豆餡の方が美味しいな”で収まる事が多いが、今回は芋餡が一押しだ。

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焼きたての小倉餡。甘さは控えめでホクホクした小豆粒が美味しい一品だ。

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あんこう焼き、良く見たら裏側にも文字が・・・・・

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出張中、雪も降ってきた。
って、車、ノーマルタイヤじゃん!結構焦る。
高速でも微妙に滑っている感覚が伝わってきてアクセルの踏み込みを躊躇した。
でもすぐにやんで一安心。

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帰り道の湾岸線。もうすぐ日が落ちる。
一寸前の夕日が綺麗だったから横浜港あたりで富士山と夕日を撮りたいなとアクセルを踏み込んでいたが・・・
やはり日の沈む早さにはかないません。
ツバメ橋あたりでここまで落ちてしまった。
それに雲がでてきて・・・・これでは撮れないな。

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さあ家に急がないと・・・・・・・・






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友部SAの蕎麦と鯛焼きで厄払い [茨城の蕎麦]

今週は頭から調子が変だ。
何となく歯車が噛み合っていない、そんな気怠さを感じる。
さくっとコンプリートさせるつもりの仕事が予想外に長引いたり、考え事をしていて目的地を通り過ぎたり、狙った店に行ったら3分前に閉店してたり・・・・何故か調子が出ない。

今回の出張は茨城、そそくさと終わらせて蕎麦を楽しむはずが、仕事が難航し蕎麦を楽しめなかった。
今回は蕎麦を諦めて帰路につく。
だがこの調子の悪さをなんとかしたい。こういう時は甘いものだ。
そういえば常磐道の友部SAがずっと工事をしていた。そろそろ出来た頃だ、行ってみよう。良い甘味があるかもしれない。
最近高速道路のSA/PAが綺麗になってゆく。

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常磐道の友部SA、半分だけオープンしていた。
一寸中を覗いてみると・・・

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鯛焼きだ。良い甘味があった、狙ったようだ。

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最近高速道路SAで良く見かける鯛焼きだ。
おめでたいやき、名前からして厄払いに丁度いいかも。

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やや小ぶりで目が笑っている。

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割ってみると・・・薄焼きではなく厚焼きの部類だ。
餡子の詰まり具合もいい感じ。

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厚みも十分ある。
ここの鯛焼き、餡子は店内で煮ている。甘すぎずほっこりした餡子が美味しい。
皮も粉っぽくなく、フワッとしている。

さらに店内を見て回ると、フードコートに常陸秋蕎麦があった。
狙っていた蕎麦を食べられなかったから、せめてこれでも食べようか。

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でもSAの蕎麦だからなー、味に期待は出来ないだろうし・・・・どうしようか、と悩んでいたら・・・

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きつね蕎麦に目がいった。笠間稲荷という訳ですか・・・キツネが可愛いな。
そうだ、笠間稲荷蕎麦で厄払いになるかも、これにしよう。
体も暖まるし、

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見本通りデカイ油揚げ、迫力がある。

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ただキツネの模様が薄い、もっと強く焼き印を付けて欲しいな。

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蕎麦のアップ。星が入ったやや太めの蕎麦だ。
啜ると油揚げからでたコクと甘味が美味しい。
油揚げが強く、蕎麦の香りは感じなかった。体が暖まる。
汁はダシが強い感じは無い。とくに飛び出た部分はなく無難な味わいだ。
どうも油揚げの油で味蕾が塞がれてしまったようで味が良く判らない。
油揚げのコクと甘味、そして汁の旨味は感じるがダシの繊細な香りが判らなかった。

SAの蕎麦だったけど常陸秋蕎麦にありついたから良しとしよう。
これで歯車が噛み合うといいな。


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細打ちの十割蕎麦 手打蕎麦切屋 木鉢坊 [茨城の蕎麦]

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今回は茨城の霞ヶ浦付近での仕事。木鉢坊に行ってみた。

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中は結構広い。テーブル席側と

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座敷がある。

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並、田舎、生粉の三種類の蕎麦がある。
並と田舎は二八、生粉は十割だ。常陸秋蕎麦の十割か・・・

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限定の文字、やはりこの言葉には弱い・・・・・
十割蕎麦が700円とはお値打ちだ。十割の大盛りは350円増しだそうだ。
迷わず十割の大盛り(1050円)を頼んだ。

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並蕎麦と田舎蕎麦の価格は・・・何と580円。
場所柄なのか値打ちな価格設定だ。

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暖かい蕎麦茶がうれしい。

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蕎麦の量も丁度いい感じだ。
蕎麦が運ばれてきたとき、店の方が”山葵は汁に溶かさずに蕎麦に少量付けて召し上がってください”と説明してくれた。

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細打の蕎麦はキメも細かく綺麗な表面をしている。
早速蕎麦を手繰る。
十割といえども細打ちであるから喉越しよく啜れる。
しかし、啜った瞬間に香りが立ってくる蕎麦ではない。細打の蕎麦は啜った瞬間の香りは弱い傾向があるようだ。
咀嚼していくとようやく奥から香りが登ってくるような感じだ。

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薬味は山葵と葱。
山葵の香りは弱く、辛味だけが強い。
最近美味しい山葵にありついていない・・・・

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汁を舐めてみる。
薄めで甘さを強く感じる汁だ。
甘さがかなり強いが薄めなので甘さが気にならない。
丸く優しい汁でダシの香りも丁度良く、ついつい飲んでしまう。
丸いという形容がぴったりの汁だった。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。
汁は薄めだが蕎麦が細いからバランスはいい。
蕎麦を半分位汁に浸けて啜る。
啜った瞬間の蕎麦の香りは弱いが、汁の塩気が蕎麦の甘味を引き出し、咀嚼していくと汁の旨味の奥に蕎麦の甘味が現れてくる。
繊細な味わいの蕎麦だった。



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”時間が早いのでまだ薄いですが”との言葉とともに蕎麦湯が供される。
蕎麦湯は茹で湯そのまま。
これはこれでサッパリとして良い。

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汁を蕎麦湯で割って楽しもう。
体も温まる。



木鉢坊
茨城県稲敷郡阿見町大字輪か栗353-1
029-887-8631
11:00か20:00
定休日 火曜日&第三月曜日




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食後、霞ヶ浦沿いを走る。

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冬の霞ヶ浦、冬枯れた木とススキが良い感じだ。

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客先に行く途中、牛を見かけて思わず撮影。
牛を見ているとのんびりした気分になる。


本年の仕事も終了。
従って本年の蕎麦紀行もこれで納めになる。
来年はどんな蕎麦と出逢えるのだろうか。楽しみだ。



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川沿いの隠れ家 守谷の蕎麦3 鬼怒川 竹やぶ  [茨城の蕎麦]

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今回は茨城に出張。
仕事は午前中で片付けたので守谷で蕎麦を食べる事にした。
”鬼怒川 竹やぶ”に行ってよう。
294号線を走り、新守谷の前の信号を曲がり真っすぐに走る。
T字を右折してすぐらしい。が、無い・・・・橋にきてしまった。川を渡る前にあるそうだから間違いだ。
Uターンして探す・・・・・
と、小さな看板を見つけた。とても細い道に入るよう矢印がある。これでは余程注意深くしていないと見失う。
細い道を入ってゆくが、本当に細い。すれ違うのは至難の業だ。
平日で、時間もずらした(14時)だからいいようなものの、昼時だったら大変だ。
川まで行き着くと右側に店がある。

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なかなか趣のある入り口を入ると良い感じの庭が

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店内は左程大きくないが落ち着ける空間。川は眺められない。

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品書きを確認しよう。またまたあった限定の文字。
この言葉には本当に弱い。
限定二十食、聞けばまだ大丈夫とのこと。これを頼んだ。
残念なことに大盛りの設定はないが、おかわり(汁、薬味無し)の設定はあるそうだ。

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寒いと鴨南蛮もそそられます。体が暖まるから。

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暖かい茶がうれしい。

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窓からの眺め。滝下橋が見える。

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蕎麦が運ばれてきた。
量は少なめだ。

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汁の量も少ない。濃いのかな?と一寸舐めてみると・・・・
予想に反して薄めだ。ダシの香りは高いが甘味が多めで味にキレは感じない。
甘さでコクを出しているような感じを受けた。

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薬味の葱は香りが強い。ちょっと近づくと葱の香り。ここまで強い香りは必要なのかな?葱の量は多い。

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薬味には葱の他は辛味大根、山葵はない。良い判断だ。

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蕎麦は田舎でも細打。一寸荒めの外観で野趣に溢れる。
蕎麦の香りを一嗅ぎして、おもむろに手繰る。
啜った瞬間、蕎麦の香り・・・・よりも別に感じるものがある。
咀嚼すると甘味と香りがでているのだろうが、それよりも気になる事が・・・・・
食感が悪いのだ。ザラザラ感が強く、それが気になって味を感じる事ができない。
殻が入った田舎蕎麦はいろいと食べてきたが、ここまで食感が気になる事はなかった。
何故だろう?細い田舎だから殻の存在を強く感じるからだろうか?それとも殻の含有量が多いからか・・・・・
蕎麦の風味を出そうとしているだろうが、細打ちにする必要は無いのでは。
殻の含有量が多くザラつく蕎麦ならば、いっそ太くして噛む蕎麦にすればいい。
細いと思わず啜ってしまうからザラツキ感を感じてしまう。
太ければすすれないから箸で口に運びしっかり租借するようになるから。
何れにしても、これでセイロより高いのは一寸納得がいかなかった。
汁に浸けて啜る。やはり味わう前に食感が気になって味わうどころではなかった。
納得いかないのでセイロをおかわりで頼んだ。

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量は少なめ。どうやら二枚食べて丁度良い感じだ。

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艶やかな表面に一寸安心。
蕎麦のみで手繰ると蕎麦の香りが・・・・・これですよ、やっぱり。
咀嚼すると蕎麦の香りとが立ち上がって甘味が押し寄せる。
香りが鼻腔を刺激する。やっぱり蕎麦はいいな〜。
汁に浸け啜る。一寸甘めでキレは感じないが、ダシの香りが高く、啜った瞬間にダシの香りが充満する。
ダシの香りが引いてゆくとともに蕎麦の香りと甘味が表れ味蕾を満足させる。
個人的にはもう一寸キレがあると良いと思うが、まあ好みの問題なんだろう。

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蕎麦湯はこってり

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トロトロトロというかんじででてくる蕎麦湯を飲む。蕎麦の香りを感じながら飲んでゆくと体が暖まる。

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最後にもう一度熱い茶が出された。
コッテリした蕎麦湯でネットリした口の中をサッパリさせてくれた。

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個人的には普通のセイロの方がお勧めだと思う。
田舎は個性が強すぎなのだろうか?汁も田舎に負けていた気がする。
そして汁の量が一寸少ない。蕎麦湯で割って楽しむ量が残らなかったのは残念。
また、妙に葱の香りが気になった。悪い香りではないが香りが強いのが邪魔な気がした。
盛ってある量が多いせいもあるのかもしれない。

鬼怒川 竹やぶ
茨城県守谷市板戸井1917-1
☎0297-46-0088
11:30〜17:00
定休日 月曜




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懐かしい空間で食べる蕎麦 守谷の蕎麦2 田舎そば 美里 [茨城の蕎麦]

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今日も茨城で仕事だ。昼ご飯はわざと時間をずらして14時から。
これには理由がある。今日行こうとしている店は美里。この店を事前に調査したところ禁煙ではないようだ。
夜は居酒屋にもなるそうで、それ故禁煙にしていないのだろう。
蕎麦を食べている横から煙草の煙が来たらたまらなく嫌だ。蕎麦の香りが感じられなくなってしまうから。
時間をずらせば上手くいけば貸し切りになる。

しかし判り辛い場所にある。守谷小学校を目印にして探す。小学校の近所なのだ。

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住宅地に不釣り合いな大きな看板が出現。その奥には

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駐車場と趣のある入り口が。

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進んで行こう。緑が多い。


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蛍を飼っているから苔の上に乗らないようにとのこと。

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建物に沿って水が流れる。いい雰囲気だ。


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ようやく入り口。十割の大きな看板と大きな扉。扉を開けると・・・・・

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煙い!煙が充満している。・・・・中には薪ストーブがある。このストーブか?いや違う。その隣だ。
薪を使って釜でご飯を炊いている。
こんな時間でお客さんも引けたんで昼ご飯を作ってまして・・・・とご主人。
煙たくて薪の臭いが強いのですが・・・・・
でも、折角きたのだから出直すのも大変だし、と、蕎麦を頼んだ。
(何か昔を思い出した。学生時代、蕎麦屋でバイトしていたとき2時過ぎに入ってきた客を恨めしげに見たなー、俺に飯食わせない気かよって。)
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土間なのだ。懐かしい。

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お茶はほうじ茶。

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蕎麦は冷たい蕎麦しかない。種類は4種。焼酎などの酒類の札が並ぶ。焼き肉の名もある。居酒屋なんだなー。
大盛りの設定はない。

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蕎麦は十割のみ。盛りを頼んだ。
細打ちの蕎麦はきっと香りも良いのだろう。(薪の煙の臭いが’強くて・・・・)

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手繰る。十割らしい喉越しの蕎麦だ。
薪の臭いに鼻がやられて香りは判らないが甘味は感じる事が出来る。
さすが十割、しっかりとした甘味がある。

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汁はどうか。
爽やかさのある汁で甘味は感じない。厚みはやや薄めか。濃さは適度で飲み続けても問題ない。
若干コクが薄いが甘くないから嬉しい。

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薬味は・・・・・・特筆無し。無難なところだ。

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今日は香りが期待出来ない以上、甘味を楽しもう。
汁に浸けて手繰る。蕎麦の甘味が強調され嬉しくなる。
喉越しは十割らしく困難だが甘味もしっかりして美味しい蕎麦だった。
ご主人が破材の盛りだと半盛り分のザルをサービスしてくれた。
すごく嬉しい。

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蕎麦湯はたっぷり出てきた。

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トロッとして滑らかな口当たりだ。

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丁度ご飯が炊きあがったようで、ご主人がご飯を釜からおひつに移していた。
で、”釜のお焦げですが、よろしければ”と出してくれた。
思わず手を合わせて”いただきます”
日本人だね・・・・米は特別な心になる。
嬉しい、そして懐かしい。
一口、口に運ぶ。香ばしいご飯が凄美味しい。
一箸一箸、丁寧に運びゆっくりと咀嚼する。
懐かしい味だ。さる1号は田舎育ち、幼少の頃過ごした家では竃でご飯を炊いていた。




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気持ちの良い喉越し 守谷の蕎麦 江戸そば一筋 そば切り 蕎山 [茨城の蕎麦]

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今回の出張先は茨城。時間が無く昼に蕎麦を食べられなかった。ならば夕飯にしよう。今日は泊まりなのだ。夜の開店時間にあわせてたずねてみる。

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地図で見たら迷いそうな感じだったが意外とすんなり到着。デカデカと看板がありよく目立つ。

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まえの写真の15分後。15分で暗くなった。さすが秋の夕暮れだ。灯がともり暖簾も掛かり良い雰囲気になった、開店だ。入り口前には灰皿。店内禁煙とある。これは嬉しい。

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テーブル席が窓側、真ん中はカウンター席で奥の窓側が座敷。結構広い。

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品書きを確認しよう。何故か最初に目に付いたのが”そば団子”秘伝の味噌ダレだって・・・頼もう。

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そばアイスもそそられるな。しかし、もっと魅力的なものが・・・・・

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そばぜんざい。しかし、そばがきの名が・・・・・・悩みまくるがサイドメニューは”そば団子”&”そばぜんざい”にした。

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おっと、蕎麦を忘れてはいけない。とはいうものの既に決まっている。”せいろ”だ。

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この店のHP、”相当な蕎麦嫌いでも蕎麦好きにかえてみせます”と豪語していた。どうだろうか?本当に蕎麦嫌いが蕎麦好きになるのかな?(実は上の娘が蕎麦嫌いなのだ)

品書きにはいろいろ書いてある。いまの季節は新蕎麦だが、北海道産の新蕎麦っということだ。来月末には常陸秋蕎麦らしい。魅力的だ。

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大盛りは無い。おかわり蕎麦とおかわり汁の設定がある。足らなかったら追加すればいいか。

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品書きにはさらに細かいことが・・・・・・蕎麦の食べ方について説明が。

薬味のこと、浸ける汁の量、しまいには啜る音まで・・・・拘る店だ。 ご主人の雰囲気はあたりが柔らかな感じで頑固な拘りを見せるような感じではないのだけれど、かなりの拘りがあるようだ。

でも、細かいなー・・・・・・。

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暖かい蕎麦にも注文がついている。暖かい蕎麦も薬味は入れないように・・・・・暖かい蕎麦にも拘るのか。かなり細かい性格とみた。

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蕎麦茶を飲みながら待っていると蕎麦が運こばれてきた。

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細く、綺麗な蕎麦だ。

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早速蕎麦のみで手繰ってみる。おー、なんという喉越しのよさだろう。啜った瞬間、蕎麦のほうから喉の奥に向かって飛び込んでくるようだ。

啜った瞬間に蕎麦の香りがたってくるような蕎麦ではない。田舎蕎麦が好きなら物足りないように感じる上品な蕎麦ではある。しかし、啜っていて止まらなくなる蕎麦であることも確かだ。現に自分の箸が止まらない。嬉々として喉越しを楽しんでいる。蕎麦が水っぽくなく、しっかりしている。噛み答えもあり、蕎麦を噛み切るときに顎が感じるぷっちり感、咀嚼している最中に顎に感じる抵抗感、顎に感じる全てが気持ち良い。

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おっと口直しに山葵を・・・・・山葵不要論を展開するだけあって山葵の量は少ない。箸の先で3回舐めたらなくなりそうだ。(自分はそれでいいが)

山葵は香りよく、本物だ。葱も薄く刻まれ瑞々しい。

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 汁を確認しよう。汁を口に含むと、んー美味しい。一寸甘目か?と一瞬思った刹那、次の瞬間には甘みが消えている。口の中に甘みが残らない。次に爽やかな酸味が現れてダシの香りが突き抜ける。塩気は程よく全体を締める感じで丁度良い。久しぶりに舐めながら汁の減り方が気になった。

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蕎麦を汁に少し浸けて一気に啜る。んー、喉越しが快感だ。喉越しと続く噛み応え。、ずっと啜っていたいと感じたほどだ。

細打ちの上品な蕎麦、たしかに蕎麦の香りが強く立つ力強い蕎麦ではないが繊細でクセがなく喉越しが気持ちいいから蕎麦嫌いな人でも問題なく食べられると思う。

箸が止まらない。もっと味わいながら食べたいと思うが、喉越しの快感を求めて箸が止まらない。

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蕎麦湯。濃厚だなタイプ。

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蕎麦湯で団子を食べよう。

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蕎麦団子は几帳面に丸められた蕎麦団子が油で揚げられた上に甘味噌が掛かっている。パリッとした団子の外側を噛み破るとフンワリ、ねっとりした中身が顔をだす。甘味噌は柚子が加わり香り高いが柚子は無くても良い。蕎麦の香りを楽しみたいから。甘味噌は甘すぎない。往々にして甘味噌は甘くなりすぎるものだが、ここは甘みが控えめだ。

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パリッとした皮を破ったところ。中身のもっちり感がよく判る。

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次は蕎麦ぜんざい。

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餡を食べてみる。甘さ控えめの汁粉だ。くどくなくいくらでもいけそうだ。

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ひっくり返すと・・・・・蕎麦団子が三つ。むっちりした蕎麦団子に餡子を絡めて口の中に。

美味い。控えめの甘さの餡とフワフワムッチリの団子が良くあう。これも止まらない。丼一杯、山盛りで食べたいくらいだ。この甘さ、甘すぎず、かといって物足りない甘さでもなく、絶妙だ。

全体的に絶妙なバランスで作られていると感じた。蕎麦もぜんざいももっと食べたいと思わせる味わいだった。

 

 

そば処 蕎山

茨城県守谷市大柏884-4

℡ 0297-48-7241

11:00~15:00 & 17:30~20:00

定休日 月曜&第三火曜

 


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美味い十割蕎麦を堪能する。 日立の蕎麦 手打ち蕎麦 傳六(でんろく)に再訪  [茨城の蕎麦]

この店、10ヶ月ぶりの訪問だ。前回のレポはこちら。
昨日のけんちん蕎麦を食べてからどうしても香り高い蕎麦が食べたくなった。
客先に近いこの店、月曜日は定休日、そして火曜日、月末週の火曜日は休みで今日までおあずけ状態だったのだ。
丁度今日の午前中で仕事はコンプリートした。客さんとの最終打ち合わせは午後にまわして昼ご飯は”でんろく”で蕎麦を食べよう。

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昔からの蕎麦屋といった構えではない。


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幟が無かったら蕎麦屋には見えないかも。

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内部の雰囲気は良いがTVがうるさい。無いほうがいい。
そして店内禁煙のプレート、これは嬉しい。

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写真だと明るく写るが実際はもう一寸暗い。

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暖かな蕎麦茶だおいしい。品書きを確認する。

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温かいのと・・・・・

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冷たいの・・・以上。なんともシンプル。(けんちんはありませんね。)

十割蕎麦(800円)の大盛り(200円増し)を頼む。
お値打ちな価格設定だ。

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細切りの綺麗な蕎麦で色艶もいい。見た目も締まっていて気持ち良い蕎麦だ。

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薬味。綺麗な葱と辛味大根。そして一寸多めの山葵。香りも十分にあるが辛さもしっかり。

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口直しの漬け物がつく。(品書きの写真をみると十割の証かな?それとも、これがあるプレートに十割を乗せるという目印かな?)

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蕎麦を手繰る。啜った瞬間から蕎麦の香りが口の中に満ちあふれる。!!!これだ!これが欲しかったんだ!
噛んだ時に顎に伝わる噛み切る感覚。顎に気持ち良い刺激が伝わる。
咀嚼する奥歯からは擂り潰した蕎麦からでる甘味が伝わってくる。
美味い!美味い蕎麦に出逢うと気分がいい。

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汁を舐める。やはり甘味が強い。後味に甘味が残ってしまう。甘味と酸味が残る汁でシャープさはない。
蕎麦は締まっているのだが汁は締まった汁ではく、優しくまるっこい感じの汁だ。
太い田舎蕎麦に合いそうだと思うのは前回と一緒。
自分の好みではないが味は悪くない。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。
甘めの汁だから少量のみつける。
汁のダシの香りが広がる。それが消えないうちに蕎麦の香りで一杯になる。
蕎麦の甘味も感じられ、文句の無い満足がいく蕎麦だ。


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蕎麦湯

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蕎麦湯はあっさりとした湯。

ここは茨城でのお気に入りの一つ。


手打蕎麦 でんろく
日立市川尻町2-15-1(小貝浜団地内)
☎0294-43-2224
11;00〜14;30
定休日;月曜日&月末週の火曜日

食べ終わり満足した気分で6号線を走ると海が綺麗だ。打ち合わせの時間までまだある。ちょっと海を見ようか。

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誰もいない砂浜っていいな。

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このところ雨ばかりだったので青空が嬉しい。
暑かった頃は雨が恋しかったのに勝手なものだ。

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遠くには薄い雲がかかっているようだ。


打ち合わせも終わり帰路につく。
6号線を走り、日立へ来た時に必ず寄る味噌蔵にいく。

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味噌屋さんなのだが、料理店も併設されている。
なかなか面白そうなメニューだがタイミングが合わず未だ試していない。


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味噌がきれかかっていたから買って帰ろう。ここで売っている味噌ピーも美味しいのだ。

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と・・・何かそそられる看板が。味噌抹茶プリンだそうだ。まえにノーマルの味噌プリンを食べたが・・・

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なかなかの色合いだ

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二層に分かれたプリン

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上の部分はクリーミー、でも塩気がキリッと味を締めている。

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下の層は抹茶の良い香り。甘さの中に味噌の塩気が味を締め、押し出しが強いながらもクドくならない。
塩気のせいか後を引く。ほのかに小豆の味を感じさせる。底のほうに何やら固まりがある。何だろう?すくいあげると栗だった。
この味噌抹茶プリンもノーマル(?)味噌プリン同様美味しかった。
ただ、値段(315円)と大きさを考えれば、これで不味かったら詐欺と思うのも一緒。

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横浜に戻る。朝はあんなに青空が綺麗だったのに今は雲に覆われてしまっている。明日は雨かな。



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寒い日には"けんちん蕎麦"  高萩の蕎麦 水車 & 納豆ドック [茨城の蕎麦]

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茨城に出張。ふと立ち寄った谷田部のPAで”つくばもなか”を発見。この最中、いつもかごの中に品物がなく、自分にとっては幻の最中だったのだ。売れ行きがいいのか入荷数が少ないのか何時もポスターを眺めるだけだったのだ。

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美味しそうな写真に期待がつのる。一個350円。

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栗あん&つぶあんをゲット

 

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開封すると・・・・・・写真と違う!ポスターを見直すと二種類あるようだ。餡子を自分で最中に入れるタイプだが、量は少ない。これで350円、不味かったら詐欺だ。

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餡子の見た目は美味しそう。

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最中の皮を被せて完成。早速食べる。甘みが上品な餡子でいくらでもいけそうだ。ただ、量が少なく物足りない。栗に混ざった微塵の栗がほっこりとした甘みをだし存在をアピールしていた。

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つぶあん、餡子はつぶあんがいいなーと思わせるつぶあんでしっかりと小豆の味が効いている。美味しかったが価格を考えれば当然のレベルでインパクトは感じなかった。ちょっと想像と違ったな。

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友部SAで何時も横目で見ながらもスルーしていた一品。いくら納豆が名物だからって何にでも入れればいいってものじゃないのでは?と何時も思ってたのだ。だが最中に不完全燃焼でモヤモヤした気分の中、体がインパクトを求めている。これはインパクトありそうだ、食べてみよう。

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注文すると納豆を一パック取り出し、醤油と辛しをいれて混ぜだした。そして一パック全部の納豆をパンの中に。ソーセージ乗せて完成。

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”お好みで辛しとケチャップを”と言われながら受け取る。ケチャップ?納豆にケチャップ?怖いので半分のみケチャップをつけてみる。でも辛しはたっぷりと。

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食べてみよう。恐る恐るかぶりつく。納豆のぬるっとした噛み応えを感じながら咀嚼する。

うっ、美味い!

なんと、美味いのだ。パンと納豆の意外な取り合わせだが美味い。ソーセージの強さに納豆は負けていないが、ソーセージを隠してしまう事もなくケチャップにも違和感がない。納豆に葱がトッピングされていたらもっと美味しいかも。トッピングとか抜きとかができて、自分の好みにできたら良いかもしれない。納豆も小粒、大粒、ひきわりから選んだりして。自分がカスタムオーダーするのだったら”納豆大粒、葱入りソーセージ抜き”で。

 

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冷たい雨が続き、体が冷えると食べたくなる蕎麦がある。茨城名物”けんちん蕎麦”だ。この蕎麦、茨城県内といえども拘りの蕎麦屋では品書きに無い事も多い。

客先の近くにあるお気に入りの店は定休日、新規開拓がてら車を走らすと左程拘っていない雰囲気(?)の蕎麦屋を見つけた。どうするか?他を探す時間も無い。それに今日はけんちん汁が食べたいのだ、拘りの蕎麦屋に行って無かったらつまらない、入ろう。

高萩IC近くにある 手打ちそば 水車

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店内は広く、禁煙ではない。(拘っていないから当然か)

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ご飯ものはなく、蕎麦と饂飩のみ。価格は優しい。当然けんちんそばを注文。かまあげ蕎麦や鍋焼きそばなる名を見る事ができる。面白い、が、今日の目的は”けんちん蕎麦”だ。

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結構量が多い。海苔は乗っていないほうがいいな。蕎麦が海苔の香りになってしまうから。それに海苔が乗っている店で美味しい蕎麦に出会ったことが無い。

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今日の目当てはこっち、けんちん汁。濃い目の出汁と濃い口醤油の強い色合いは素朴さと力強さがある。

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蕎麦は太めで色白。なんかフニャっとした雰囲気。見た目に締りが無い蕎麦だ。最早期待はしていないがお約束、蕎麦のみで啜る。

なんかなー、噛み応えはなく、見た目通りフニャっとした蕎麦。茹で過ぎ?年配客むけに柔らかめにしているのか?太さとがあり、また啜ったときの抵抗が大きいので喉越しは悪い。蕎麦の香りは感じる事ができなかった。咀嚼を繰り返しても蕎麦の甘みを感じられない。何よりもフニャとした蕎麦が蕎麦を食べている実感をなくしている。

いいのだ、けんちん汁に漬けてたべるのだから。蕎麦をけんちん汁にたっぷり浸して食べる。けんちん汁が美味しい。蕎麦を咀嚼するが噛み応えが無いから美味しく感じられない。具も食べよう。よく味が染み込んだ根菜類が美味しい。食べていると自然と体が温まる。

素朴な味のけんちん汁は美味しかった。しかし、けんちん汁に負けない美味しい田舎蕎麦、蕎麦の甘み香りがあって腰もある蕎麦で食べたかったな。

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寒い日には体が暖まるけんちん蕎麦が食べたくなる。

 

手打ち蕎麦 水車

茨城県高萩市大字上手綱2290-2

℡ 0293-23-7590

 

 


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力強い二八蕎麦 つくばの蕎麦5 手打ち蕎麦 梁 [茨城の蕎麦]

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今日の出張はつくば市、北部工業団地の客先へ向かう途中にある梁で蕎麦を楽しむ’事にした。
ここは蕎麦打ち名人位の店であるそうだ。
つくば中央インターを出てサイエンス大通りを北上、大境を左折してしばらく進み県道45号の旧道を北方向に入る。
細い旧道を走り、不安になりかけたところで目印のドラッグストアとスーパーを発見。ここから枝分かれしている細い道側にこの店はあった。注意していないと気付かす通り過ぎてしまいそうだ。

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暖簾はシンプルに”手打そば”

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店内はカウンターが窓際にあり、座卓はカウンターの反対側にある。外観で想像するより内部は広い。

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水が出される。おかわりはセルフ、アルカリイオン水のサーバーだった。

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品書きを確認する。蕎麦は二八、自家石臼挽きとある。
もり730円、大盛りで200円増しと良心的な価格設定。
ランチメニューもあった。1000円均一で、海老天セイロやミニ丼セットと並んで二段セイロの文字が。
聞けば、セイロがダブルになるとのこと。普通盛りセイロが170gだそうで、二段で340g。
これにしよう。

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運ばれてきた蕎麦はセイロが二段、並べてみると結構な量である。 

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蕎麦はやや太めで、蕎麦はやや粗挽きのようだ。

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蕎麦のみを手繰ってみる。啜った瞬間から蕎麦の香りが立つ。咀嚼すれば合わせた奥歯から甘味が滲み出る。
二八でここまで香りと甘味が立つ蕎麦は珍しい、太めのしっかりした蕎麦だからだろうか。
ただ、その分喉越しは悪く、二八の美点である喉越しは期待できない。
しかし、コシ、噛みごたえはしっかりとしており、食べた満足感は得られる。

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薬味は大量の葱と大盛りの山葵。いくらなんでも一寸多すぎ。
山葵は辛味が強く、香りは弱めだ。
汁の味を確認しよう。嬉しい事に辛口だ。さっぱりとして甘味が残らない。
ただシャープさ、キレは感じない辛口で、汁がやや濃いのだろうか。
蕎麦と汁を合わせる。辛口の汁と太めの蕎麦の相性はいい。
蕎麦の香りの後に汁の旨味、そして蕎麦の甘味へと途切れる事無く続いている。美味しい。
汁の量も多く、二段セイロでも十分足りた。

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蕎麦湯はサッパリとして口直しにいい。


手打ち蕎麦 梁
茨城県つくば市高野387
☎029-848-2323
11:30〜15:00
17:30〜20:00
水曜、第三木曜定休




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そっかくの美味しい蕎麦が・・・雰囲気が場末すぎ つくばの蕎麦4 中臺 [茨城の蕎麦]

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つくば市に出張。今日は中臺(なかだい)に行ってみよう。ここは二八と十食限定だが十割蕎麦がある。
つくば中央ICを降りてサイエンス大通りを北上する。大境を左折してしばらく走ると見えてくる。

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石臼挽き自家製粉の大きな看板と、いかにも蕎麦屋といった店構えで見過ごすことは無い。
さっそく入る。夏だからか冷たい麦茶が出される。

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室内を見渡してみる。テーブル席と座卓席がある、しかし、なんとなくハズレの香りがする。
不味い店の定番のおみくじマシンが各テーブルの上に鎮座する。これだけで十分にテンションは下がる。
窓際には脈絡無く置かれた造花の数々、床の間には土産物で買った置物が統一性なく並んでいる。当然何の脈絡はなく、なんとなく買ってきたものを並べてみたという感じで、内装とかコーディネートとかの概念は皆無である。
最悪は壁に貼付けられたアイテムの数々。
まさに場末の食堂然とした雰囲気だ。野暮ったい。
テンションは下がったままだが、せっかく来たのだ十割蕎麦の大盛りを頼む。
二八が650円、十割が750円と良心的な価格設定だ。
大盛りは200円増し。

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蕎麦が運ばれてきた。いかにも蕎麦屋の蕎麦という感じだ。
表面は綺麗な肌をしている。細かく挽いた粉だろう。
太さは若干太めだが太すぎず啜るのに問題は無い。

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手繰る。香りがいい。咀嚼すれば奥歯で擂り潰された蕎麦から甘味が溢れる。
噛みごたえも腰があり、ムッチリとした食感が心地いい。

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薬味、山葵を舐める。ちょっと瑞々しさが足らないか。香りも少ない。
汁も舐めてみる。
辛口でダシの香りをよく感じる汁だ。
輪郭は甘く、シャープさは無く爽やかさとも無縁だ。だが甘味が残ることも無い。
全体的に重い感覚でやや濃いようだ。
蕎麦を汁に付ける。やや太めの十割蕎麦だが汁は負けていない。
汁は蕎麦の甘味を引き出し、香り、甘味が口の中に充満する。
ドッシリと重く強い汁と、やや太めのしっかりした蕎麦はキリッと締まった蕎麦と対極にあるが、これはこれで美味い。
美味しい蕎麦だ。しかし、気分は冴えない。
美味しさを満喫できないのだ。
素晴らしい内装、雰囲気が食べ物の味を増幅し、より美味しく感じさせる事は確かだ。
そして、その逆もある。
折角の美味しい蕎麦が、その味を半減させ、美味しさを満喫できない。
そう、内装だ。雰囲気が野暮すぎてそばの味を半減させてしまっている。
窓際に並んだ造花、ディズニーグッズ、床の間に置かれた全てと壁に貼付けられた趣味の作品を捨て去ってしまったら雰囲気は良くなり、蕎麦の味を増幅してくれるだろう。

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蕎麦湯は若干トロッとして香りも良かった。
通常は余韻を楽しむのだが、この日は完食と同時に引き上げた。
とても耐えられなかったから。
蕎麦は美味しかっただけに残念だ。
また蕎麦の量も多めで、大盛りでなくても良さそうだ。


中臺
茨城県つくば市島名133-7
☎029-847-3690

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古民家に寛ぐ つくばの蕎麦3 みずほ村市場 蕎舎 [茨城の蕎麦]

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ひたちなか市での仕事は午前中で片付いた。その帰りに蕎麦を楽しみたいが時間的に一番混んでいるタイミングだ。
ひたちなか市界隈は諦めて帰り途中の筑波あたりで楽しもう。ならば時間的にも空く頃だろう。
つくば市で農業法人が経営する蕎麦屋があるという。店構えは古民家で趣があるそうだ。
聞くところによれば十割りもあるとか。
・・・・
今日の蕎麦屋は決定!

新しく出来た道を通り、工事中の終点からすぐだ。
農産物の直売所がある。その並びにある古民家が蕎舎(そばや)だ。
古民家の前は蓮沼が広がり、ウシガエルの鳴き声がうるさい程に聞こえる。
蓮の葉の繊細な色の混じり具合と水滴の妙を撮影してみる。残念ながら携帯画像では色が表現できなかった。

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大きな農家で、左側には水車小屋がある。
小屋を覗けば蕎麦が挽かれていた。

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入り口は農家としての歴史を感じさせる。
県内の古民家をここに移築したと説明書きにあった。

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廊下奥に水車が見える。これは水車の内輪部。

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茶は麦茶。暑い日には嬉しい。
品書きを見ると、今の季節は冷たい蕎麦のみとなっている。
蕎麦の種類は2種。普通の盛りと十割だ。
迷わず十割としたいが・・・・品書きの中の説明によれば、何と量に差がある。
盛りは150g、十割は130gと記載されている。これは少ない。
価格は十割、1029円そして盛りは819円。大盛りの価格が書いていない。
聞けば大盛りは設定がないとのこと。
蕎麦で足りない方は・・・との記載とともにトロロご飯の案内があった。
土間にある竃で炊き上げたご飯と地産のトロロ、だそうだが、何もトロロが食べたくて来た訳ではない、蕎麦が食べたいのだ。
仕方ない、十割を頼む。130gでは足らないのは確実だが。
古民家内部の造りを楽しみながら待つことにする。
大きな民家である。窓からの光は奥まで届かず、奥の間は薄暗い。
なかなか良い雰囲気だ。気持ちが落ち着く。このような空間は実に寛げるのだ。

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やってきた。確かに少ないが先日の店より気持ち多いかもしれない。
蕎麦は細く、薄く緑がかっている。香りが良さそうだ。
粗挽きのようで蕎麦の表面は粗く、透明感はない。

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さっそく手繰る。蕎麦の香りが口の中に広がる。
美味しいではないか!汁をつけたくなくなる程に香りと甘味がある。

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汁はどうか?汁を舐めてみる。
ちょっと重めだ。甘過ぎる訳ではないが甘さを感じる。酸味は少なく、塩辛さは強くない。
爽やかさとは対極にある味わいで輪郭は甘く凛とした透明感は無い。野暮ったいがしっかりとした旨味がある。
これはこれで極太田舎そばに合いそうな汁だ。
山葵を舐めてみる。山葵も悪くない。清涼な香りが鼻から頭の頂点へと突き抜ける。
蕎麦を汁に浸けて啜る。美味い、啜れば蕎麦の香りが充満し、次に汁の旨味が舌の上に広がる、旨味を味わっていると蕎麦の甘味が重なりあってくる・・・再び手繰る。美味い・・・が、蕎麦がもうない。
足りない。不完全燃焼だ。
十割とはいえ、この場所(つくば市)でこの量(130g)、これで1029円は高い気がする。
大盛りの設定がないくせに量が少ないのは如何なものかと思う。

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蕎麦湯はサッパリとしたタイプで、特別な事はしていない。
シンプルさに好感がもてる。

食べ終わり、外に出る。
ついでに農産物の販売所を覗いてみる。
美味しそうな野菜が一杯だ。例えばトマトだけでも生産者ごとに試食がある。
キュウリ、茄子、ごぼう、ピーマンなどは軽く調理され味もついている。
そして試食品の大きさもダイナミックだった。
試食してみる、これが美味かった。新鮮な野菜はやはり美味しい。
米の試食に小さいおにぎりの山積みだ。
米の生産者ごとに食べ比べる。
同じこしひかり種だが味が確実に違う。
田の違いだけでこんなにも味が違うのか・・・新しい発見だった。
蕎麦だけで足りなかった腹だが野菜の試食でいっぱいになってしまった。(実に美味しかった)
トマトと茄子を買って帰ろう。


もう一度蓮沼の方に行くと、沼の向こう側で何かが動いた。
馬だ!
随分と人懐っこい。そばに行くと、近づいて来て足下の草を食む。
食みながらも視線は外さない。
横に移動すると一緒に移動してくる。

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蕎舎(そばや)
茨城県つくば市柳橋496
029-856-1090
火曜定休
11:00〜20:00




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素晴らしい蕎麦と汁、相性の良さが重要 つくばの蕎麦2 那由他 [茨城の蕎麦]

今日はつくば市。行ってみたかった蕎麦屋がある。”那由他”茨城県の県南で人気のある店だそうだ。
今日は珍しく一人仕事ではない。同行者がいる。気の毒だが蕎麦に付き合ってもらおう。
常磐道を桜土浦で降り、354から学園大通りにはいり、学園東を24へ。花窪を右折すればあるらしい。小学校付近と聞いていたが・・・無い。きっとこれは脇道にあるパターンだ、小学校を基準にして入れそうな脇道に入ってみる。
ん?今、蕎麦屋のような店構えがあったような・・・・看板が無いのだ。気を抜いていると通り過ぎてしまう。
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さっそく入ろう。

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暖簾をくぐると張り紙が・・・・”毎日味が違います、それでもよかったら召し上がってください”???シャレかな。

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店内は座敷が2卓、個室が2室、テーブル席が4卓と外観から想像する以上に広い。

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何を頼むか、品書きを見る。つなぎ無しの十割蕎麦、山葵も伊豆の本山葵を使用と明記してある。
期待できそうだ、これはセイロで試そう。セイロ(840円)の大盛り(210円増し)をオーダーした。
同行者は温かいそば、あられ蕎麦をチョイス。

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茶はほうじ茶。(個人的には蕎麦茶の方がいいな。) サービスで豆腐をいただいた。最初は何もつけずに、その後で醤油をつけてお召しあがりくださいと言われたが、何もつけぬまま食べきってしまった。大豆の香りと甘味が美味しかった。

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同行者の蕎麦がきた。蕎麦の上に揚げた蕎麦の実がたっぷりかかっている。香りが良さそうだ。
ただ、量は少なめか。
手前の竹の入れ物に入っているものが何か説明を受けなかった。が、これが後程とんでもない事態を引き起こす。
何が入っているのだろう?と手のひらに乗せて順番に舐めてみる。
ひょうたんの中身は一味だ。丸い竹の中身は香りがいい。山椒?いや七味だ。山椒の香りが高い七味。
残ったこれは?舐めてみる。とたん口の中に鮮烈な香りと激しい辛味を感じる。み、み、水・・・水を貰って改めて聞くと、これは日本一辛い七味らしい。こんなものを説明無しに盆に乗せておくのは危険だ。
口の中がまだ痺れているが容赦なくセイロが運ばれてきた。

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細打ちの綺麗な蕎麦だ。表面も艶やかで、やや緑がかっている。
念のためもう一度水を飲み口を直す。

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啜る。香りが素晴らしい。細いのに香りが立っている。無論噛む度に蕎麦の甘味が舌の上に広がる。
喉越しもいいが、一気に喉の奥に送ってしまっては勿体ない。よく咀嚼して蕎麦の味を楽しもう。

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汁の味はどうか。舐める。薄くない、しっかりとした味だ。濃すぎる事も無く、そのまま何口でも飲み込める。
コク、旨味もあるが甘さが残る事も無くサッパリとしている。
透明感を感じさせるような切れは無いが、輪郭ははっきりとしている。しかし角があるわけではない。
硝子肌ではなく磁器肌のような味わいだ。
この汁に諏訪の”花”の蕎麦を合わせてみたいと思った。
蕎麦を汁に浸け啜る。蕎麦に汁が絡み、汁は蕎麦の甘味を引き立てる。美味しい。
やはり蕎麦と汁の相性は大事だ。
蕎麦の香りの後に汁の旨味を感じ、咀嚼していくと汁の後ろから蕎麦の甘味が出てくる。
山葵を舐める。香りが良い。辛味より香りが勝り、固まりのまま口に入れても辛さで悲鳴をあげる事もない。香りが口の中に充満し、鼻に抜けてゆく。美味い。山葵はそのまま食べてしまった。

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蕎麦湯はサッパリとした蕎麦湯だった。
さすが、人気があるだけの事はある。素晴らしい蕎麦で満足出来た。
同行者も”あられ蕎麦”の香りが素晴らしいと言っていた。
確かに見ていて食べてみたくなった。蕎麦の実を揚げて上に乗せる。食べると揚げた蕎麦の実の香ばしさと蕎麦の香りの素晴らしい二重奏が楽しめるのだろう。きっと。
ちょっと量が少なめなのと、毎日味が違いますと宣言しているのが問題だが。

手打ちそば 那由他
茨城県つくば市上ノ室字カモ山2166-6
☎029-857-7911
火曜日定休
11:30〜14:00&17:00〜19:00




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滑らかで香りのよい蕎麦 ひたちなかの蕎麦3 蕎心庵 [茨城の蕎麦]

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今日の出張は ひたちなか市。ひたちなか市への出張は月曜日が多く、月曜定休日のここへは縁が無かった。しかし今回は月曜日ではない。これは行かねば。

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6号線からちょっと入り込んだところにある。室内は普通の民家を改造した造りで、和室に座卓、廊下にカウンターが設置されている。

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卓上には花。庭の花?

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茶は緑茶、茶うけに蕎麦の揚げたものが。これがいい塩加減で止まらない。

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品書きを確認すると、セイロ800円、大盛り200円増しとある。これを注文した。他にセットも多種あり迷う。今回は同僚も同行したが、同行者はセットを注文。セイロ、野菜天丼、冷奴、卵焼きが付いて1000円だった。セットものは結構お得感が強い。ここの蕎麦は県内産常陸秋蕎麦の石臼挽きの二八だそうだ。極粗挽きとも書いてある。

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セイロの大盛りがきた。量は300gだそうだ。普通盛は200g。

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蕎麦は艶やかで細く、一件頼りなげな程繊細さがある。極粗挽きと記載してあったが、そのような感じはなく、上品な感じを受ける。 まずは蕎麦を手繰ろう。

・・・・・・・・いい香りだ。滑らかで喉越しもいい。手繰った瞬間に蕎麦の香りが口の中に広がる。やっぱり蕎麦はこうあってほしい。手繰ったときに蕎麦の香りを感じられなかった時は本当に落胆する。手繰った蕎麦を咀嚼し甘みを確認する。が、やはり二八蕎麦。噛みしめるごとに甘みが増すわけではない。

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山葵を舐めて 口をリフレッシュさせ、再び蕎麦を手繰る。山葵は極普通な香りと辛味。

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 汁を口に含む。濃い目だが、そのまま飲み込める濃さで味は甘みが強い。あたりが柔らかな感じで締まった感じは受けない。酸味も強めに感じる。

蕎麦に汁を付けて啜る。汁が蕎麦の甘みを引き出す。二八蕎麦は汁を若干多めに付けた方が甘みを感じられるようだ。滑らかで喉越しの良い蕎麦を甘めの汁に付け啜る。口の中に立ち込める甘い香りに頬が緩む。

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蕎麦湯はあっさりとした湯。

この店はセットがお得である。ただ、セットにするとかなりのボリュームになる。店の貼紙に”一人1オーダーでお願いします”と記載してあった。セットを二人でシェアする人が多いので貼紙をしたそうだ。

 

 

 


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季節のかわり蕎麦 桜蕎麦 古河の蕎麦 手打ち蕎麦 昇平 [茨城の蕎麦]

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今日は茨城県の古河へ出張。今日の蕎麦は昇平にしよう。
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机は大振りで障子越しの光が心地いい。ただ禁煙ではないのが残念だ。
禁煙でない場合は開店と同時に行き、貸し切り状態で手繰るのが良い。少なくとも煙草に邪魔をされない。
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何にするか、細切りか?田舎か?いや、季節柄桜切りも捨て難い。
三食花見がそそられる。さくら、茶蕎麦、田舎の三色が入る。しかし、細切りも食べたいしな・・・・と悩む。
結局、頼み込んで茶蕎麦を細切りに代えてもらう。
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下が桜切り、左が細切り、右が田舎。桜きりの淡いピンクが奇麗だ。
確かに茶蕎麦が加わった方が緑、ピンクと色が華やぐだろう。
さて、何から試すか。まず細切りだ。
昇平細切り.jpg昇平細切り1.jpg
その名のとおり細い。色は白め、一番粉が多いのか?手繰ると喉越しよく収まる。
味わいは強くなく繊細。
次は桜切りを試す。
昇平桜きり.jpg昇平桜1.jpg
淡いピンクの蕎麦は中に桜の葉が煉り込まれる。
手繰ると桜(桜の葉)の良い香りが鼻腔をくすぐる。
ただ、桜餅を呼び起こしてしまう香りだ。
そして田舎。やはり強いのは最後に。
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蕎麦の色も濃く、太さも存在感がある。手繰る。
喉越しは見たとおりだが、噛み締めるごとに蕎麦の香りと甘味が増してくる。
山葵を舐める。山葵は普通な香りと清涼感。
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一通り蕎麦の確認をしたあとは汁を味わう。
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強い汁だ。塩気と酸味が強く、味は濃い。
そのまま口に含むにはちょっと辛いぐらいの濃さである。
蕎麦を汁に付ける。
この濃さだと蕎麦に僅かに付け手繰った方が良い。
細切りから攻める。
僅かに汁を付け啜る。咀嚼すれば、まず蕎麦のみの部分が咀嚼されるので蕎麦の味を楽しむ。
咀嚼を続けると、汁が付いた部分が咀嚼されてきて蕎麦と汁とが調和した味わいを楽しむ事が出来る。
汁が薄いとこうはいかない。
このところ汁の薄い店ばかりに行っていた為、物足りなく思っていたところだ。
(個人的には、もうちょっと穏やかなほうが好きだ。そのまま口に含んでギリギリ抵抗無く飲めるくらいの濃さが好みだから)
細切りを平らげ、次は桜切りに移る。
桜の香りを感じつつ手繰るのは気持ちがよい。春を感じさせる一品である。
汁との相性もよく、桜の香りの分細切りより蕎麦は強くなっているので汁との相性は細切りより良い。
そして田舎。
強い蕎麦と強い汁。三色の中でベストマッチである。
蕎麦の香りと甘味が汁によってより強調される。
蕎麦の食感もよい。
蕎麦湯はあっさりとした蕎麦湯。
昇平蕎麦湯.jpg昇平蕎麦湯1.jpg
蕎麦湯で口の中をさっぱりとした後は花見だんご。
昇平デザ.jpg
器が桜の花びら。団子は白玉。
白玉が蕎麦団子だったら良かったな。でも美味しい白玉と餡子だった。










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リーズナブルに 那珂の蕎麦3 ふじ庄 [茨城の蕎麦]

F看板.jpg

再びひたちなか市。今日はどこの蕎麦を試すか?時間の制約もありルート上からあまり離脱するわけにもゆかない。ICそばに蕎麦屋があった事を思い出す。ふじ庄。地粉100%使用手打ち蕎麦の旗が立っていたと記憶している。

F入り口.jpg   F蕎麦室内.jpg

室内は結構広い。茶は緑茶。

F茶.jpg

品書きを確認する。蕎麦に田舎、細打等の種類の設定は無く、また、つなぎ比率の違いによる種類の設定もない。一種類勝負のようだ。しかし、丼物もある。ということは、経験上好みと離れた店の可能性が高い。しかし、想像だけで判断してはいけないのだ。大盛り(600円+大盛り150円増)を頼む。リーズナブルな価格設定だ。

F蕎麦.jpg

 結構太い蕎麦である。

F蕎麦1.jpgF蕎麦2.jpg

F粉が細かく均一.jpg

蕎麦の表面は艶やかで、表面から感じられる粉は細かく均一である。機械挽きの粉なのかもしれない。蕎麦のみを手繰る。蕎麦の香りが少ない。咀嚼してみるが、蕎麦の香り、甘みは立ってこない。???さらに咀嚼する。ようやく蕎麦の甘みを感じた。蕎麦の食感は悪くなく、硬すぎず、ムッチリと咀嚼が心地よい。

山葵で口直し。

F薬味.jpg

予想通りの山葵で、香りは少なく風味も弱い。予想していたことではあったが。しかし、柔らかさと多少の瑞々しさはあり、落胆するような山葵ではない。尤も、もしこの蕎麦が風味豊かな十割だったら落胆しただろうが。葱の切り方も悪くない。丁寧な仕事だ。

汁を確認。

F汁.jpg

薄口でダシの香りが強め。味に角はなく、酸味、甘み、塩気が飛び出る事もなく、いいバランスに仕上がっている。蕎麦を汁に付けて啜る。蕎麦が太くて啜りにくいが、啜っても香りは立たない。しかし、咀嚼していくと蕎麦の甘みを感じる。汁を付けた方が良い。汁の塩気と旨みが蕎麦の甘みを呼び起こすのだろう。

蕎麦湯、サッパリとした蕎麦湯だった。

F蕎麦湯を注ぐ.jpgF蕎麦湯.jpg

手打ちだが粉は製粉所製なのだろう。自家製粉の十割手打ちとは方向性は異なるが、リーズナブルに手打ち蕎麦を提供するという方向に振った蕎麦なのだろう。これはこれでCP的に納得できる蕎麦である。気軽に食べやすい価格帯という制約の中での美味しい蕎麦。今回は盛を頼んだが、この蕎麦の太さと食感から考えると、茨城名物”けんちん蕎麦”にとっても合いそうな蕎麦ではないかと思う。意外と、確信犯的にけんちんに合わせた蕎麦を打っているのかもしれない。

 

 


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ちょい粗挽きの十割蕎麦 那珂の蕎麦2 だぼう [茨城の蕎麦]

D暖簾.jpg
急遽ひたちなか市で仕事になった。が、仕事の内容を考えると泊まりはまずない。
日帰り出張となるとチャンスは客先へ入る前の昼ご飯しかない。
那珂ICから客先へ行く途中に気になる幟があったのを思い出す。
那珂ICを出て118号に入る。38号へ右折してしばらく走ると、右手にコンビニが見える。
その手前あたりに幟がはためいている。右折して細い道にはいると店はある。
D入り口.jpgD外観.jpg
暖簾をくぐりなかへ。入り口右側はカウンター席になっており、左側は机席(3卓)そして奥は座敷になっているが卓数は確認できなかった。
Dカウンター.jpgD机席.jpg
お品書きを確認する。
Dメニュー.jpgDメニュー2.jpg
ここの蕎麦は三種類である。
外一が標準で、指定無き場合はこの外一だそうだ。
田舎蕎麦は太打ちの外一となっている。
もう一つは十割蕎麦。
セイロ(ざると表記)は680円で十割の場合は150円増し(十割大盛りの場合は470円増し)である。
十割の大盛りを注文する。つまり、680円+470円
D蕎麦茶.jpg
蕎麦茶を飲みながら蕎麦を待つ。
D蕎麦.jpg
蕎麦は少なめに見える。(実際は十分食べごたえがあった。)
蕎麦は若干粗挽きで、表面にはつぶつぶ感もあり、若干星もみえる。
D十割.jpgD十割2.jpg
蕎麦を手繰る。
粗挽きゆえに啜りにくいが細打ちだけに喉越しは悪くない。
無論十割である。すぐに喉の奥に送り込まず十分に咀嚼する。
咀嚼ごとに蕎麦の甘味が滲み出てくる。
D汁.jpg
汁の味を確認する。
ダシの香りが強めに感じる。塩は若干強めであるが、味は重くなく薄口だ。
蕎麦を汁に僅かに付けて手繰る。
蕎麦の香りより汁の香りの方が強いが、咀嚼によって滲み出た蕎麦の甘味は汁に負けない。
むしろ汁によって甘味は増す。
そして山葵を舐める。
D薬味.jpg
山葵は香りが少ない。悪い山葵には見えないが何故だか香りが少し弱く清涼感に欠ける。
鼻腔を駆け抜ける清々しい香りを求めていたのだが、香りは駆け抜けてくれなかった。
すりおろし方なのか山葵の種類なのか不明だが山葵には不満は残った。
無論、蕎麦の出来が良いからこそ感じた不満ではある。
D蕎麦湯.jpgD蕎麦湯2.jpg
蕎麦湯は濃いめであり、蕎麦湯のみで飲んでも十分甘さを感じる。
無論、汁を混ぜると汁の香りと蕎麦湯の甘味が合わさって旨味を感じる。
その旨味が体に”蕎麦は終わり”と言い聞かせているようだ。



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香り高い十割蕎麦と柔らかな汁 那珂の蕎麦 十割そば 麦屋 [茨城の蕎麦]

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日立市での仕事は予想外に早く片付いた。
これはラッキーだ。往路の逆コースを辿って昼は那珂まで戻って蕎麦にしよう。
十割蕎麦が食べたい。那珂市の麦屋が気になる。
6号をひたちなか市を目指し、市毛十字路で右折、那珂市に入る。水郡線を超えたら右折して旧道に入る。しばらく行って住宅地にはいると。。。。??無い。どこまで行っても無い。看板でもあると思ったのだが。
MapFanの地図だけが頼りだ。こまかくチェックすると茨木学園に入る道に行けば良さそうだ。
住宅地に入り込み探す。ん?蕎麦屋の看板だ。
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ずいぶんと小さい。これじゃあ見落としそうだ。
さらに奥まった路地に入ると駐車場があった。その奥が門だ。
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乳幼児お断りの札がある。まあ、静かに蕎麦を楽しめるという事か。
でも一寸気になる。この手の看板を掲げて美味かった店はあまり知らない。
ほとんどは”高飛車な事を言う程の味じゃないぜっ”て感じで幻滅する事の方が多い。
例外は御殿場の草季庵など、ほんとうに少ない。
とりあえず、試してみよう。中へ進む。
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庭が広い。木々の間を抜け奥にある民家に向かう。いい庭だ。手入れしすぎて人工的すぎる訳でなく、手入れされず雑然としている訳でなく、良い案配だ。
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いい感じの民家である。中に入ろう。
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薪のストーブとか、オープンリールのテープレコーダーとか山水のアンプとか置いてある。
BGMは録音されたジェットストリームだ。涙が出る程懐かしい。
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室内も良い雰囲気を醸し出している。
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薪のストーブとお茶が心も体も暖めてくれる。
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さて、何にするか。大盛りだな、やっぱり。
蕎麦がきや、蕎麦ぜんざいも食べたいが、残念ながら腹の空き具合はそれほどではない。
今朝ホテルで朝食を食べ過ぎてしまったのだ。バイキング朝食は食べ過ぎていけない。しかも朝カレーなど置いてあるからつい・・・・・。
大盛りをオーダー、(もり800円+大盛り300円)
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細打で表面には星は無く、見るからに上品な蕎麦だ。
さっそく蕎麦のみを手繰る。蕎麦の香りが口の中に広がる。
喉越しも十割としては素晴らしい。下手な二八など足下に及ばない程だ。
咀嚼する。蕎麦の香りが増してくるのが判る。舌の上に蕎麦の甘みも重なってくる。
香りと甘みが咀嚼の度に増してくるのがはっきりと判る。思わず唸ってしまう。
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例えば、昨日食し感動した満志粉の二八蕎麦と比べると、蕎麦を啜った時に口の中に充満する香りは満志粉の蕎麦の方が高く喉越しも素晴らしい。しかし満志粉の蕎麦は咀嚼しても香りは増さず、甘みも増えなかった。
麦屋の十割蕎麦は啜った時の香りは満志粉の蕎麦より少ないし喉越しも違う。しかし、咀嚼によって香り、甘みが増してゆく。どちらが素晴らしい蕎麦か?これは優劣ではない。好みの問題でもない。分野が違うのだ。
つまるところ、二八という分野と十割という分野。それぞれの分野での優れた蕎麦なのだ。
口直しに山葵を舐める
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残念だ。山葵が・・・・。
テーブルを引っくり返したくなるような気持ちになったり、食して不機嫌になるような粗悪な山葵ではないが、香りが弱いし瑞々しさが足らない。蕎麦が素晴らしい故に粗が目立ってしまう。
是非とも蕎麦のクオリティに負けないぐらいまでに引き上げてもらいたいものである。
汁を口に含む。柔らかだ。甘みが酸味を包み込み塩気はあまり感じない。輪郭はソフトフォーカスかけたみないに柔らかで優しい。硝子細工ではなく白磁、いや青磁の地肌を連想した。
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蕎麦を汁に付け食す。蕎麦の香りと甘みが汁の旨味と美味く絡まっている。
これが十割の強みか!汁を付けても汁の香りに負けていない。むしろ蕎麦の甘みが引き立つ。
汁無しで啜り、汁を舐める程に口に含み半分の量を食し、残り半分は汁に付けて食し堪能した。
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蕎麦湯はサッパリしているが香りは高く美味しい。


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すばらしい香りと喉越し ひたちなかの蕎麦2 満志粉 [茨城の蕎麦]

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今回の出張は茨城の日立市。明日朝からの仕事のため本日中に現地へ移動しておけばよい。
移動途中で夕食として蕎麦を堪能することにする。
那珂ICで降りて、一般道で日立を目指すことにする。その途中で蕎麦を楽しもうという作戦だ。
”那珂市”界隈か、それとも”ひたちなか市”界隈か迷うが、ロケーション的に行きづらい満志粉に行く事にする。
時間に余裕があるときでないと、行く事がロケーション的に辛いからだ。
今回のように余裕があることなど、そうは無い。せっかくのチャンスである。
高速から118そして38へ。38から6号にはいり佐和駅のほうへ曲がる。それからが迷いそうで不安だ。市道をひたすら進む。
以前、満志粉へ行ったときは臨時休業(正月休み?)だったので今回こそはと意気込む。
暗くなり、以前昼間に来たときと景色が違い戸惑うもなんとか到着する。
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夜の部が開店したばかりらしい。客はまだ誰もいない。
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まずお茶。冬は熱いお茶がうれしい。
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何を頼むか。
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十割蕎麦(1000円)もメニューにあるが、残念ながら土日限定だ。
じゃあ、田舎(700円)か?しかしまだ有るのか?昼間で完売しているのでは?聞けばやはり完売とのこと。
このほか蕎麦がきも完売。やはり夜に来てはいけない。昼の部開店早々に行かねば好きなものを食する事ができない。まぁ、オーソドックスに盛り蕎麦も良いだろう。盛り(700円)を大盛りで頼む。大盛りは200円増しだ。
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おぉ、なんと綺麗な蕎麦だろう。
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見事な細打ちである。
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見るからに美味しそうな表面をしている。
蕎麦のみを手繰る。!!!!なんという香りの高さだ!啜った直後、口の中は蕎麦の香りが満ち溢れる。
これは堪らない。続けて蕎麦のみですする。素晴らしい喉越しだ。
いや香りを楽しもう!咀嚼して香りを楽しむ。しかし、この蕎麦、香りを一番楽しめるのは啜った直後だ。咀嚼はそれほど意味はない。
山葵を舐めてリフレッシュをはかる。山葵の香りが舌先と鼻腔に心地よい。
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山葵も素晴らしい。やはり美味しい蕎麦を出す店は山葵や葱を蔑ろにしないものだと確信した。
汁のみを口に含み確かめる。
わずかに薄めだが酸味、甘みは少なく、辛口。引き締まっているが角はなくまろやか。洗練された凛とした汁である。
好みの味だ。やはり引き締まった汁の方が好きだ。尤も引き締まっていても角があってはいけないが。
蕎麦を汁に僅かに付け手繰る。美味いが、蕎麦の香りが汁の香りの分感じなくなってしまう。
おそらく、ここの蕎麦だから感じる事だろう。蕎麦のみで啜ったときの香りが鮮烈だったからこそである。

この店の蕎麦を一番堪能できる方法をいろいろ試したが、汁を付けないで啜るのが一番よい。その方法とは、
まず、汁を付けないで一気に啜り、蕎麦の香りを楽しむ。
啜ったら蕎麦を数度咀嚼し香りを確認し甘みを楽しむが蕎麦は口内に押し留めておく。
この状態で汁を舐めるほどに飲み、咀嚼しながら蕎麦とあわせ、蕎麦の甘みと汁の旨みを楽しむ。
山葵を舐めて口内をリフレッシュする。
これを繰り返すのである。

見事な蕎麦であった。細打ちというだけなら他の店でもっと細い蕎麦もあったが、やはり香りは弱かった。
蕎麦の香りが高くても、蕎麦が太すぎれば喉越しは良くない。(尤も確信的に太く香りを強くする場合も多いが)

蕎麦湯
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濃すぎず、薄すぎず。蕎麦湯だけで飲んでも香り高く、そのまま飲める。香り高いが、飲んだ後は後口はサッパリしている。




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十割の価値なし、せっかくの常陸秋蕎麦が・・・ 水戸 そばの実 [茨城の蕎麦]

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茨城へ出張。水戸で宿泊の予定。
水戸の十割蕎麦を調べてみる。風がよさそうだ。行ってみる。
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おお、隠れ家っぽいぞ!(単なる一軒家の住宅?)
良く見ると。
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なにー、今週は土日だの営業だとぉ~っ?テンションが一気に下がる。

いや、気分を持ち直し、他の店を探すことにする。どうしても蕎麦が食べたい。
近所に他の蕎麦屋は無いか?このまえ水戸に来たとき、前を通りかかって気になった店がこのあたりだったような・・・。
車で走り回る。住宅地の路地に入ってみる。201001261108000.jpg
おぉ、あったぞ。ここだ。建物が小奇麗なのがちょっと気になるが。ちょうど今開店したとこだ。
石臼挽き自家製製粉、常陸秋蕎麦100%使用の文字がある。これは期待できるか!
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中も小奇麗で広い。
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茶はほうじ茶。品書きに十割蕎麦の文字、うん、頼むしかない。1050円か。大盛りは300円増し。
したがって十割の大盛りをオーダー。
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さて蕎麦がきた。まず蕎麦自身を確認する。
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やや太い蕎麦である。細打ちとはいえない。蕎麦のみをすする。
香りはそれほど立っていない。また、ちょっとボソボソぽい蕎麦だ。いくら十割でもこの太さでこの喉越しはどうしたものか?噛み応えがあり、ねっとりした噛み応えがある。
蕎麦を打つときの水が少なめなのだろうか?それとも茹でが若干不足?
汁は?と、汁を確認のため舐めてみる。
薄い。酸味が先に感じる。輪郭はぼやけており、キリッとした感じは微塵も無い。
更科にはよさそうだが、十割蕎麦にはどうかな?と疑問を感じながら蕎麦を汁につけすする。
だめだ、汁が負けてしまう。しかたが無い、こればけはやりたくなかったが、蕎麦を汁に漬けよう。
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この食べ方は最低だ。粋じゃない。こんな野暮な食べ方はしたくなかったのだが・・・。
これでは冷掛けそばである。
だが、これでも汁が負けてしまっていた。
バランスが悪いのである。強い蕎麦と弱い汁、バランスが悪い。
店主は薄味の汁が好みなのだろうが、十割蕎麦に使用するには弱すぎる。
十割蕎麦専用の汁が必要だ。
もっとも、十割蕎麦は限定であり、ほとんどのオーダーが十割ではない蕎麦であるから、ここまで蕎麦が強くない。
従って薄味の汁でも良いとの判断かもしれない。
しかし、もしそうなら十割蕎麦を打つべきではない。更科を打つべきだ。これではせっかくの常陸秋蕎麦がもったいない。
どうせなら美味いと感激しながら食いたいのだ。
ちょっと口直しで山葵を舐めよう。
なんだ?このケチった薬味は
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まあいい、山葵を・・・・と箸の先で山葵を突く、んっ?コツン?何だ?
よっと力を入れてみる。ポロポロと崩れる・・・?????崩れる?潰れるだろ?普通!
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これは昨日の薬味なのか!俺は今日最初の客(他に2グループいたが、一人客は俺一人で当然オーダーは俺が最初)だから今日すりおろしたものなら保存期間は長くない。(そもそも山葵をおろして保存しておくなどもってのほか)
だから固くなっていないはずだ。
だが、今ここにある山葵は水分が抜けて固くなっている。舐めてみると香りもない。
決定的だ。薬味を作り置きしておき、昨日残った薬味皿を冷蔵庫に保管していたのだろう。
今、判断した。この店評価に値しない。
十割で1050円という価格は決して安いほうではない。この価格で美味い十割は世の中に多い。
また、それらの店がだす薬味は蕎麦に負けず素晴らしい。おろしたての本山葵しかり、自分でおろす山葵しかり、である。
この店、この価格をとってこの内容ではお粗末すぎである。
価格と商品価値は一致しなければならない。商品をだして対価を得る以上顧客の満足させなければならない。
だが、この十割の価値は感じられない。
今日はまったく持って無駄遣いしてしまったとの気分に支配され不愉快になってしまった。
これから仕事というのにテンション下がりまくりである。
冷掛け蕎麦と化した蕎麦に山葵を入れてみる。が、想像通り不味くなった。香りが無いのである。薬味に何より必要な香りが!(山葵を入れたことをこんなに後悔した事は無い。)
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蕎麦湯を一応飲んでおく。

まぁ、今日理解したことがあった。俺は山葵が大好きなのだ。これが悪いと一気に機嫌が悪くなるらしい。

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木の温もりの空間で食す ひたちなか そば処 木挽庵 [茨城の蕎麦]

今日の出張はひたちなか市。木挽庵へ向かう。
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入り口からしていい雰囲気を醸し出している。店内禁煙の文字。これは嬉しい。
のれんを潜りふと見上げると201001121133002.jpg
HPには木製の器、建物さえも店主の手作りとあったが良い雰囲気である。
201001121133001.jpg隠れ家の木戸のようにさえ思える扉を開き中に入る。中も期待を裏切らない。空間の包まれ感といい、明るすぎない、落ち着ける色合いの照明といい期待を抱かせる。
囲炉裏の大きい部屋、座敷が2、個室1とカウンター、そして今回座ったミニ囲炉裏のある席がある。囲炉裏には炭火の柔らかく暖かい光が気分を和ませる。
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まずお茶。201001121137000.jpg
暖かい蕎麦茶である。これは嬉しい。水では味気ないよなやっぱり。
今日のような寒い日は暖かいお茶と囲炉裏が何より嬉しい。
メニューを見ながら悩む。細切りと田舎のどちらを頼むか?やはり二色盛りに落ち着く。
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1300円、大盛りで300円増し。
蕎麦が来るまで店内の雰囲気を楽しむ。
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蕎麦がきた。不思議なのは汁を入れる器が二つ。しかし汁は一種類。
薬味。山葵、辛み大根と葱。山葵を舐めてみる。美味しい。
蕎麦を手繰ろう。どちらからいくか?やはり細切りからだろう。
まず蕎麦のみを手繰って
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細く白い上品な蕎麦である。蕎麦の香りは弱いように思う。
次に田舎蕎麦。こちらは太いが平たい。透明感があって黒い星があり、蕎麦の香りはやはり田舎の方が強い。
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次に汁のみを舐める。
薄めではないが、濃すぎることもない。酸味をまず感じ、次に甘みがある。魚の香りは多くなく蕎麦の香りの邪魔をしない。ただ全体にぼやけた感じを受ける。きりっと締まった感じが無いのが残念だ。汁の味に輪郭を感じない。もっと凛とした締まった感じがあったほうが好みだ。
細切り蕎麦を汁に付け手繰る。喉越しが良い。田舎を味わった後のためか香りが物足りない。
田舎へ進む。汁の味が舌の上に広がりそのあと蕎麦の香りが口の中に充満する、そして香りは喉の奥へと進んで行く。
汁を入れる器が何故か二つなので、一つは汁のみ、もう一つは辛み大根を入れて楽しむ。
二色盛りの大盛りを楽しみ、次はそば湯に移る。
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そば湯はドロッとしたこってりタイプであり、そば湯のみでも美味しく飲めるほど濃い。
木の温もりにあふれた隠れ家で美味しい蕎麦を楽しむといった趣の蕎麦であった。
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日立の蕎麦3 カフェで食す香り高い蕎麦 花みずき [茨城の蕎麦]

日立での仕事は午前中にやっつけ、蕎麦を食べて社に戻る事にする。
が、今日の機械は手強い。なだめすかして何とかコンプリート。
さあ、蕎麦だ。昨日の蕎路の近所にもう一件気になる店がある。何ぶん建物が蕎麦屋っぽくなく、いまいち入りづらい。昨日も蕎路と花みずきと迷ったが、花みずきは見送ってしまった。
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まず何だろうか、この外観。エントランスも蕎麦屋とは思えない。
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店の中はカフェのようだ。BGMにアメリカのFM放送が流れていた。(USENにこんなチャンネルあったような?)
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まず出てきたのはこれ。
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水だ。ガラスコップに入った水だと味気ないが、これなら安っぽい感じにならないのが良い。
一口飲み思うのは、やはり熱い茶がいい。ラーメン食べにきた訳じゃない。
茶は〜んん?何やらドリンクのメニューが。。。。。
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おお、緑茶100円、蕎麦茶200円。そうか!別料金なのだ。
それより蕎麦だ。さて、何にするか。残念な事に十割蕎麦は土日限定だそうだ。
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ザル(700円)の大盛り(200円増)を頼む。この他、お替わりザル(500円)もあった。
何となく落ち着かない不思議な空間で蕎麦を待つ。客部屋は3つに分かれる。座ったのは南側の部屋でテーブル席が4つ。北側の部屋にもそれぐらいのテーブルはあった。真ん中の部屋はカウンターのみである。またテーブル上には灰皿はない。
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蕎麦の到着。細切だが、適度な太さはあり、透明感はない。
また、香りが良い蕎麦である。思わず何度も蕎麦の上に鼻を近付け香りを楽しんでしまった。
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まずは蕎麦のみをすする。蕎麦の香りが口内に広がる。茹で具合、コシもよい。
また、すするのに蕎麦の太さが丁度よい。気持ちよく蕎麦をすすれる。
汁を一口舐める
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おう、切れがある。が、塩辛さは感じないし角が無くまろやかである。甘みも後口に残らない。
好みの汁である。
蕎麦を汁につけ手繰る。蕎麦と汁のバランスも丁度良い。この濃さと蕎麦の太さはベストバランスだ。汁の旨味が舌に広がり、その上を蕎麦の香りが駆け抜けてゆく。咀嚼とともに香りは喉の奥へと送られる。
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薬味。山葵がおいしい。量は少なめだが、これが良い。山葵を汁に溶く食し方だと少ないかもしれないが、箸の先で舐めて口直しをする食し方だと丁度良いのだ。いつも山葵が残って気になっていたから嬉しい。葱のさらし方も丁度良くて辛みは無く、葱をそのままでも食べられる。
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そば湯はサラッとした湯ではなくドロっとした湯でもない。薄すぎず、濃すぎず。文句の付けようが無い。いや、これは十割を食べに土日に来るしかないじゃないか。


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日立の蕎麦2 太平洋を望みながらJazzと蕎麦 そば処 蕎路 [茨城の蕎麦]

日立への出張。蕎麦屋の定休日からずらして設定。
目的地のICより手前のICでおり、海岸沿いの道を目指す。
目的地はそば処、蕎路
想定より渋滞がなく、予定より10分早く到着。まだ暖簾が出ていない。
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開店は11時30分から。丁度そのとき女将らしき方が出てきて店の中は準備できているので入ってくださいとのお言葉。ちょいと恐縮しつつ暖簾の無い入り口から店内へはいる。テーブル2席、座敷3席ほどのこじんまりとした店内の窓の向こうには太平洋が広がる。
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いや、天気もよく、いい眺めである。海を見ながら蕎麦を打つなど憧れさえ感じた。
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お茶はほうじ茶。店内はJAZZが流れる。
テーブルには灰皿があり、禁煙、分煙ではないようだ。幸い開店と同時で客は他にはいない。
これなら煙草の煙に蕎麦を邪魔される事はないだろう。
セイロ680円の大盛りを頼む。大盛りは310円増し。合計990円。価格は普通なのが嬉しい。
太平洋を眺めながら流れるJazzにしばし身をまかせる。う~ん、なんだか蕎麦屋に来た気分ではない。
濃い目のコーヒーが飲みたい気分だ。ニューヨークスタイルの重いチーズケーキと一緒に。
フロマージュではちょっと軽すぎる。
海を眺めながらケーキの妄想を楽しんでいると蕎麦がやってきた。
蕎麦は早いんだよね。現実に引き戻され、体は蕎麦モードとなる。
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ここの蕎麦は外2で打たれる。(蕎麦粉10に対してつなぎ2)
福島県山都の蕎麦粉を使い、蕎麦(そば)の抜きを石臼挽きとのこと。
蕎麦は極細打。透明感があり、茶色の星がはいる。
見るからに上品さを感じさせる蕎麦である。
ただ、量が少なめのようだ。
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まず、蕎麦のみを手繰って香りを確認する。
細打ちの蕎麦が喉を通り過ぎ、蕎麦の香りが残される。細打の香りである。太い野趣溢れる田舎切より香りは確かに穏やかではあるが、上品な香りを残して蕎麦は喉を通り過ぎる。
茹で具合、コシ、満足。
蕎麦汁の味を確認する。
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汁自体は濃すぎない。どちらかといえば薄め。そのままで飲める濃さで、甘み、塩加減、酸味はどれも穏やかで角は立っていない。
好みに近い味である。もう僅かに切れがあると最高だ。
蕎麦を汁に付けすする。
魚の香りが気持ち強めに感じるが、鼻につかない。これはバランスが良い故か?正直今まで魚の香りが強い汁は好きではなかったが、ここの蕎麦汁は蕎麦を邪魔していないので好感を持てる。
ただ、蕎麦汁の量が少なく、大盛りを食べきる前に汁は無くなってしまった。
これは、汁の味がよく、汁のみで何度も舐めてしまったためでもあるので一概に少なすぎとは言えないかもしれない。
蕎麦と汁とのバランスは完璧ではない。この透明感のある極細切の蕎麦にこの汁は強すぎると思う。
汁単体では薄めと思えるが、それはもっと強い蕎麦と合わせた場合であろう。
ここの蕎麦にはもっと薄い汁の方が蕎麦の香りがさらに引き立つのでは?と感じさせる。
もっとも、これ以上薄いと山葵、葱等薬味入れた場合、薬味に負けてしまうかもしれない。
また、薬味を入れて食す習慣を持たない故に感じてしまうだけかもしれない。
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山葵は期待はずれだったのが唯一の残念。
蕎麦湯。サッパリと口直しに丁度良い濃さの蕎麦湯が供された。
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もっと海を見ながらJazzに耳を傾けたい気分であったが、仕事に遅れる訳にもいかない。残念だが現世に戻り、店を出る。店には暖簾が掛かっている。やっぱり暖簾がないとね。
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つくば 香り高い蕎麦、でもこんな山葵じゃ蕎麦が。。。。そばの里 奴庵 [茨城の蕎麦]

つくばでの仕事は午前中でやっつけた。街路樹の紅葉を楽しみながら今日の蕎麦はどこにするか思案する。よし、奴庵にしよう。ここはサービスセットで蕎麦汁粉を付ける事ができる。甘党には嬉しい。
とある研究施設の敷地の裏側にこの蕎麦屋はある。表通りからは見えなく、しかも大きな研究施設の裏側の木立のなかにありわかりづらい。
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すべて十割である。サービスセットは880円で蕎麦と丼もの(けっこう種類は多い)か蕎麦汁粉が選べる。大盛りは200円増しと嬉しい価格設定。
まず最初に蒟蒻が到着。たしか茨城名物だっけ?奥久慈名物?と悩みながら蒟蒻を味わう。
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ランチサービスセットが到着。甘党には汁粉が嬉しい。
蕎麦は細切り。早速手繰る。
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咀嚼するまでもなく、口の中に蕎麦の香りが広がる。実に香りの高い蕎麦である。
ここまで香りの高い蕎麦は滅多にありつけない。
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蕎麦の次は汁を口に含み味を確かめる。
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濃い。というか塩っぱい。ずいぶんと塩気が強い汁である。甘みも強いと思われるが塩気の奥に隠れてしまっている。魚の香りも多めのようだが、塩気で隠れてしまっている。
蕎麦に汁を少しだけ付け手繰り、蕎麦の香りを楽しむ。
口直しに山葵を舐める。が、山葵の質が良くない。山葵の香りが悪く、ざらついた味わいの山葵である。

今理解した。前に行った傳六で、山葵が進んで。。。と書いたが、何も傳六の汁が甘くて口直しの山葵進んだ訳ではないのだ。傳六の山葵が香り高く美味ったから進んだんだ、と。

せっかくの香り高い蕎麦なのに、こんな山葵じゃ蕎麦を殺してしまう。ぜひ山葵の事をもっと大切に考えてほしいものである。
ここの香り高い蕎麦は一番好みなだけに非常に残念である。
この香り高い蕎麦には、本山葵のおろしたてで楽しみたいものだ。
汁は好みの問題もあるが、この山葵は好み以前であろう。
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この山葵じゃちょっと。。。蕎麦がかわいそうだ。
で、そば湯。普通なそば湯で、後口すっきりと。
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最後に蕎麦汁粉。
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蕎麦団子はこのとおり。
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甘党として、汁粉で締める。
蕎麦の香りに満足。



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日立 住宅地のなかにうまい蕎麦 手打ち蕎麦 傳六(でんろく)  [茨城の蕎麦]

今日の出張は日立。気に留めていた蕎麦屋に行くことにしたので仕事は手際よく片付けてゆく。
さて昼。十王付近から6号線へ向かって走る。6号を高萩方面へ。
天気もよく、右側に開ける海も気持ちよい。
小貝浜入り口の信号を目印にして住宅地に入る。小さいが看板があり迷わない。
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中は6卓ほどで、さほど広くは無い。壁等内装は落ち着ける感じで、なかなかよい。
十割と二八がある、十割の大盛りを頼む。
十割で800円、大盛りで+200円と値打ちな設定だ。
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細切りで星がなく、上品な蕎麦だ。江戸前の洗練された蕎麦の趣である。
太さもバラツキがなく、色も良い。
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さっそく手繰る。新蕎麦の香りがうれしい。細切りだけに喉越しを味わいたいところだが、そこは新蕎麦、もったいなくて飲み込めない。喉の奥へ消えてゆこうとする蕎麦をおしとどめ、ていねいに租借して香りを楽しむ。
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蕎麦を確認したあとは汁
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おや、ちょっと甘めだ。味は薄めで細切りの蕎麦に丁度良いが、若干後味に甘みが残る。
太い田舎切りならばバランスが取れると思うが、この細切りにはもっとスッキリした汁のほうが好みだ。
が、甘さは強めだが、酸味は丁度良く、味は悪くない。まぁ好みの問題なのであろうが。
蕎麦を汁に付け手繰る。手繰りながら口直しの山葵を舐めるが、汁の甘さのせいか、山葵が進む。
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蕎麦湯。すっきりとした蕎麦湯で好感が持てた。
CPは高く、満足できた店だった。ただ、店内にTVはいらないでしょ?せっかくの良い雰囲気の内装と良い蕎麦の気分が壊されてしまう。
(丁度蕎麦特集やってたが、DVDだったかも)



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