SSブログ

日立の蕎麦2 太平洋を望みながらJazzと蕎麦 そば処 蕎路 [茨城の蕎麦]

日立への出張。蕎麦屋の定休日からずらして設定。
目的地のICより手前のICでおり、海岸沿いの道を目指す。
目的地はそば処、蕎路
想定より渋滞がなく、予定より10分早く到着。まだ暖簾が出ていない。
201001071118000.jpg201001071119000.jpg
開店は11時30分から。丁度そのとき女将らしき方が出てきて店の中は準備できているので入ってくださいとのお言葉。ちょいと恐縮しつつ暖簾の無い入り口から店内へはいる。テーブル2席、座敷3席ほどのこじんまりとした店内の窓の向こうには太平洋が広がる。
201001071120001.jpg201001071121001.jpg
いや、天気もよく、いい眺めである。海を見ながら蕎麦を打つなど憧れさえ感じた。
201001071121000.jpg
お茶はほうじ茶。店内はJAZZが流れる。
テーブルには灰皿があり、禁煙、分煙ではないようだ。幸い開店と同時で客は他にはいない。
これなら煙草の煙に蕎麦を邪魔される事はないだろう。
セイロ680円の大盛りを頼む。大盛りは310円増し。合計990円。価格は普通なのが嬉しい。
太平洋を眺めながら流れるJazzにしばし身をまかせる。う~ん、なんだか蕎麦屋に来た気分ではない。
濃い目のコーヒーが飲みたい気分だ。ニューヨークスタイルの重いチーズケーキと一緒に。
フロマージュではちょっと軽すぎる。
海を眺めながらケーキの妄想を楽しんでいると蕎麦がやってきた。
蕎麦は早いんだよね。現実に引き戻され、体は蕎麦モードとなる。
201001071125000.jpg
ここの蕎麦は外2で打たれる。(蕎麦粉10に対してつなぎ2)
福島県山都の蕎麦粉を使い、蕎麦(そば)の抜きを石臼挽きとのこと。
蕎麦は極細打。透明感があり、茶色の星がはいる。
見るからに上品さを感じさせる蕎麦である。
ただ、量が少なめのようだ。
201001071125003.jpg201001071126000.jpg
まず、蕎麦のみを手繰って香りを確認する。
細打ちの蕎麦が喉を通り過ぎ、蕎麦の香りが残される。細打の香りである。太い野趣溢れる田舎切より香りは確かに穏やかではあるが、上品な香りを残して蕎麦は喉を通り過ぎる。
茹で具合、コシ、満足。
蕎麦汁の味を確認する。
201001071125001.jpg
汁自体は濃すぎない。どちらかといえば薄め。そのままで飲める濃さで、甘み、塩加減、酸味はどれも穏やかで角は立っていない。
好みに近い味である。もう僅かに切れがあると最高だ。
蕎麦を汁に付けすする。
魚の香りが気持ち強めに感じるが、鼻につかない。これはバランスが良い故か?正直今まで魚の香りが強い汁は好きではなかったが、ここの蕎麦汁は蕎麦を邪魔していないので好感を持てる。
ただ、蕎麦汁の量が少なく、大盛りを食べきる前に汁は無くなってしまった。
これは、汁の味がよく、汁のみで何度も舐めてしまったためでもあるので一概に少なすぎとは言えないかもしれない。
蕎麦と汁とのバランスは完璧ではない。この透明感のある極細切の蕎麦にこの汁は強すぎると思う。
汁単体では薄めと思えるが、それはもっと強い蕎麦と合わせた場合であろう。
ここの蕎麦にはもっと薄い汁の方が蕎麦の香りがさらに引き立つのでは?と感じさせる。
もっとも、これ以上薄いと山葵、葱等薬味入れた場合、薬味に負けてしまうかもしれない。
また、薬味を入れて食す習慣を持たない故に感じてしまうだけかもしれない。
201001071125002.jpg
山葵は期待はずれだったのが唯一の残念。
蕎麦湯。サッパリと口直しに丁度良い濃さの蕎麦湯が供された。
201001071132000.jpg
もっと海を見ながらJazzに耳を傾けたい気分であったが、仕事に遅れる訳にもいかない。残念だが現世に戻り、店を出る。店には暖簾が掛かっている。やっぱり暖簾がないとね。
201001071135000.jpg201001071136000.jpg








nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 1

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。