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理想のシュークリームにはほど遠く クリームパフの難しさを知った [甘味]

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まったりした土曜日の昼下がり、夕食用の手打ち饂飩を打っているときに下の娘がこんどはシュークリームを作りたいとせがむ。
皮が難しいと噂に聞いているが。。。。。まあ、やってみな。んっ?手伝ってってこと?
お父ちゃんは饂飩打っているんだ!っていったが結局饂飩打ちとパフ作りをパラでやることになった。
バータ・シューの材料を用意
食塩1g
水65g
バター65g
牛乳65g
薄力粉50g
強力粉25g
卵4個
鍋に塩、牛乳、水、バターを入れ中火にかける
バターが溶けて沸騰したら火からおろして、粉をふるって入れてヘラで混ぜる
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再び火にかけて30秒程混ぜるて火からおろす。
卵を少しづつ入れて、分離しないように混ぜる。
生地に卵を入れるとすぐに分離する。
慌てて混ぜる。かなり忙しい。
娘と一緒に作っているからいいようなものの、一人だとパニックだろうな。
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生地を確認する。
卵三個程入れて確認するともうちょっとという感じ?でさらに一個分追加。
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しまった、多すぎた。ちょっと柔らかすぎだろう。失敗確定か?
しょうがない、このまま進めよう。
生地を絞り出して。
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霧吹きで水をかけて、オーブンで焼く。220℃で20分、170℃に下げて10分。
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やっぱり膨らみが足らない。噂には聞いていたが難しい。
オーブンの位置具合で膨らみがかなり違う。温度設定の具合か?余熱設定の具合か?尤も生地がゆるすぎの失敗しているし。
一番まともに膨らんだパフで空洞の度合いを確認
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先週のミルクレープ同様にレンジでカスタードクリームを作って
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潰れたパフを何とか広げてクリームを無理矢理流し込む
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冷蔵庫で冷やして、とりあえず皿にのせて。。。。。
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おっ?味は確かにクリームパフだ。膨らみ不足だけど。
さあ、娘たちよ、この大量の失敗作と格闘を始めようぜ!

パフと格闘しながらネットで多くのレシピを確認すると、卵の量が要と書いてある。特に”卵が余る事なっても入れ過ぎてはいけない”との注意書きが。。。。。やはりこれか、失敗の原因は!


パフの材料を探しまくっているときに賞味期限のミックスドライフルーツが発掘された。
これは早急に使わなければならない。何にするか?パウンドケーキ?いや今はちょっと重い。
ホットケーキに混ぜてみるか?いや、フライパンだと焦げそうだ。
とりあえず手っ取り早く混ぜてオーブンで焼こう。おやつはパフとこれだ。

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薄力粉 300g
BP 小3
砂糖 大6
牛乳 130ml
卵 3個
バニラオイル 適当
バター 大3
ミックスドライフルーツ 150g(オレンジ、レーズン、リンゴ、チェリー、パイン(他、砂糖、洋酒、水飴入り)
ラム酒 好きなだけ

薄力粉とBP、砂糖を振るっておく。
粉に牛乳、卵、バニラオイルを合わせたものを入れてヘラで混ぜて、溶かしたバター代を入れる。
ドライフルーツも加えて混ぜて、溶かしバター大1をひいたパエリアパンに流し入れてかき混ぜずに放置によって平にならす。
210℃のオーブンで15分焼く。
焼き上がりにラム酒をハケでぬる。

ちょっとこげ気味か?焼きを10分くらいにしておけばよかった。
ブランチぐらいには使えるかな。












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十割の価値なし、せっかくの常陸秋蕎麦が・・・ 水戸 そばの実 [茨城の蕎麦]

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茨城へ出張。水戸で宿泊の予定。
水戸の十割蕎麦を調べてみる。風がよさそうだ。行ってみる。
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おお、隠れ家っぽいぞ!(単なる一軒家の住宅?)
良く見ると。
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なにー、今週は土日だの営業だとぉ~っ?テンションが一気に下がる。

いや、気分を持ち直し、他の店を探すことにする。どうしても蕎麦が食べたい。
近所に他の蕎麦屋は無いか?このまえ水戸に来たとき、前を通りかかって気になった店がこのあたりだったような・・・。
車で走り回る。住宅地の路地に入ってみる。201001261108000.jpg
おぉ、あったぞ。ここだ。建物が小奇麗なのがちょっと気になるが。ちょうど今開店したとこだ。
石臼挽き自家製製粉、常陸秋蕎麦100%使用の文字がある。これは期待できるか!
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中も小奇麗で広い。
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茶はほうじ茶。品書きに十割蕎麦の文字、うん、頼むしかない。1050円か。大盛りは300円増し。
したがって十割の大盛りをオーダー。
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さて蕎麦がきた。まず蕎麦自身を確認する。
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やや太い蕎麦である。細打ちとはいえない。蕎麦のみをすする。
香りはそれほど立っていない。また、ちょっとボソボソぽい蕎麦だ。いくら十割でもこの太さでこの喉越しはどうしたものか?噛み応えがあり、ねっとりした噛み応えがある。
蕎麦を打つときの水が少なめなのだろうか?それとも茹でが若干不足?
汁は?と、汁を確認のため舐めてみる。
薄い。酸味が先に感じる。輪郭はぼやけており、キリッとした感じは微塵も無い。
更科にはよさそうだが、十割蕎麦にはどうかな?と疑問を感じながら蕎麦を汁につけすする。
だめだ、汁が負けてしまう。しかたが無い、こればけはやりたくなかったが、蕎麦を汁に漬けよう。
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この食べ方は最低だ。粋じゃない。こんな野暮な食べ方はしたくなかったのだが・・・。
これでは冷掛けそばである。
だが、これでも汁が負けてしまっていた。
バランスが悪いのである。強い蕎麦と弱い汁、バランスが悪い。
店主は薄味の汁が好みなのだろうが、十割蕎麦に使用するには弱すぎる。
十割蕎麦専用の汁が必要だ。
もっとも、十割蕎麦は限定であり、ほとんどのオーダーが十割ではない蕎麦であるから、ここまで蕎麦が強くない。
従って薄味の汁でも良いとの判断かもしれない。
しかし、もしそうなら十割蕎麦を打つべきではない。更科を打つべきだ。これではせっかくの常陸秋蕎麦がもったいない。
どうせなら美味いと感激しながら食いたいのだ。
ちょっと口直しで山葵を舐めよう。
なんだ?このケチった薬味は
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まあいい、山葵を・・・・と箸の先で山葵を突く、んっ?コツン?何だ?
よっと力を入れてみる。ポロポロと崩れる・・・?????崩れる?潰れるだろ?普通!
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これは昨日の薬味なのか!俺は今日最初の客(他に2グループいたが、一人客は俺一人で当然オーダーは俺が最初)だから今日すりおろしたものなら保存期間は長くない。(そもそも山葵をおろして保存しておくなどもってのほか)
だから固くなっていないはずだ。
だが、今ここにある山葵は水分が抜けて固くなっている。舐めてみると香りもない。
決定的だ。薬味を作り置きしておき、昨日残った薬味皿を冷蔵庫に保管していたのだろう。
今、判断した。この店評価に値しない。
十割で1050円という価格は決して安いほうではない。この価格で美味い十割は世の中に多い。
また、それらの店がだす薬味は蕎麦に負けず素晴らしい。おろしたての本山葵しかり、自分でおろす山葵しかり、である。
この店、この価格をとってこの内容ではお粗末すぎである。
価格と商品価値は一致しなければならない。商品をだして対価を得る以上顧客の満足させなければならない。
だが、この十割の価値は感じられない。
今日はまったく持って無駄遣いしてしまったとの気分に支配され不愉快になってしまった。
これから仕事というのにテンション下がりまくりである。
冷掛け蕎麦と化した蕎麦に山葵を入れてみる。が、想像通り不味くなった。香りが無いのである。薬味に何より必要な香りが!(山葵を入れたことをこんなに後悔した事は無い。)
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蕎麦湯を一応飲んでおく。

まぁ、今日理解したことがあった。俺は山葵が大好きなのだ。これが悪いと一気に機嫌が悪くなるらしい。

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夢色?みるくれーぷ [甘味]

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日曜日の朝、末娘がミルクレープを作りたいといいだした。
なんでも彼女の好きな、夢色パテシーエールとかいうコミックのなかで主人公が作っていたらしい。
甘党のお父ちゃんにとっては”お前も手伝えよ”と二つ返事で準備にとりかかる。
とりあえずクリームだけのオーソドックスなものを作ろう。まずカスタードを作り始める。

カスタードクリーム
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牛乳450cc
薄力粉 大2
コーンスターチ 大11/2
砂糖 75g
卵黄 4個
バター 大2
バニラオイル 適当
ラム酒 大1

まず粉を振るって
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耐熱ボールに牛乳を入れレンジで3分いれて暖める
かき混ぜながら振るった粉をいれる
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卵黄をすこしづつ加えて
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レンジで5分途中3回程かき混ぜる。3回目ぐらいになるとかなりもったりしている。
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バターとバニラ入れて放置。
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粗熱がとれたらラム酒入れればカスタードは完成
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冷蔵庫で冷やしておこう。

次は生クリーム
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生クリーム200に砂糖15g入れて泡立てる
6分立てになったらカスタードを混ぜて完成
味を確認しつつ加えてゆく。
ん、美味い。カスタードが多い方が美味くなっていくようだ。
上の娘は心配性で入れすぎて失敗作になってしまわないかと心配でストップをかけ、下の娘はもっと入れろという。
結局生クリームの中にカスタードを全部入れてしまった。
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クリームは完成した。次は生地だ。
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クレープ生地
卵2個
薄力粉 125g
バター 50g
砂糖 20g
塩 ひとつまみ
牛乳 250cc

粉を振るいにかける
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ボールに卵を割り入れて泡立て器で混ぜる
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粉を入れて混ぜる
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だんだん生地がまとまってくる
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溶かしたバターを入れ混ぜて。溶け方が不完全なのはご愛嬌。
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混ぜながら牛乳を少しずつ入れる
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生地を1時間寝かせれば生地も完成。

じゃあ焼こう
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何枚焼けただろうか
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放置して冷やす。冷えたらクリームを塗りながら重ねる。
うまく均一に塗るように娘はクリームと格闘しているが、なかなか均一にならない。
クリームを厚くしたいのだが、娘はクリームが足らなくなることを恐れて薄い層にしようとする。
我が娘ながら堅実なことだ。もっと大胆にいこうぜ。
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型を皿に置いて中身を出すと、おお、それっぽいのが出来たぞ。
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冷蔵庫で冷やしてなじませておく。
なじんだら切って食う。
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店で売っているものと違って断層が均一じゃない。
でも、味はよかった。まあ、夢色のミルクレープだったかどうかは別として。


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会津の寒さで体が油を欲しがったのかドーナツが食べたくなった [甘味]

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ドーナツが食べたくなった。
出張先のホテルでTVをつけたらドーナツの映像が出ていて美味しそうだった。が、それ以上気に留めなかった。
次の朝、ドーナツの夢で目が覚めた。夢の中の胡麻ドーナツは胡麻油で香ばしくあげてあり、胡麻団子ともドーナツともつかない外観をしていた。
それからずっとドーナツが頭の中で回り続けている。
きっと会津の寒さのなか、体がエネルギーを欲していたのだろう。
それ以来、週末になった今でも頭の中を回り続けている。もはや食べない訳にはいかない。
だが、ミスドにいくか?それともドーナツプラント?ちょっとメニューに飽きたな。買いに行くのもめんどくさい。いっそ作ってみるのも新鮮かも。
たしか子供の頃ホットケーキを作ったときにドーナツの作り方がパッケージに書いてあった記憶がある。
ということはホットケーキの配合でミルクを少なめにすればよいのか。
で。ホットケーキの配分で作り始める。
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小麦粉を300g、BPを小さじ2、砂糖を大さじ7、これらをふるいにかける。
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ミルクを大さじ4、玉子を2個とバニラオイルを混ぜる。それを振るった粉に混ぜ、さらに溶かしバター大さじ3加えてヘラで混ぜる。
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丸めた生地を平たく延ばし、型を抜いて形を作る。
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なんとか形になった。オイルは残念ながら胡麻油がなく普通のサラダオイル。
160℃ぐらいにしてドーナツ生地を投入。
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平行して、湯煎でビターチョコを溶かし生クリームと牛乳でのばす。
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揚がったドーナツの油をきってチョコレートを片面に漬ける。
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次に揚げたドーナツはシナモンシュガーでまぶす。そのつぎのドーナツはシュガーのみで。
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最後のドーナツは揚げる前に胡麻を生地にまぶしてオイルに投入。
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試食、ミスドのオールドファッションみたいな食感だった。
残念ながら大好きなシュガーレイズドやハニーディップのような食感のドーナツではなかった。
結局、土曜日の昼ご飯はドーナツになった。
個人的にはスイーツを食事代わりにするのは問題ないが、家族は甘いドーナツだけでは食事した気分にならなかったらしい。
しかし、ハニーディップの生地はどうやってつくるのだろうか?レシピが知りたい。しばらく実験の日々が続きそうである。実験の成果が出るのが先か、自分の体が悲鳴をあげるのが先か。そーいえば、健康診断で胆嚢に不具合があり医者から油物を控えるように言われてたっけ。



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葱一本で食す蕎麦 大内宿 三澤屋 [会津の蕎麦]

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会津の仕事は片付いた。帰路をいつもとは変えてみよう。いつもは磐越道で猪苗代湖の北側を抜けて行くが、今回は下道で猪苗代湖の南側を抜けてみよう。
このコース上で蕎麦は・・・と地図を見て気づいた。大内宿の三澤屋に行くチャンスだ。このタイミングで仕事が片付くなど、こんなに都合よく行く事はそうはない。行けるときに行くべきである。たとえ雪が降っていても。
帰り道のコースを大内宿こぶしラインにとる。だんだん山の中に入ってゆく。
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すれ違う車もない。なれない雪道、ペースはあがらない。無論レンタカーはスタッドを装着しているが、上り坂コーナーリング中ちょっとしたアクセル操作ですぐにグリップを失う。急な登り坂なのでスピードも乗らず、グリップ失ってもコースアウトには至らなかった。
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こわごわ走っているが後続車もいない。山を登り、大内ダムを超えると下り坂だ。
下りのコーナーでグリップ失ったら最悪である。最悪コースアウトだ。注意深く運転するも下り坂でスピードが乗る。コーナー前でブレーキングするも何度かグリップを失う。それでもABSのおかげでコーナー進入までにはスピードを落とせた。
ABSとスタッドの有り難みがよく判った。もしこれらが無かったら確実にコースアウトしていただろう。
駐車場に車を置いて、徒歩にて宿場の通りへゆく。
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寒い。風もあり非常に寒い。降る雪の中、雲が薄い部分があるとみえ、ほのかに陽の光がみえるのが幻想的だ。
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三澤屋を探す。同じような建物と雪の中探す、町並みの美観理由もあり特に大きな看板は無い。
奥まで行ったが見つからず、引き返すと、あった。意外と手前にその建物はあった。
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さあ、中に入ろう。
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各テーブルには炭が焚いてあり、暖かく嬉しい。
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真ん中の囲炉裏では岩魚の塩焼きが・・・・・美味しそうであった。
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お茶はほうじ茶。こんな寒いときには暖かいお茶と炭火が何より嬉しい。
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寒そうにしていたのか炭を増やしてくれた。
メニューは扇子に書いてある。
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高遠蕎麦、けんちん蕎麦・・・・こんな寒い日にはけんちん蕎麦の方が良いのだろうが、葱で食べる蕎麦が目的である以上、迷わず高遠蕎麦をオーダー。冷たいですけど大丈夫ですか?と心配された。よほど寒そうにしていたのだろう。
(高遠蕎麦、けんちん蕎麦ともに1050円)
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お茶受けの漬け物。大根が大きく美味しかった。表に干し柿と大根が吊るしてあったが、自家製なのだろう。蕎麦が来た。
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うん、テレビやら、雑誌やらで見た通りだ。まず蕎麦の香りを確認・・・と言いたいところだが、蒸籠でなく、しかも鰹節が上にかかっているため蕎麦の香りは確認できない。
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箸を使って蕎麦をすする。冷たく、締まった蕎麦が喉を通る。うまい。
では、さっそく葱で食べてみよう。葱で蕎麦をすくうように乗せて・・・・。
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葱の辛みと香りが蕎麦、辛み大根と一体になって何とも美味い。
ただ、個人的には鰹節は邪魔だった。鰹節が無い方が蕎麦の香りが引き立つと思うし、味もシンプルになって良いのではと思える。
二口目、葱に蕎麦を乗せて・・・口の中へ入れると同時にかぶりつく。ん!葱の強烈な辛みと香りが鼻腔を突き抜ける。その香りは目にも涙を浮かべさせる。
どうやら口の中に入れる前に蕎麦が葱から滑り落ちてしまったらしい。
これは注意が必要だ。
蕎麦を食べるたびに短くなってゆく葱、蕎麦と辛み大根を楽しんだ。
(高遠蕎麦は辛み大根の絞り汁を付けて食す蕎麦との認識であったが、ここの高遠は掛け蕎麦になっている。会津市内で高遠蕎麦を頼むと蕎麦を辛み大根の絞り汁に付けて食す様式で供される。)
この高遠蕎麦を味わい楽しんだがやはり冷える。
蕎麦湯を入れ飲むが、冷たい掛け蕎麦のため汁が多く、温度が上がらない。
思わず栃餅を追加で頼んだ。きな粉か小豆餡か選べる。またミックスとして両方の味を楽しむ事もできるらしい。甘党としは嬉しい限りだ。迷わずミックス。(630円)
今日、自分の習性に新発見があった。
昨日といい今日といい、どうやら、体が冷えると餅が食べたくなる習性らしい。
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餅が’想像より大きい。まずきな粉から
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栃の実の茶色が香ばしくて美味しい。餅は柔らかく、きな粉の甘みは抑えめ。
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次は小豆餡。この餡、小豆は少なめのようで小豆の味は薄い。甘みも抑えめである。
小豆は小粒で、地物なのであろうか、ほっこり感が無い。餡の色も赤みが強いようで、小豆の種類が違うのであろうか。(北海道産大納言小豆を使って自分で小豆餡を作ったときは、ここまで赤みは強くなく、むしろ白っぽい色であったことから小豆の種類の違いだと思う)
小豆餡に関してはもっとほっこり感のある味が厚く甘い方が好みだ。
外に出る。餅で体が暖まったせいか寒さが和らいだ。
干し柿がたくさん吊るしてあるのが美味しそうだ。
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香り高い蕎麦を曲がり屋古民家で味わう 会津の蕎麦 桐屋 夢見亭(再訪) [会津の蕎麦]

本年最初の会津への出張となれば夢見亭にいかずばなるまい。
磐越道を急ぐ。雪がちらついてきた。横浜の朝は妙に暖かい風が吹いていたが、やはりここは雪国だ寒い。
会津ICから49号線へ、千石通りを通って いにしえ夢街道(ようは飯盛山の前の道)を夢見亭へ向かう。
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内部も味わいがある。
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お茶はそば茶。やっぱり落ち着く。
さて、何にするか?
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やっぱり十割にこだわりたい。ここは”会津のかおりかおり”がよいだろう。
水蕎麦も捨てがたいが、今回は前々から気になっていたものを試すことにした。それは餅。
辛味大根、納豆、そして定番の餡、それに聞きなれない”えごま”。
これは何だろう?ずっと気になっていた。たまには餅も良いか。
窓の外は小雪が舞い始めた。寒そうだ。早めに仕事を片付けよう。
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蕎麦がきた。
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いや、蕎麦の色がみどりがかってとてもうまそうだ。
でも、飾りの人参は要らない気がする。
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逸る気持ちを抑え、まずは蕎麦に鼻を近づけ香りを確認。いい香りだ。
蕎麦を箸で取り啜る。蕎麦の香りが口に広がり、咀嚼とともに香りは強く立ち上り、鼻腔へと導かれる。
うん、見事な香りだ。実に香り高い。同じ”会津のかおり”なのに他店とここまで香りが違うのは何故だろう。
ここまで違えば、この2倍近い値段の差は納得できる。
おっと口直しの山葵。すりおろしていなかった!慌ててすりおろす。
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香り高い山葵で口直しする。蕎麦の香りで充満した口の中が山葵でリセットされる。
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辛味大根も添えられており、辛味大根で口直しも又良いものである。
汁を味わう。
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やや濃い目で、香りはさほど強くない。酸味より甘みが出るが、後味に残るような嫌な甘みはない。
やや濃いと感じるが、塩気は強く感じない。キリッと締まった感じは無いが、ぼやけた感じも無く、柔らかな感じの汁とでもいうのか。
蕎麦を汁に付け楽しむ。口直しは辛味大根で。
蕎麦の香りが最高である。大盛りにすればよかったと悔やまれる。
普通盛が1500円で、大盛りは400円増し。おかわりは1200円だそうだ。
汁は器に入ってくるだけで薄くなっても追加(継ぎ足し)ができないので食べ進むのに注意が必要である。
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何故か小鉢の惣菜が付いてくる。
この店の畑で収穫した野菜だそうだ。実物を見せてもらったが白菜はやたら長くて細めで”たけのこ白菜”というのだそうだ。この他、赤紫の肌の大根(名前を忘れてしまった)もあった。
お新香で特筆は沢庵。いぶした大根で作った沢庵。つまりいぶりガッコである。
秋田のいぶりガッコに比べスモーキーさは弱く香りは少ないがその分クセがない。
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蕎麦湯。スッキリとした口直しに丁度よい濃さの湯である。
残り汁に入れて楽しみ、その後は、蕎麦湯のみで山葵を溶かし、葱を加え飲む。
サッパリした蕎麦湯の後味に山葵の香りが鼻を刺激する。口、鼻、目までがクリアになってゆく。
お楽しみのエゴマ餅がやってきた。
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ゴマとは違う。エゴマというものは高地ではゴマが取れずエゴマなるものを炒って・・・・云々と店の女将さんに聞いたがいまひとつよく理解できなかった。
味はゴマの味はしない。これに味噌と砂糖が入っているが、甘みより味噌のほうが強く、おやつより食事向きの味だ。餅は柔らかくて、良く伸びて、白く、柔らかな味の餅がエゴマ味噌とよく合っている。餅だけを目的に来る価値のある味である。
この石臼は”会津のかおり”専用とのこと。
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店にはもう一台、頑固シリーズ用専用石臼もあった。
”会津のかおり”と”頑固”は自家製粉で、普通の蕎麦は製粉所(自家工場)からの入荷品との話だった。
しかし、蕎麦と餅三つは結構腹が膨れる。まだ仕事までにちょっと時間に余裕がある。
そういえば子供たちからお土産をせがまれていた。腹ごなしに会津土産でも見に行ってみよう。お城の傍の土産物屋を覗いてみる。
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会津の赤ベコ?キャラクターを買ってみる。昔ながらの首振りの赤ベコと比べてかなり現代風。
こんなデカイやつもいた。
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裾野 古民家で寛ぐ。極太蕎麦の香りを満喫 蕎仙坊(再訪) [静岡の蕎麦]

裾野への出張に来た以上、ここは外せない。蕎仙坊。
この店は客先から5分の所にある。12時から行っては混んでしまう。ここは開店と同時にいきたいところだ。昨日からの仕事のなか、今日の蕎麦に合わせたスケジュールをたて、仕事をこなす。
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看板がある小道を入って行く。
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ようやく到着。古民家の建物だが、母屋と馬屋が一体となったL字型の家、つまり曲り家様式の建物である。
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中に入る。入り口につながる部屋には囲炉裏があり、満席の場合この部屋で待つ。
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客室は板間と座敷があり、結構広い。大きな家だ。
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板間から見える庭には野鳥が餌付けされており、いろいろな野鳥を見る事ができる。
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座敷は広く、何か懐かしささえ感じる造りとなっている。
まず茶が出てくるが、緑茶だ。
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若干の違和感もあるが、緑茶もたまには良い。
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さて、何にするか。捲り辛いお品書きを見ながら、二色盛りの大盛り(合計1050円)にする。
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まずは薬味。山葵は美味しい。さすが静岡だ。大根おろしは普通の大根。辛み大根だったらもっと良いのだが。
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蕎麦を待つ間、待ちきれず汁を確認する。
薄めの汁だが、甘みが強めである。が、後口に残るような嫌な甘みではない。
魚の香りは強めで、酸味も感じる。
正直なところ、自分の好みとは方向が違うのではあるが。。。。しかし、ここの蕎麦にはこの汁が実に合うのである。
蕎麦が来た。
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二色盛り。田舎切の太さが目立つ。
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まずは細切から食す。蕎麦のみを手繰りすする。
この細切だって十分太い。実にかみごたえがあり、十分な咀嚼が必要だ。噛み締めるたびに口の中に蕎麦の香りが広がる。
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次に田舎切。蕎麦のみを手繰りすする。。。?というかすすることができない。
箸で口の中へ運び入れるといった感じである。
この太さは何度見ても驚かせられる。
奥歯に力を入れて咀嚼する。この香りはなんという事だろう。そばがき食しているみたいだ。
ただ、顎が疲れる。
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割り箸の太さと蕎麦の太さが一緒である。
今度は汁を付けて食す。汁の香りと甘みが蕎麦の香りと渾然一体となって喉の奥へ消えてゆく。
強めの香りと甘み。しかし、ここまで強い蕎麦には必要な味なのである。
強い汁でないと強い蕎麦に対抗できない。この蕎麦にはこの汁。
細切りの場合は汁を少し付けてすすり、田舎切りの極太の場合は汁に浸して口に運ぶのである。
田舎切りは汁に浸しても蕎麦が負けない。いや何とも強い蕎麦である。
蕎麦というものはこうも力強いものだったのか。
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蕎麦湯はすっきりとした口直しに最適な蕎麦湯である。
蕎麦湯を飲みながら窓の外の野鳥を観察する。こういった古民家というものは実に寛げるものだ。
寛げる空間と蕎麦。最高である。
昨日の草季庵の書院造り様式では寛ぎの中にも凛とした空気を感じたが、今日は凛としたものは感じない。
これが同じ古民家であっても農家曲り屋様式と書院造り様式の差なのであろうか。
今日は何となく、田舎の爺さんの家で寛ぐような気分さえ感じる。

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御殿場の蕎麦 書院造り様式の空間で食す 手打ち蕎麦 草季庵 [静岡の蕎麦]

今日の出張は裾野であるが、以前より気になっていた御殿場の草季庵に行ってみることにする。
東名を一気に走り目的地一個手前の御殿場でおり、246を沼津方面へ進む。
目印のタイヤショップの交差点を曲がると畑の中にそれはあった。遠目にはログハウスにも見える。
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開店は11時30分から。まだちょっと早い。店の周りをを散策。
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古い民家、趣があり、書院造り様式とでもいうのだろうか。
外を散策していると暖簾がかかった。開店だ。中へ入る。
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茶が出される。んっ?色が茶じゃない?こっこれは蕎麦湯だ!
何と最初に蕎麦湯である。意表を付かれ戸惑いながらも口に含む。口の中に蕎麦の香りが広がり。否が応でもこれから食す蕎麦への期待が高まる。何を頼むか。
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蒸籠か?いや、しかし、おしぼり蕎麦があるではないか。長野の千曲付近でしか食べた事が無い大好物の一品だ。しかし、ここは静岡だ。ここで本物にであえるだろうか?
不安を感じながらも気になり、でも蒸籠を頼む事にする。だが、店の人の何になさいますか?の後、思わず”おしぼり蒸籠の大盛り”と答えてしまった。やはり大好物の一品。頭は疑問を感じていても体は正直に答えてしまう。
期待と不安を抱えながら蕎麦を待つ。
待ちながら店の中を観察。たしかにこれは書院造り様式というのだろう。間違いは無いと思うが、専門外なのでよくわからない。
しかし、何と言うか、寛げる気分になれる。寛ぎながらも凛とした心持ちでもある。
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障子越しに差し込む柔らかな光に蕎麦湯の湯気が反射し乳白色の帯となって立ち上がる。
奥の間の雪見障子の硝子から見える冬晴れの光の中に立つ竹林の緑。
何とも癒される気分である。この不思議な空間の中、その汁はやってきた。
そう、辛み大根のおろし汁である。
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信州味噌と葱が添えられる。汁の器に中を見て驚いた。
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色がピンクがかっている。こっこれは、千曲の”つる忠”の汁と同じ、まさに本物の長野千曲のおしぼり蕎麦だ。
汁を口に含む。鮮烈な辛みが口の中を駆け抜ける。と、あとから何とも形容しがたい甘みを感じる。
蕎麦が待ち遠しい。辛み汁は絞り立てが命であり、時間とともに辛みが抜けてしまう。
蕎麦がきた。
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細打ちの香りが高い蕎麦である。鼻を近づけ香りを楽しむ。
まずは蕎麦のみを手繰る。蕎麦の香りが立っている。見事な蕎麦だ。
おしぼり蕎麦は辛み大根の絞り汁に味噌を溶く。
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この味噌の案配が要である。少ないと辛みのみがたってしまい、味噌を入れすぎれば甘くなり過ぎ、ぼやけた頼りない味になってしまう。少しずつ味を確認しながら味噌を溶く。
そして味噌の案配が決まったとき、その汁は蕎麦を最大限に引き立て、他のどの汁にも引き出せない領域にまで到達するのである。
蕎麦を汁につけ手繰る。鮮烈な辛みが蕎麦の香りを引き立て、味噌の甘みが甘美な余韻を残す。
これだ!これが食べたかったんだ!
おしぼり蕎麦は汁に味噌を溶くが、味噌でも甘みが足らない場合、蒸籠のつけ汁を少量加える。(店に寄っては鰹節が添えられる場合もある)この店でもつけ汁が添えられた。
自分の好みでは使用しないが、今回、初めての店であり、つけ汁の味を確かめるために空になった蕎麦湯の器に入れ舐めてみた。
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香りは強すぎず、酸味を感じるも丸みがあり、コクの加減もよく甘みものこらず、塩加減もよく汁をそのままでも飲める。そしてキリッと締まった凛とした汁であった。
もっとこうだったら好みなんだが。。。。といった言葉が出ない。
蕎麦をこのつけ汁につけすする。見事なバランスである。蕎麦の太さ、香りと汁の強さ加減がバランスしている。
いま、自分の中で蕎麦の基準が明らかに変わった。いまここに一番好みな蕎麦が現れたのだ。
蕎麦をおしぼり汁に戻し、一気に手繰る。うまい。時間が許せば同じものをお替わりしたいぐらいだ。
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蕎麦湯が今度はポットで出てきた。
最初に出た蕎麦湯と同じ濃さで後味はサッパリとした、口直しに丁度良い蕎麦湯である。
蕎麦、汁、空間、すべてにわたって満足した。
ふと障子を僅かに開けてみる。
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冬晴れの凛とした透明な日差しが眩しかった。
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木の温もりの空間で食す ひたちなか そば処 木挽庵 [茨城の蕎麦]

今日の出張はひたちなか市。木挽庵へ向かう。
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入り口からしていい雰囲気を醸し出している。店内禁煙の文字。これは嬉しい。
のれんを潜りふと見上げると201001121133002.jpg
HPには木製の器、建物さえも店主の手作りとあったが良い雰囲気である。
201001121133001.jpg隠れ家の木戸のようにさえ思える扉を開き中に入る。中も期待を裏切らない。空間の包まれ感といい、明るすぎない、落ち着ける色合いの照明といい期待を抱かせる。
囲炉裏の大きい部屋、座敷が2、個室1とカウンター、そして今回座ったミニ囲炉裏のある席がある。囲炉裏には炭火の柔らかく暖かい光が気分を和ませる。
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まずお茶。201001121137000.jpg
暖かい蕎麦茶である。これは嬉しい。水では味気ないよなやっぱり。
今日のような寒い日は暖かいお茶と囲炉裏が何より嬉しい。
メニューを見ながら悩む。細切りと田舎のどちらを頼むか?やはり二色盛りに落ち着く。
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1300円、大盛りで300円増し。
蕎麦が来るまで店内の雰囲気を楽しむ。
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蕎麦がきた。不思議なのは汁を入れる器が二つ。しかし汁は一種類。
薬味。山葵、辛み大根と葱。山葵を舐めてみる。美味しい。
蕎麦を手繰ろう。どちらからいくか?やはり細切りからだろう。
まず蕎麦のみを手繰って
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細く白い上品な蕎麦である。蕎麦の香りは弱いように思う。
次に田舎蕎麦。こちらは太いが平たい。透明感があって黒い星があり、蕎麦の香りはやはり田舎の方が強い。
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次に汁のみを舐める。
薄めではないが、濃すぎることもない。酸味をまず感じ、次に甘みがある。魚の香りは多くなく蕎麦の香りの邪魔をしない。ただ全体にぼやけた感じを受ける。きりっと締まった感じが無いのが残念だ。汁の味に輪郭を感じない。もっと凛とした締まった感じがあったほうが好みだ。
細切り蕎麦を汁に付け手繰る。喉越しが良い。田舎を味わった後のためか香りが物足りない。
田舎へ進む。汁の味が舌の上に広がりそのあと蕎麦の香りが口の中に充満する、そして香りは喉の奥へと進んで行く。
汁を入れる器が何故か二つなので、一つは汁のみ、もう一つは辛み大根を入れて楽しむ。
二色盛りの大盛りを楽しみ、次はそば湯に移る。
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そば湯はドロッとしたこってりタイプであり、そば湯のみでも美味しく飲めるほど濃い。
木の温もりにあふれた隠れ家で美味しい蕎麦を楽しむといった趣の蕎麦であった。
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味噌味が引き締めるプリン 日立の味噌蔵 みずきの庄 [甘味]

蕎麦の余韻のなか、245号線を高速へ向かい車を走らせる。と、味噌プリンの看板が目に止まる。
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止まりたい!後ろを確認すると後続車が距離を詰めて続いている。あきらめてやり過ごす。
が、どうしても気になる。次の信号でUターンし戻る。
どうやらここは味噌蔵らしい。味噌蔵みずきの庄の名がある。
カフェがあり、味噌料理(オリジナル スロー フードと銘打ってあった)や味噌スイーツ(味噌甘味ではない)が食せるらしい。興味あるが今蕎麦を食べたばかりだ。あきらめてショップの方へ入る。
各種味噌があり、各種味見させてもらう。まろやかで、美味しい味噌だ。味噌だけでいくらでも食べられる。このなかから一つ買ってみる。価格帯で真ん中あたりの1Kgで1050円のものを選ぶ。
味噌以外の商品を見ると、目に止まったのが味噌シフォンケーキと味噌プリン。
気になっていた味噌プリンを味見で一個買う。294円
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ちょっと小さいような。さっそく味見。
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バニラの粒の誘惑がたまらない。
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横から見ると二層に分かれているようだ。まずは一口
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んっ、美味い。いいクリームを使っている。クリーミーでまろやか。普通ここまでクリーミーでまろやかなプリンだとくどさも感じるものだが、味噌の塩味と香りが生クリームのくどさを中和して喉の通りがよい。クリームの芳醇な味とバニラの香りが舌の上に広がり、濃厚なコクを楽しむ。そこへ味噌の香りが全体を引き締め、きりっとした後味になり二口目へ進む。
このきりっとした後味がいくら食べても食べ続けられる理由だ。
普通のまろやか系のプリンだと、それだけを食べ続けるのは困難で途中でコーヒー等、中和させるものが必要である。無いと途中で味覚が麻痺して味が判らなくなる。しかしこの味噌プリンはコーヒー無しでも全く問題なく食べ続けられる。
ただ、クリームのくどさ(コク)を楽しみたくてプリンを食する場合には向かない。
美味かったけど、普通のプリンも食べたくなった。
このプリンは美味いし香りもよい。生クリームや卵そしてバニラもいいものを使っているようだ。
尤も、この大きさでこの値段を考えれば、これで不味かったら詐欺だ。
いづれにしても今度カフェにも行ってみたいと思わせる味だった。
このプリンを食べ思ったのは、たしかに卵と醤油はベストマッチである。
醤油と味噌は近い存在だから卵と味噌もベストマッチして当然である。だから美味かった。
という事は、醤油でもよいのか?生クリーム、牛乳は豆乳に置き換えてみたらどうなる?
卵、豆乳、醤油でプリン作ったらどうなるのか?今度実験してみよう。
でもこれに砂糖入れずにダシ入れたら豆乳茶碗蒸しだな。
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日立の蕎麦3 カフェで食す香り高い蕎麦 花みずき [茨城の蕎麦]

日立での仕事は午前中にやっつけ、蕎麦を食べて社に戻る事にする。
が、今日の機械は手強い。なだめすかして何とかコンプリート。
さあ、蕎麦だ。昨日の蕎路の近所にもう一件気になる店がある。何ぶん建物が蕎麦屋っぽくなく、いまいち入りづらい。昨日も蕎路と花みずきと迷ったが、花みずきは見送ってしまった。
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まず何だろうか、この外観。エントランスも蕎麦屋とは思えない。
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店の中はカフェのようだ。BGMにアメリカのFM放送が流れていた。(USENにこんなチャンネルあったような?)
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まず出てきたのはこれ。
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水だ。ガラスコップに入った水だと味気ないが、これなら安っぽい感じにならないのが良い。
一口飲み思うのは、やはり熱い茶がいい。ラーメン食べにきた訳じゃない。
茶は〜んん?何やらドリンクのメニューが。。。。。
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おお、緑茶100円、蕎麦茶200円。そうか!別料金なのだ。
それより蕎麦だ。さて、何にするか。残念な事に十割蕎麦は土日限定だそうだ。
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ザル(700円)の大盛り(200円増)を頼む。この他、お替わりザル(500円)もあった。
何となく落ち着かない不思議な空間で蕎麦を待つ。客部屋は3つに分かれる。座ったのは南側の部屋でテーブル席が4つ。北側の部屋にもそれぐらいのテーブルはあった。真ん中の部屋はカウンターのみである。またテーブル上には灰皿はない。
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蕎麦の到着。細切だが、適度な太さはあり、透明感はない。
また、香りが良い蕎麦である。思わず何度も蕎麦の上に鼻を近付け香りを楽しんでしまった。
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まずは蕎麦のみをすする。蕎麦の香りが口内に広がる。茹で具合、コシもよい。
また、すするのに蕎麦の太さが丁度よい。気持ちよく蕎麦をすすれる。
汁を一口舐める
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おう、切れがある。が、塩辛さは感じないし角が無くまろやかである。甘みも後口に残らない。
好みの汁である。
蕎麦を汁につけ手繰る。蕎麦と汁のバランスも丁度良い。この濃さと蕎麦の太さはベストバランスだ。汁の旨味が舌に広がり、その上を蕎麦の香りが駆け抜けてゆく。咀嚼とともに香りは喉の奥へと送られる。
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薬味。山葵がおいしい。量は少なめだが、これが良い。山葵を汁に溶く食し方だと少ないかもしれないが、箸の先で舐めて口直しをする食し方だと丁度良いのだ。いつも山葵が残って気になっていたから嬉しい。葱のさらし方も丁度良くて辛みは無く、葱をそのままでも食べられる。
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そば湯はサラッとした湯ではなくドロっとした湯でもない。薄すぎず、濃すぎず。文句の付けようが無い。いや、これは十割を食べに土日に来るしかないじゃないか。


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日立の蕎麦2 太平洋を望みながらJazzと蕎麦 そば処 蕎路 [茨城の蕎麦]

日立への出張。蕎麦屋の定休日からずらして設定。
目的地のICより手前のICでおり、海岸沿いの道を目指す。
目的地はそば処、蕎路
想定より渋滞がなく、予定より10分早く到着。まだ暖簾が出ていない。
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開店は11時30分から。丁度そのとき女将らしき方が出てきて店の中は準備できているので入ってくださいとのお言葉。ちょいと恐縮しつつ暖簾の無い入り口から店内へはいる。テーブル2席、座敷3席ほどのこじんまりとした店内の窓の向こうには太平洋が広がる。
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いや、天気もよく、いい眺めである。海を見ながら蕎麦を打つなど憧れさえ感じた。
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お茶はほうじ茶。店内はJAZZが流れる。
テーブルには灰皿があり、禁煙、分煙ではないようだ。幸い開店と同時で客は他にはいない。
これなら煙草の煙に蕎麦を邪魔される事はないだろう。
セイロ680円の大盛りを頼む。大盛りは310円増し。合計990円。価格は普通なのが嬉しい。
太平洋を眺めながら流れるJazzにしばし身をまかせる。う~ん、なんだか蕎麦屋に来た気分ではない。
濃い目のコーヒーが飲みたい気分だ。ニューヨークスタイルの重いチーズケーキと一緒に。
フロマージュではちょっと軽すぎる。
海を眺めながらケーキの妄想を楽しんでいると蕎麦がやってきた。
蕎麦は早いんだよね。現実に引き戻され、体は蕎麦モードとなる。
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ここの蕎麦は外2で打たれる。(蕎麦粉10に対してつなぎ2)
福島県山都の蕎麦粉を使い、蕎麦(そば)の抜きを石臼挽きとのこと。
蕎麦は極細打。透明感があり、茶色の星がはいる。
見るからに上品さを感じさせる蕎麦である。
ただ、量が少なめのようだ。
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まず、蕎麦のみを手繰って香りを確認する。
細打ちの蕎麦が喉を通り過ぎ、蕎麦の香りが残される。細打の香りである。太い野趣溢れる田舎切より香りは確かに穏やかではあるが、上品な香りを残して蕎麦は喉を通り過ぎる。
茹で具合、コシ、満足。
蕎麦汁の味を確認する。
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汁自体は濃すぎない。どちらかといえば薄め。そのままで飲める濃さで、甘み、塩加減、酸味はどれも穏やかで角は立っていない。
好みに近い味である。もう僅かに切れがあると最高だ。
蕎麦を汁に付けすする。
魚の香りが気持ち強めに感じるが、鼻につかない。これはバランスが良い故か?正直今まで魚の香りが強い汁は好きではなかったが、ここの蕎麦汁は蕎麦を邪魔していないので好感を持てる。
ただ、蕎麦汁の量が少なく、大盛りを食べきる前に汁は無くなってしまった。
これは、汁の味がよく、汁のみで何度も舐めてしまったためでもあるので一概に少なすぎとは言えないかもしれない。
蕎麦と汁とのバランスは完璧ではない。この透明感のある極細切の蕎麦にこの汁は強すぎると思う。
汁単体では薄めと思えるが、それはもっと強い蕎麦と合わせた場合であろう。
ここの蕎麦にはもっと薄い汁の方が蕎麦の香りがさらに引き立つのでは?と感じさせる。
もっとも、これ以上薄いと山葵、葱等薬味入れた場合、薬味に負けてしまうかもしれない。
また、薬味を入れて食す習慣を持たない故に感じてしまうだけかもしれない。
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山葵は期待はずれだったのが唯一の残念。
蕎麦湯。サッパリと口直しに丁度良い濃さの蕎麦湯が供された。
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もっと海を見ながらJazzに耳を傾けたい気分であったが、仕事に遅れる訳にもいかない。残念だが現世に戻り、店を出る。店には暖簾が掛かっている。やっぱり暖簾がないとね。
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夜、急に抹茶パウンドが食べたくなった [甘味]

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家族はかみさんの実家に行っていて懐かしの一人暮らし。
自由気ままに寛いでいたら急に抹茶の甘味が食べたくなる。
これから買いに行くのもめんどくさい。って訳で自分で作る事にする。
何を作るか?そういえば気になっていた事があった。パウンドケーキはいつもはBPを入れずに作るが、ネットでレシピを確認すると皆BPを入れている。一度BPを入れたものを作ってみようと思っていたので丁度良い。
材料を用意して作り始める。バター、グラニュー糖、卵、薄力粉はそれぞれ150g。BPは5g、抹茶は大2というところか。
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濡れ甘納豆(大納言)を150g混ぜてみる。
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オーブン180℃で30分、170℃に落として20分程焼く
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焼き上がりにラム酒塗ったくってさます。
翌朝このパウンドを早速朝ご飯にする。
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う〜ん、なんか口当たりがいつもより荒い。
BPを入れない方が口当たりがしっとり滑らかなようだ。
たしかにBP入れないよりふんわり膨らんでいるが。
しかし、口当たりは入れない方が良いようだ。
さすがにバターたっぷりのパウンドの一本食いは無理であると再確認した朝であった。

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バイクの冬眠と饂飩汁粉 [バイクと車]

年末恒例のバイクの冬眠準備
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ガソリンを満タンにしてバッテリーを外す。
このバイクのバッテリーはタンクを外さないとアクセスできない。
満タンのタンクを抱え、自分のガラス細工の腰と相談しながら持ち上げる。ここでギックリ腰をやるわけにはいかない。バッテリーを外し、タンクをもとに戻した後は毛布を掛け、この上からシートをかける。これで春まで冬眠。
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勢いで車も洗車。洗車は自分にとっては雨乞いの儀式になっている。だいたい八割の確率で24時間以内に雨が降るが今回は?。。。洗車後大掃除と格闘させられる。
大掃除で食事の用意をする時間がない。そうだ、バーガーを食おう!2009年いっぱいで撤退するWendy"sのバーガーを食べ納めに買いにいった。
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やっぱりマックよりうまい。パテなんか全然違う。
チーズバーガーとチリを買ったが、このチリが好きなのだ。
バーガーパテの肉の味はしっかりしているし、脂くどくない(マックは死にそうにくどい)。ソースもおいしい。
しかも、胸焼けが無いのだ。(マックはかならずヘビーな胸焼けと戦うことになる)
マックのように安いだけで味の悪い品が蔓延るのは悲しい。頻繁なコマーシャルと安い価格、子供目当てのおもちゃのおまけ。これらの内容でも利益確保。いったいどんなクオリティの肉使っているのだか。マックを食った後の胸焼け状況を考えれば答えは出るが。
しかし残念ながら、マックは生き残り、Wendy"sは日本市場から撤退する。これが現実だ。
コマーシャル無しで戦い続けるWendy"sは好きだったが、やはり無理があったのか。
何ともしみじみしながらバーガーを食い、大掃除を片付ける。
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大掃除は正月飾りを取り付けて準備完了。
数日前にTVでミスドのドーナツの特集?(人気ドーナツを当てる)を見ていて無性にドーナツが食べたくなっていたこともあり大掃除コンプリート記念にドーナツを買いにいく。
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一人でこれだけ盛った。。。。さすがに全部は無理だった。なんとか家族が引き取ってくれたが、夕飯は食べられなくなった。

新年、まずは初詣
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新年早々に試したメニューは饂飩汁粉。
これは、かみさんの実家で饂飩を茹で過ぎ余ってしまったので、そばにあったお汁粉をかけて食してみた。予想外にこれが美味いのである。そういえば白玉汁粉に近いものがあった。
見た目は違和感があり、かみさんは”勘弁してほしい”と言っていたが。(彼女はウワバミである)
予想外に美味く、箸が進み、残念な事に写真を撮り忘れてしまった。(見た目グロでこんなに美味いとは思わなかった)調子に乗ってご飯の上にも掛けてみた。味はおはぎだった。(あたりまえか)
ただ、饂飩汁粉の方が美味かった。
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