裾野 古民家で寛ぐ。極太蕎麦の香りを満喫 蕎仙坊(再訪) [静岡の蕎麦]
裾野への出張に来た以上、ここは外せない。蕎仙坊。
この店は客先から5分の所にある。12時から行っては混んでしまう。ここは開店と同時にいきたいところだ。昨日からの仕事のなか、今日の蕎麦に合わせたスケジュールをたて、仕事をこなす。
看板がある小道を入って行く。
ようやく到着。古民家の建物だが、母屋と馬屋が一体となったL字型の家、つまり曲り家様式の建物である。
中に入る。入り口につながる部屋には囲炉裏があり、満席の場合この部屋で待つ。
客室は板間と座敷があり、結構広い。大きな家だ。
板間から見える庭には野鳥が餌付けされており、いろいろな野鳥を見る事ができる。
座敷は広く、何か懐かしささえ感じる造りとなっている。
まず茶が出てくるが、緑茶だ。
若干の違和感もあるが、緑茶もたまには良い。
さて、何にするか。捲り辛いお品書きを見ながら、二色盛りの大盛り(合計1050円)にする。
まずは薬味。山葵は美味しい。さすが静岡だ。大根おろしは普通の大根。辛み大根だったらもっと良いのだが。
蕎麦を待つ間、待ちきれず汁を確認する。
薄めの汁だが、甘みが強めである。が、後口に残るような嫌な甘みではない。
魚の香りは強めで、酸味も感じる。
正直なところ、自分の好みとは方向が違うのではあるが。。。。しかし、ここの蕎麦にはこの汁が実に合うのである。
蕎麦が来た。
二色盛り。田舎切の太さが目立つ。
まずは細切から食す。蕎麦のみを手繰りすする。
この細切だって十分太い。実にかみごたえがあり、十分な咀嚼が必要だ。噛み締めるたびに口の中に蕎麦の香りが広がる。
次に田舎切。蕎麦のみを手繰りすする。。。?というかすすることができない。
箸で口の中へ運び入れるといった感じである。
この太さは何度見ても驚かせられる。
奥歯に力を入れて咀嚼する。この香りはなんという事だろう。そばがき食しているみたいだ。
ただ、顎が疲れる。
割り箸の太さと蕎麦の太さが一緒である。
今度は汁を付けて食す。汁の香りと甘みが蕎麦の香りと渾然一体となって喉の奥へ消えてゆく。
強めの香りと甘み。しかし、ここまで強い蕎麦には必要な味なのである。
強い汁でないと強い蕎麦に対抗できない。この蕎麦にはこの汁。
細切りの場合は汁を少し付けてすすり、田舎切りの極太の場合は汁に浸して口に運ぶのである。
田舎切りは汁に浸しても蕎麦が負けない。いや何とも強い蕎麦である。
蕎麦というものはこうも力強いものだったのか。
蕎麦湯はすっきりとした口直しに最適な蕎麦湯である。
蕎麦湯を飲みながら窓の外の野鳥を観察する。こういった古民家というものは実に寛げるものだ。
寛げる空間と蕎麦。最高である。
昨日の草季庵の書院造り様式では寛ぎの中にも凛とした空気を感じたが、今日は凛としたものは感じない。
これが同じ古民家であっても農家曲り屋様式と書院造り様式の差なのであろうか。
今日は何となく、田舎の爺さんの家で寛ぐような気分さえ感じる。
この店は客先から5分の所にある。12時から行っては混んでしまう。ここは開店と同時にいきたいところだ。昨日からの仕事のなか、今日の蕎麦に合わせたスケジュールをたて、仕事をこなす。
看板がある小道を入って行く。
ようやく到着。古民家の建物だが、母屋と馬屋が一体となったL字型の家、つまり曲り家様式の建物である。
中に入る。入り口につながる部屋には囲炉裏があり、満席の場合この部屋で待つ。
客室は板間と座敷があり、結構広い。大きな家だ。
板間から見える庭には野鳥が餌付けされており、いろいろな野鳥を見る事ができる。
座敷は広く、何か懐かしささえ感じる造りとなっている。
まず茶が出てくるが、緑茶だ。
若干の違和感もあるが、緑茶もたまには良い。
さて、何にするか。捲り辛いお品書きを見ながら、二色盛りの大盛り(合計1050円)にする。
まずは薬味。山葵は美味しい。さすが静岡だ。大根おろしは普通の大根。辛み大根だったらもっと良いのだが。
蕎麦を待つ間、待ちきれず汁を確認する。
薄めの汁だが、甘みが強めである。が、後口に残るような嫌な甘みではない。
魚の香りは強めで、酸味も感じる。
正直なところ、自分の好みとは方向が違うのではあるが。。。。しかし、ここの蕎麦にはこの汁が実に合うのである。
蕎麦が来た。
二色盛り。田舎切の太さが目立つ。
まずは細切から食す。蕎麦のみを手繰りすする。
この細切だって十分太い。実にかみごたえがあり、十分な咀嚼が必要だ。噛み締めるたびに口の中に蕎麦の香りが広がる。
次に田舎切。蕎麦のみを手繰りすする。。。?というかすすることができない。
箸で口の中へ運び入れるといった感じである。
この太さは何度見ても驚かせられる。
奥歯に力を入れて咀嚼する。この香りはなんという事だろう。そばがき食しているみたいだ。
ただ、顎が疲れる。
割り箸の太さと蕎麦の太さが一緒である。
今度は汁を付けて食す。汁の香りと甘みが蕎麦の香りと渾然一体となって喉の奥へ消えてゆく。
強めの香りと甘み。しかし、ここまで強い蕎麦には必要な味なのである。
強い汁でないと強い蕎麦に対抗できない。この蕎麦にはこの汁。
細切りの場合は汁を少し付けてすすり、田舎切りの極太の場合は汁に浸して口に運ぶのである。
田舎切りは汁に浸しても蕎麦が負けない。いや何とも強い蕎麦である。
蕎麦というものはこうも力強いものだったのか。
蕎麦湯はすっきりとした口直しに最適な蕎麦湯である。
蕎麦湯を飲みながら窓の外の野鳥を観察する。こういった古民家というものは実に寛げるものだ。
寛げる空間と蕎麦。最高である。
昨日の草季庵の書院造り様式では寛ぎの中にも凛とした空気を感じたが、今日は凛としたものは感じない。
これが同じ古民家であっても農家曲り屋様式と書院造り様式の差なのであろうか。
今日は何となく、田舎の爺さんの家で寛ぐような気分さえ感じる。
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