混ぜに拘るレシピを試そう Le gâteau de café et l'amande 余っていたアーモンドを使って [甘味]
小嶋ルミさん著の菓子作りの本だ。
この本に掲載されるレシピ、粉の混ぜ方が半端じゃなく拘っている。
本の最初のページには混ぜ方と混ぜる回数、時間が事細かに。写真も多く入り、指示も細かい。
読んではみたものの、読むだけで頭に入る程性能のいいCPUとメモリーは持ち合わせていない。
頭ではなく手で覚える。体で覚えるのだ。
というわけで、作るタイミングを計っていたが・・・・中々チャンスは訪れなかった。
しかし、今回ようやくチャンス到来。
上の娘はインフルエンザで寝込んでいる。自分は家族が感染のため出勤停止中。
奥さんは仕事で留守だ。(彼女の仕事先は家族がインフルエンザに感染しても出勤を停止しないらしい。社内感染のリスクをどう考えているのかな?)
ただ、下の娘は学校だからアシスタントはいない。
さて、何を作るか?大好きなパウンドからいってみよう。
本にあるバニラのパウンドが美味しそうだ・・・・しかし、待てよ・・・・
このレシピ本の拘わり”混ぜ”の手法が出来上がりにどのくらいの影響を与えるのか調べてみたい。
となると、混ぜ以外の内容は従来通りの量でやってみよう。
最近気にしているのが賞味期限切れのアーモンドスライス。奥さんが買ってきたものの忘れ去られていたものだ。
捨てるのも勿体ないから使おう。アーモンドのパウンドケーキだ。
アーモンドか・・・・ナッツ類には珈琲が良く合うな。
よし!モカ風味でいこう。モカ&アーモンドのパウンドケーキ、Le gâteau de café et l'amande(注)だ。
(webの翻訳ページで”珈琲とアーモンドのケーキ”を仏訳してもらったものですので正確ではないかも・・・仏語の出来る方、どなたかご教示お願いします)
奥さんが忘れていたアーモンドスライス、一寸だけローストして100gをFPにかけて粉砕しよう。
左上から横方向に、アーモンドプードル(アーモンドスライスを粉砕したもの)100g、グラニュー糖120g、
インスタント珈琲、スタバの珈琲リキュール、卵二個、無塩バター120g、薄力粉120g、BP3gを用意した。
オーブンを180℃に予熱して作業開始だ!
室温に置いて十分柔らかくなったバター120gにグラニュー糖120gを摺り合せる。
ハンドミキサーにかえて5分。レシピには時間まで細かく指定されている。
でも・・・・レシピ写真のようになかなかならない。
えっ、バターの温度は20℃と指定されている・・・・これか、原因は。
それと使ったボールが大きすぎたようだ。
溶いた卵を四回に分けて投入。投入ごとに2分間泡立てる。2分間は指定された時間。
こんなものかな。
3回振るっておいた薄力粉120g+BP3gをボールに振るい入れる。
ヘラで大きく混ぜて・・・・粉っぽくなくなっても止めない。
何故なら指定された混ぜ回数は80回!しかも混ぜ方も指示されている。
だが・・・・正直言って作っている最中はなかなか思うようにいかない。
リズミカルに10秒間に6回から8回のペースで80回から100回混ぜるそうだ。
いままで読んだレシピには粉を混ぜてから混ぜすぎると固くなって膨らまないと書いてあった、大丈夫かな・・
自作アーモンドプードルを投入。
20回混ぜて・・・・・合計100回。これでいいかな。
おっと、モカ味だ。
インスタント珈琲を大さじ2杯、少量の湯に溶いて投入した。
混ぜて・・・・
オーブンシートを貼った型に投入。
奥さんが新しく買ってきた型を発見したので使ってみた。
今までに比べてかなり大きい。1.5倍の量でも良かったかな。
上面にアーモンドスライスを散らして、真ん中にヘラで筋をいれて・・・・180℃で40分焼いた。
焼き上がったらラム酒と珈琲リキュールを塗ろう。
焼き上がり・・・・・珈琲の香りがキッチンにあふれる
まずはラム酒で下塗り、
その上から珈琲リキュールをたっぷりと・・・・・
全方位にたっぷり染み込ませて・・・・・塗ったそばから残熱で蒸発する。塗りながら酔っぱらいそうだ。
オーブンシートに包みしっとりさせよう。
さらにラップに包んで休ませる。
冷めた頃、ナバージュにとりかかる。
杏ジャムに同量の水を加えて火にかける。溶けて頃合いになったら・・・・
ハケで表面に塗ろう。そして再び包んで寝かせて・・・・・
夕食後、断面チェックのためカットしてみる。
食感も確かめたいところだが・・・・・三日は寝かせないと本来の味がでない。
ここはグッと我慢だ・・・・・
*********** おまけ *************
奥さんが焼いたパン。
”北欧パン”というらしい。
so-netのブログに乗せろとギャーコラギャーコラ騒ぐので・・・・おまけ掲載です。
でも・・・・自分のブログ(楽天)に乗せているはずだけど。。。んっ、ひょっとして引っ越し考えているのかな?
これに使う型は・・・・コンビニなんかで売っている鍋焼きうどんのアルミ鍋(鍋なのかな・・・・?)
つまり一個はかなり大きい。
結構フワフワの焼き上がり。
奥さんの説明によると、ブリオッシュに近い生地の上にクッキー生地をコートして焼いたものらしい。
メロンパンとの違いは生地もさることながらクッキー生地も大きく違う。
メロンパンのクッキーはいかにもクッキーといった感じのものを被せるのだが、これは直径5mmの丸い口金で中心からぐるぐるとクッキー生地を絞り乗せてゆくのだ。だからクッキー生地の層が薄い。
優しい甘さとフワフワな食感が特徴のパンでした。
・・・・・人の作品について書くのって書き辛いな。やっぱり思い入れの違いがあるのでしょうね。
*********** おまけ2 **************
会津に出張したとき見つけたもの
ラーメンの飴。
飴の色は至ってノーマル。だが、飴を口の中に入れた途端味覚はパニックを起こす。
サクマさん、これはないんじゃない?
甘さの奥にラーメンの味。砂糖入りラーメンを食べているような気分。一体これは何なんだ・・・
ありえない・・・・・