高遠蕎麦を楽しむ 会津の蕎麦 蕎房かみしろや

仙台の仕事もコンプリート、朝仙台を離れ会津に向かう。

良く晴れて暖かな陽射しだ。

東北出張仕様としてヒートテックで武装したが裏目だ。暑い。

磐梯山も綺麗だ。雪はかなり溶けていて暖かな日が続いていたのだろう。

今日の蕎麦は何処にするか、今回はメジャーを外しては”かみしろや”にしてみよう。

山都の地蕎麦粉だそうだ。これは期待が持てる。

コジンマリした店内は囲炉裏と座敷、気取った所は無くしみじみとした感覚。

お茶は暖かな蕎麦茶。嬉しいね。

盛り蕎麦が無いのが残念だ。ざるそばが盛りなのか？海苔が載っていると嫌だから高遠にしよう。

盛りは並で。例に寄って朝ご飯を食べ過ぎ、腹がすっきりしない。大盛りは避けよう。

店内禁煙は嬉しい。

高遠蕎麦。辛味大根の絞り汁で食べる蕎麦だ。好みで汁を入れる。

蕎麦は細打ち、綺麗な表面で期待が持てる。

蕎麦のみを手繰ってみる。

啜れば蕎麦の香りが立つ、咀嚼すれば甘味が広がる。なかなか良い蕎麦だ。

コシもしっかりして噛み応えも良い。

まずは生の絞り汁で頂こう。

蕎麦をおろし汁に浸けて啜る。

鮮烈な辛味が鼻に抜ける。その香りを受けた瞬間、花粉で腫れた鼻の粘膜の腫れが引いてゆくのか判る。

蕎麦の香りに辛味大根の辛味が絡まって心地いい喉越しだ。

すっきりしなかった腹が高遠蕎麦を啜るごとにスッキリと・・・・・・

大根おろしの消化酵素の威力かな。

消化酵素ジアスターゼの威力は絶大で大盛りにしなかった事をちょっと後悔・・・・・

薬味は葱と山葵。高遠に山葵は要らないと思う。

高遠汁自身が薬味汁なのだから。

山葵を舐める、辛味大根おろしで通った鼻に山葵の香りが突き抜ける。

これは効く・・・・・辛味もしっかりしている。

山葵のキメは細かく瑞々しさも十分、葱もきれいにさらしてある。

次は高遠汁に蕎麦汁を加えて楽しむ。

高遠汁に甘味が加わる。辛味大根の辛味とダシ汁の甘味が合わさり優しい辛さになる。

蕎麦汁自身を試してみよう。湯飲みに蕎麦汁を注ぎ口に含んでみる。

柔らかな汁だ。若干甘味が強いが優しい味わいで輪郭が柔らかい。

ダシの香りも良く出ている。

濃さはそのまま問題なく飲み込める位で、やや薄く感じる。

この蕎麦汁に蕎麦を浸けてみる。

細打ちの蕎麦だが汁がやや薄いのでドップリ浸けて啜る。

蕎麦の甘味が出てくる。蕎麦の甘味を味わうのなら蕎麦汁の方が良いな。

蕎麦湯は茹で湯そのまま、さっぱりした蕎麦湯だった。

目の前を通っても見逃してしまいそうな目立たない蕎麦屋だが見逃すには惜しい蕎麦屋だ。

蕎房かみしろや

福島県会津若松市城東町 2-8 　　

TEL [phone]　

11:00～15:00 
17:30～19:00

定休日　月曜日

蕎麦を楽しんだ、次は仕事だ。

その前に買いたいものがあってホームセンターに。その駐車場にあったものは・・・・・・

大判焼き。呼ばれますねー

えっ、山形の大判焼きなの・・・・・TVで紹介されたらしい。

あじまん、一個100円。粒あんを買ってみる。

レジ袋に入れてくれるが・・・・・これって空気を通さないから焼きたてを入れると大判焼きの皮がふやけてしまう。

紙袋にして欲しいな。

つばが大きい。お得なのか雑なのか、評価が分かれそう。

割ってみると、餡が柔らかだ。

食べてみると餡は煮詰めすぎたお汁粉の感覚。柔らかで垂れ落ちそうだ。

甘過ぎない、甘味の中に塩味もあって、それが尚更お汁粉を彷彿させる。

今度は水平にちぎってみる。小豆の粒がほこほこと美味しい。

最近蕎麦と餡子がセットになっている気がする。