噛む度に溢れる甘味 富山の蕎麦6 丹生庵 [富山の蕎麦]
富山の仕事も朝イチでコンプリート。だが飛行機の時間は15時、時間がある。
富山のオフィスで溜まっている事務仕事をこなしたいところだが昨晩からPCの具合が悪く、立ち上げるとエラーが出てクローズしてしまう。これでは仕事にならない。
ならば富山港に行って海でも見ようか。そして蕎麦も楽しもう。
今日の富山は雪
富山港、岩瀬にやってきた。
造り酒屋などあって風情ある街並だ。
銀行まで街並に合わせている。街の雰囲気を壊さない気配りがとても素敵だ。
看板も右から書いてあって、なかなか細かい拘り、素晴らしい。
回船問屋の記念館もあった。
街並の裏側には富山港。雪の日本海は演歌が似合いそう。
一瞬兎に見えた屋根の雪溜まり
今日のターゲットの蕎麦屋、丹生庵。街並に溶け込んだ店構えだ。
暖簾も無く、この看板が無かったら蕎麦屋と気付かない
暖簾が無いから営業中かどうかも判り辛い、ガラス戸の内側に小さな表示が出ているだけだ。
温かい汁物はありませんとの案内と品書きが書かれている。
ガラス戸を開けて中に入ると・・・・・
右側にはバイクが冬眠中だった。左側にはピアノとドラムのセットが。
品書き・・・・・確かに暖かな汁物は無い。外は雪・・・・・・
お酒はセルフ?
例によって富山のホテルの朝食を食べ過ぎ、まだ満腹感が残っているが・・・・なんか期待できそうな予感がする。
予感を信じ十割の大盛りを頼んだ。
店内は大きな広間。入り口に見えるのはピアノとドラム。
地酒がグラス売り200円。どのチョコ/グラスを使っても200円で自己申告性
色々な地酒が・・・・車なので飲めない、残念。(さる1号は下戸だけど日本酒と赤ワインだけは飲めるのだ。御神酒になる種類の酒は何故か大丈夫。無論多くは飲めないけど)
おお、中々期待出来る蕎麦がやってきた。
蕎麦は太めの平たいタイプ。見るからに力強いしっかりした蕎麦だ。
さっそく手繰る。
太さと十割故に喉ごしは期待できないが啜った瞬間の蕎麦の香りは心地いい。
しっかりした蕎麦を噛み締める。噛んだ瞬間に蕎麦の甘味と香りが口の中に満ちあふれる。
噛み心地も気持良い。堅すぎず、柔らかすぎず丁度いい。
薬味な葱と山葵、それに辛味大根。
山葵は香り良く申し分無い。辛味大根の鮮烈な辛味はこの蕎麦に良く合う。
汁を舐めてみる。
やや薄めに感じる円やかな優しい汁だ。
そのまま飲んでも喉につかえず、すーっと喉の奥に通ってゆく。
甘味を最初に感じるが後に残る甘さではない。甘味が消えた後のダシの香りも素晴らしく美味しい汁だ。
凛とした汁ではないがホッとした気分になれる汁なのだ。
蕎麦を汁に浸けて啜る。
この十割蕎麦は太く強い。やや薄めに感じる汁では若干役不足のようで少量浸しただけでは中途半端な味わいになる。
不思議な事に中途半端に浸すぐらいなら汁を浸けないほうが香り甘味が感じられて美味い。
そして適量浸けるともっと美味くなるのだ。
試行錯誤の結果、この蕎麦と汁の関係は・・・・・蕎麦の9割程汁に浸したときが一番美味かった。
香り甘味の良い蕎麦はとても嬉しい。
満腹感が残っていたが・・・あっという間に完食。
それどころか大盛りをあと三枚ぐらいは軽くいけそうな心持ちだ。
美味しいものは満腹であっても入ってゆく。不思議なものだ。
蕎麦湯
茹で湯そのままの蕎麦湯だ。
ご主人、結構走られているようで。
そば屋 丹生庵
富山県東岩瀬336
☎076-43-2003
11;30〜
定休日 月曜日&月末週の火曜日
空港でお土産を買った。
富山名物、黒ラーメン。これ美味しいんだよね。
羽田に向けて雪の中をテイクオフ
航路のほとんどが雲、今日はそこら中曇りなのだろう。
羽田付近になってようやく雲が無くなった。
羽田空港で前々から気になっていたものを買ってみた。
玉子焼スイーツ。玉子焼き屋のスイーツ、どうなんだろう?