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香り高い蕎麦と強い汁  鎌倉の蕎麦 手打ち蕎麦 鎌倉一茶庵 [神奈川の蕎麦]

鎌倉まで紫陽花を見に来た帰り、鶴岡八幡宮前の鎌倉一茶庵に寄る。

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駐車場も満杯、中に入れば既に満員だ。少々待たされる。店内は広いが席数も多い、従って圧迫感を感じるほどに窮屈だ。

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ようやく席が空く。お茶は出てこない、水のみだ。せいろ、田舎、十割とありどれにするか迷う。が、やはり十割で決まりだ。1100円で大盛りは315円増し。若干価格は高めだ。観光地だからしょうがないか。

薬味と汁が出てきた。薬味は葱、辛味大根、それに山葵だ。山葵の香りは十分にあり辛味も多すぎない。大根も美味しい。蕎麦を待つ間、汁を味見した。

随分しっかりした汁だ。辛味、酸味、甘み、どれかが吐出しているわけではない。が、結構濃く、旨味もある。味を確認するためになめ、少し飲む。確かに濃すぎることはなく、そのままでも飲むことができる程度に濃い。昔はこのような汁が好きだったのだが、最近は辛く感じる。もうちょっと軽やかなほうが好みだ。歳だろうか。

蕎麦が来たが・・・・・量が少ない。極細打ちで、表面は艶やかだ。観光地、しかも古都ゆえに客層は年輩者が多いためもあって量が少ないのかも。普通盛は悲しいぐらいに寂しい盛だった。

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啜る。蕎麦の香りが口中に広がる。ここまで細打ちなのに蕎麦の香りが立っている。残念なのは器だ。プラスチック、悲しくなる。 観光地で諸経費が高く、客数も多いからプラスチックなのだろう。理解できるが味気ない。

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 汁を浸けて啜る。蕎麦の香りが鼻に抜け、汁の旨味が舌を喜ばせる。その旨味はだんだん蕎麦の甘みに変わってゆく。ここまで細いのにここまで香りがあるとは。さすが足利一茶の系統だ。

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蕎麦湯はサッパリとして口直しに最適なタイプだった。

極細打ちでも香りが高く、美味しかったのだが器には興ざめだ。しかも蕎麦の量が少なめだ。また観光地ゆえに座席数が多く、隣との間隔が狭い。それ故ゆっくり寛げないのも残念だ。それに蕎麦茶も欲しい。

鎌倉一茶庵 

℡0467-22-3556

神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-24

 

 


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