北鎌倉の紫陽花を楽しむ2 明月院 [日常のなかで]
枯山水の庭の左手には
これは・・・沙羅双樹の花
ならば、この落ちた花びらこそが”ことわり”、盛者必衰のことわりなのだ。
さらに行くと山門がある。
門には紫陽花が一輪。柱の枯れた色彩と鮮やかな紫陽花の色彩の対比が美しい。
紫陽花を楽しんでいると又雨粒が落ちてきた。かなり激しくなってきた。
明月院の中の茶屋で雨宿りだ。
今日は雨は降らないと予報でいっていたが・・・・・
抹茶セット700円を頼む。お茶を味わっていると茶屋の庭先の木で何か動いた。
リスだ。枝をかじっている。
適当な長さに整えると
ダッシュ!
速い!一瞬見失うが・・・・
枝をくわえて屋根の上に現れた。
間合いを計って、向こう側の松の木に飛び移る。みれば彼は新築家屋を建築中だった。
雨の中何度も往復する。
まったく良く働く。
雨の中、茶屋の庭先でリスの観察を続ける。結局雨宿りになっていない。
彼は休む事無く働き続けた。こんなに葉が茂った枝をくわえて飛び移る姿は圧巻だ。
まさに枝が飛んでいるようだった。
いつのまにか雨もあがった。
雨あがりの紫陽花を愛でながら明月院をあとにする。
雨上がりの紫陽花はその色彩が一段と映える。
ふと空を見上げれば雲の切れ間から青空も見える。
午後は晴れそうだ。このまま東慶寺にいってみよう。