美味い十割蕎麦を堪能する。 日立の蕎麦 手打ち蕎麦 傳六(でんろく)に再訪 [茨城の蕎麦]
この店、10ヶ月ぶりの訪問だ。前回のレポはこちら。
昨日のけんちん蕎麦を食べてからどうしても香り高い蕎麦が食べたくなった。
客先に近いこの店、月曜日は定休日、そして火曜日、月末週の火曜日は休みで今日までおあずけ状態だったのだ。
丁度今日の午前中で仕事はコンプリートした。客さんとの最終打ち合わせは午後にまわして昼ご飯は”でんろく”で蕎麦を食べよう。
昔からの蕎麦屋といった構えではない。
幟が無かったら蕎麦屋には見えないかも。
内部の雰囲気は良いがTVがうるさい。無いほうがいい。
そして店内禁煙のプレート、これは嬉しい。
写真だと明るく写るが実際はもう一寸暗い。
暖かな蕎麦茶だおいしい。品書きを確認する。
温かいのと・・・・・
冷たいの・・・以上。なんともシンプル。(けんちんはありませんね。)
十割蕎麦(800円)の大盛り(200円増し)を頼む。
お値打ちな価格設定だ。
細切りの綺麗な蕎麦で色艶もいい。見た目も締まっていて気持ち良い蕎麦だ。
薬味。綺麗な葱と辛味大根。そして一寸多めの山葵。香りも十分にあるが辛さもしっかり。
口直しの漬け物がつく。(品書きの写真をみると十割の証かな?それとも、これがあるプレートに十割を乗せるという目印かな?)
蕎麦を手繰る。啜った瞬間から蕎麦の香りが口の中に満ちあふれる。!!!これだ!これが欲しかったんだ!
噛んだ時に顎に伝わる噛み切る感覚。顎に気持ち良い刺激が伝わる。
咀嚼する奥歯からは擂り潰した蕎麦からでる甘味が伝わってくる。
美味い!美味い蕎麦に出逢うと気分がいい。
汁を舐める。やはり甘味が強い。後味に甘味が残ってしまう。甘味と酸味が残る汁でシャープさはない。
蕎麦は締まっているのだが汁は締まった汁ではく、優しくまるっこい感じの汁だ。
太い田舎蕎麦に合いそうだと思うのは前回と一緒。
自分の好みではないが味は悪くない。
蕎麦を汁に浸けて啜る。
甘めの汁だから少量のみつける。
汁のダシの香りが広がる。それが消えないうちに蕎麦の香りで一杯になる。
蕎麦の甘味も感じられ、文句の無い満足がいく蕎麦だ。
蕎麦湯
蕎麦湯はあっさりとした湯。
ここは茨城でのお気に入りの一つ。
手打蕎麦 でんろく
日立市川尻町2-15-1(小貝浜団地内)
☎0294-43-2224
11;00〜14;30
定休日;月曜日&月末週の火曜日
食べ終わり満足した気分で6号線を走ると海が綺麗だ。打ち合わせの時間までまだある。ちょっと海を見ようか。
誰もいない砂浜っていいな。
このところ雨ばかりだったので青空が嬉しい。
暑かった頃は雨が恋しかったのに勝手なものだ。
遠くには薄い雲がかかっているようだ。
打ち合わせも終わり帰路につく。
6号線を走り、日立へ来た時に必ず寄る味噌蔵にいく。
味噌屋さんなのだが、料理店も併設されている。
なかなか面白そうなメニューだがタイミングが合わず未だ試していない。
味噌がきれかかっていたから買って帰ろう。ここで売っている味噌ピーも美味しいのだ。
と・・・何かそそられる看板が。味噌抹茶プリンだそうだ。まえにノーマルの味噌プリンを食べたが・・・
なかなかの色合いだ
二層に分かれたプリン
上の部分はクリーミー、でも塩気がキリッと味を締めている。
下の層は抹茶の良い香り。甘さの中に味噌の塩気が味を締め、押し出しが強いながらもクドくならない。
塩気のせいか後を引く。ほのかに小豆の味を感じさせる。底のほうに何やら固まりがある。何だろう?すくいあげると栗だった。
この味噌抹茶プリンもノーマル(?)味噌プリン同様美味しかった。
ただ、値段(315円)と大きさを考えれば、これで不味かったら詐欺と思うのも一緒。
横浜に戻る。朝はあんなに青空が綺麗だったのに今は雲に覆われてしまっている。明日は雨かな。