秋を探しに奥多摩へ 温泉ライダーが行く [バイクと車]
今日は解放日。
9月になった、朝の空気は確かに秋の香りを含み爽やかな風となって頬を撫でる。
しかし日中はまだ夏が居座っている。だが山へ行けば秋に出逢えるかもしれない。
日帰り温泉に浸かりながら秋を探そう。
桶をバイクにセットして温泉仕様に。洗濯バサミも装着した。これは濡れたタオルを乾かすため。
6:30、出発。港北ニュータウンから市ケ尾を抜ける。そのまま麻生、黒川を抜けて府中へ。
R20からR411に入って青梅、奥多摩へ。
桶を積んでR411を怪走する。桶の下は水、2Lボトル。
鳩の巣渓谷あたりで秋を探してみるが秋らしいものは何も無い。
陽射しが穏やかになったと感じるぐらいだ。
更に走り眺めのいい場所に。そこにいたアゲハ。
秋らしくススキも。陽に輝くようなススキは一部のみ。
奥多摩湖に到着するが秋らしさは感じない。
暦では秋だが、湖面も山々もまだ夏の名残り。
奥多摩湖のパーキング、木々はまだ青々として風も湿気を含んだ暑い風、だがまとわりつく感じは無い。これが夏の風との違いか。
バテたようだ、暫く休もう。
さらに奥多摩湖沿いに走る。R139の分岐を無視してR411をキープする。
奥側の湖面。風は湿気を含み粘っこい空気が流れる。しかし僅かに乾いた爽やかな風が混じっている。
まるで混じりあわない水と油のように違う風が一緒に流れまだら模様の風を創りだしている。
風に触れる度、夏の中に僅かな秋をみつける。
山々に秋の感じは無かった。
奥側の湖面にもドラム缶橋がある。手前側の湖にあるドラム缶橋より距離は短い。
湖畔にある木陰に腰をおろし暫し佇む。
木陰の風が気持ち良い。木陰にそよぐ風は乾いた爽やかな風だ。
その風は木々の葉を揺らし葉は心地よい音を奏で秋の序曲を演奏する。
ずっと演奏を聴いていたい程心地いい。
しかし、温泉が待っている。出発しよう。
道の駅 たばやま に到着。ここに のめこいの湯 がある。
この吊り橋の向こう側が温泉だ。
吊り橋を渡る。川では釣り人が多くいた。鮎釣りかな。
温泉。単純硫黄泉で、かすかな硫化水素臭があり心地いい湯だ。
湯に入った瞬間、妙に左腕が重い、見ると腕時計したままだった。何てこった!夏バテが続いているのかボケている。
いくら単純泉で成分が薄いとはいえ硫黄泉、このまま温泉成分を付着しっぱなしだと腐食が心配だ。
流水で洗ったほうが良いだろう。時計の防水機能に期待して流水で何度も洗う。
防水機能があるから大丈夫とは思うが一寸心配でもある。しばらくオーバーホールに出していなかったから今度オーバーホールに出すか。しかし時計のオーバーホール代は計上していなかったから予算をどうするかが問題だ。
今月は車とバイクの車検がダブルであるハードな月なのだ。これ以上の出費はキツいのだが。どうしようか、悩む。
悩みながら湯につかり温泉を堪能した。
良い湯だった。又来よう。
風呂から上がり、タオルを干しながら走ろう。
道の駅を出て県道18を小菅方向へR139を目指して走る。
なかなか楽しい道だ。ブレーキも加熱する。
R139に入って松姫峠で一休み。ここも秋めいたものが見つけられなかった。
9月に入ったばかりではいくら峠でも無理か・・・・・
松姫峠の駐車場は斜面にある。頭から入れると右側傾斜になっている為転倒が心配だ。
路肩に停める。坂だが上り坂だから転倒の心配はない。
小菅村方面から来ると上り坂、大月村方面からだと下り坂だ。
大月方面から来たBMW三台は駐車場に停めた。しかも傾斜に縦方向、傾斜の下りに頭が向いている・・・・・・
えっ?大丈夫か?・・・・
暫く休み、さて出発、とメットをかぶっていると・・・・いやーな音が辺りに響いた。
見ると三台BMWの外側の一台が倒れ、そのまま将棋倒で横のバイクも転倒の大惨事となっていた。
気の毒で言葉も無い・・・・
停める時は傾斜を読みましょう。(昔、辛い勉強させていただいてから必ず斜面を確認して停めるようになった)
何とか秋を探そうと、コスモス畑を探し回し見つける。
R139からR511の集落に入って見つけた。
しかし形の良いコスモスは無かった。
秋はまだ浅かった。
コスモスを見ると秋を感じる。
この村のススキの見頃はもっと先。
R20で府中まで戻る。さてここから鎌倉街道に入るか・・・・・しかし多摩から黒川に抜ける道は何時も渋滞だ。1kmぐらい信号右折待ちの列が続く。家までここから90分はかかるだろう。
そういえばMAPFANで検索すると案内する道は府中街道だ。行ってみるか。
しかし、これはミスチョイスだった。府中街道に入ってしばらくすると醜い渋滞が続いた。小杉まで渋滞だ。
府中街道は道幅も狭くスリスリも辛い。しかもバスがやたら多いのだ。頑張ってスリスリするも120分かかってしまった。
なんだ、いつもの道の方が余程使える。