素晴らしい蕎麦の香り 長瀞の蕎麦 大さわ [埼玉の蕎麦]
今回は秩父市内ではなく、手前の長瀞の蕎麦を試そう。
花園ICを降り、R140を秩父方面に。
何時もとは異なり県道82号にはいる。
良い景色だ、R140と比べて車が少ない。看板を頼りに県道82号から集落内に入る。
若干ぐねぐね曲がり到着。広い駐車場だ。
店の前の景色。これは完全に隠れ家
店の前にはパンダが・・・・何故?
蕎麦屋?蕎麦屋とは思えないようなエントランス。
暖簾はシンプルだ。
暖簾をくぐると石臼がお出迎え。
店の中は・・・・なかなかシックな空間。照明の度合いも落ち着けて丁度いい。
蕎麦よりコーヒーが似合うかも。JAZZが流れる。
品書きを確認しよう
二色に確定だな。
一品料理では蕎麦刺がそそられるが今回はパス。
最後のページには拘りが綴られていた。
舞茸の天婦羅がおいしそうだ。
茶と蕎麦アラレがだされる。二色盛りをオーダーした。
汁と薬味が先に運ばれる。
蕎麦を待つ間、汁を味わう。僅かに口に含み舌の表面に広げる。
辛口であるが喉が嫌がらない、僅かな酸味とシャープさを感じさせる辛口の汁だ。
甘味は口に残らない、コクは十分にあってダシの香りも高い。
なかなか良い汁だ。蕎麦への期待が高まる。
汁を舐め続ける。美味い汁で止まらないのだ。
昆布の焚いたものと追加汁。
昆布は肉厚で美味しい。
汁が美味かっただけはある。ダシを取った昆布は立派だ。
山葵を舐めて口中をリフレッシュ。
山葵が素晴らしい。量が少ないが多ければ良い物でもないか。
擂りたての本山葵だ。香りが柔らかで味も辛味がまろやかだ。
舌の上に乗せた瞬間、清涼な風に満たされる。
山葵、辛味大根を味わっていると蕎麦が運ばれてきた。
まずは細打ちから
蕎麦を手繰る。啜った瞬間から蕎麦の香りが立つ。美味しい。
蕎麦は左程冷たくはない。冷やしすぎていないから香りを感じやすいかもしれない。
十割特有の喉越しを伴って喉の奥に入ってゆく。噛み応えもムッチリした食感で甘味が溢れてくる。
顎が焦るように咀嚼しようとする。早く噛みたがっているのだ。顎の上下と左右の動きが同調しなくなってくる。
同調が外れると・・・痛っ・・・・自分の頬の肉を咀嚼しようとしてしまった。
美味い蕎麦に出逢うと頬肉は傷だらけになってしまう。
汁に浸けて啜る。美味い。
汁に浸けないでも美味い、浸けても美味い。食べ方に悩む。悩みながら食べ終えた。
蕎麦の表面は綺麗で細さも細すぎない。
細打ちを食べきったタイミングで田舎蕎麦が供される。すばらしい。
ありそうで中々ない。大概の店はこちら側の都合は無視で次が来る。
細打ちよりは太いが太いというようなサイズではない。
細打ちが美味かったから期待が持てるぞ・・・・待ちきれないように手繰る。
蕎麦の香りが立つ。が、細打ちの方が香りが高いように感じる。
しっかりした噛み応えの田舎蕎麦を咀嚼すると力強い甘味が湧き出る。
汁に浸け啜る。田舎蕎麦は汁に合わせた方が美味い。
何時もは細打ちより田舎の方を気に入るが今回は逆だった。
田舎蕎麦の表面を見ると細打ちより挽きが粗いように見える。
粗いから香りの立ちが遅いのかもしれない。
蕎麦湯。こってりと。
美味しい蕎麦湯でした。
蕎麦 大さわ
埼玉県秩父郡長瀞町大字岩田911
☎0494-66-3377
定休日;水&木
11:30-15:00
(夕方は予約要 17:00-21:00)
*********おまけ
店のまわりにキバナコスモスが見事に咲き誇っていたので思わずコンパクトデジカメで撮影
食事の邪魔をするなと睨まれているような気がする。
コンパクトデジカメでも結構良く写るものだ。
ただ、彩度がキツいというのか発色が不自然な気がする。
*******************おまけ その2 ぱくりの月?
高坂のSAで思わず購入。茶園の月。
丸いフワフワの菓子で萩の月という有名な菓子があるが、抹茶の味にしたぱくりかな?買ってみた。
狭山茶の使用に拘ったようだ。
萩の月より二まわり小さい。
色も当然違う。生地は似ているかな。
中には小豆餡。食べるとしっとり、クリーミーな感じがする。抹茶カスタードも入っているような気がする。
小豆餡も美味しかった。
萩の月のパクリではないが、〜の月という名前だと萩の月を連想してしまう。
最近のSA土産の品々、意外と美味しいものがある。
しかも、そのSA限定だったりして希少性もあったりする。バラ売りと箱売りがあった。
今度箱で買ってみようかな。