川沿いの隠れ家 守谷の蕎麦3 鬼怒川 竹やぶ [茨城の蕎麦]
今回は茨城に出張。
仕事は午前中で片付けたので守谷で蕎麦を食べる事にした。
”鬼怒川 竹やぶ”に行ってよう。
294号線を走り、新守谷の前の信号を曲がり真っすぐに走る。
T字を右折してすぐらしい。が、無い・・・・橋にきてしまった。川を渡る前にあるそうだから間違いだ。
Uターンして探す・・・・・
と、小さな看板を見つけた。とても細い道に入るよう矢印がある。これでは余程注意深くしていないと見失う。
細い道を入ってゆくが、本当に細い。すれ違うのは至難の業だ。
平日で、時間もずらした(14時)だからいいようなものの、昼時だったら大変だ。
川まで行き着くと右側に店がある。
なかなか趣のある入り口を入ると良い感じの庭が
店内は左程大きくないが落ち着ける空間。川は眺められない。
品書きを確認しよう。またまたあった限定の文字。
この言葉には本当に弱い。
限定二十食、聞けばまだ大丈夫とのこと。これを頼んだ。
残念なことに大盛りの設定はないが、おかわり(汁、薬味無し)の設定はあるそうだ。
寒いと鴨南蛮もそそられます。体が暖まるから。
暖かい茶がうれしい。
窓からの眺め。滝下橋が見える。
蕎麦が運ばれてきた。
量は少なめだ。
汁の量も少ない。濃いのかな?と一寸舐めてみると・・・・
予想に反して薄めだ。ダシの香りは高いが甘味が多めで味にキレは感じない。
甘さでコクを出しているような感じを受けた。
薬味の葱は香りが強い。ちょっと近づくと葱の香り。ここまで強い香りは必要なのかな?葱の量は多い。
薬味には葱の他は辛味大根、山葵はない。良い判断だ。
蕎麦は田舎でも細打。一寸荒めの外観で野趣に溢れる。
蕎麦の香りを一嗅ぎして、おもむろに手繰る。
啜った瞬間、蕎麦の香り・・・・よりも別に感じるものがある。
咀嚼すると甘味と香りがでているのだろうが、それよりも気になる事が・・・・・
食感が悪いのだ。ザラザラ感が強く、それが気になって味を感じる事ができない。
殻が入った田舎蕎麦はいろいと食べてきたが、ここまで食感が気になる事はなかった。
何故だろう?細い田舎だから殻の存在を強く感じるからだろうか?それとも殻の含有量が多いからか・・・・・
蕎麦の風味を出そうとしているだろうが、細打ちにする必要は無いのでは。
殻の含有量が多くザラつく蕎麦ならば、いっそ太くして噛む蕎麦にすればいい。
細いと思わず啜ってしまうからザラツキ感を感じてしまう。
太ければすすれないから箸で口に運びしっかり租借するようになるから。
何れにしても、これでセイロより高いのは一寸納得がいかなかった。
汁に浸けて啜る。やはり味わう前に食感が気になって味わうどころではなかった。
納得いかないのでセイロをおかわりで頼んだ。
量は少なめ。どうやら二枚食べて丁度良い感じだ。
艶やかな表面に一寸安心。
蕎麦のみで手繰ると蕎麦の香りが・・・・・これですよ、やっぱり。
咀嚼すると蕎麦の香りとが立ち上がって甘味が押し寄せる。
香りが鼻腔を刺激する。やっぱり蕎麦はいいな〜。
汁に浸け啜る。一寸甘めでキレは感じないが、ダシの香りが高く、啜った瞬間にダシの香りが充満する。
ダシの香りが引いてゆくとともに蕎麦の香りと甘味が表れ味蕾を満足させる。
個人的にはもう一寸キレがあると良いと思うが、まあ好みの問題なんだろう。
蕎麦湯はこってり
トロトロトロというかんじででてくる蕎麦湯を飲む。蕎麦の香りを感じながら飲んでゆくと体が暖まる。
最後にもう一度熱い茶が出された。
コッテリした蕎麦湯でネットリした口の中をサッパリさせてくれた。
個人的には普通のセイロの方がお勧めだと思う。
田舎は個性が強すぎなのだろうか?汁も田舎に負けていた気がする。
そして汁の量が一寸少ない。蕎麦湯で割って楽しむ量が残らなかったのは残念。
また、妙に葱の香りが気になった。悪い香りではないが香りが強いのが邪魔な気がした。
盛ってある量が多いせいもあるのかもしれない。
鬼怒川 竹やぶ
茨城県守谷市板戸井1917-1
☎0297-46-0088
11:30〜17:00
定休日 月曜