郡上八幡 渓流と遊ぶ [日常のなかで]
今日は上の娘のリクエストで郡上八幡。予定は市街地の散策と食品サンプル造り。
まずは有名な湧き水、宗祇水に行く。
細い路地の先にある湧き水は御堂から湧いた水が水槽に流れ込む。
水槽は御堂から近い潤に源泉、飲料水、スイカなどを冷やすところ、野菜洗い場等に仕切られている。
持ってきた2Lデカ水筒に湧き水を詰め込んだ。これで緑茶を抽れて楽しもう。
宗祇水の横には清流が。
鮎釣りをしている人もいる渓流だ。
暫し涼む。
冷たい水が心地いい。
この先では泳いでいる親子も。子供は岩場から飛び込んだりしてまさに川ガキ。元気一杯だった。
暫く渓流で寛ぐ。水の流れる音と風が気持ち良い。
ちょっと市街地を散策しよう。この橋が新橋。長良川の支流、吉田川に架かる橋で地元の子供達(昔の子供も)が飛び込んで遊ぶ(?)場所で岐阜県では有名だ。昔、ローカルニュースで夏になると映像が流れていた。(今もかな?)
結構な高さがある。
橋の脇には注意書きが。
”注意してください”とは書いてあるが、飛び込むなとは書いていない。
しかし、最近死亡事故があったらしい。それでも郡上市の看板は”無謀な飛び込みは自粛してください”との警告だけ。
”飛び込むな”ではない。
尤もこの隣にあった郡上警察の看板には”飛び込み禁止”と書かれ、簡易的な柵があった。(どうみても飛び込み防止のための柵というより”一応禁止と意思表示しましたからねーっ”的な簡易さ。簡単に橋の欄干にアクセスできる状態だ。
おそらく地元民へのメッセージではなく観光客へのメッセージだと思う。
観光客が舞い上がって飛び込まないように。
橋の脇から眺めると・・・鮎釣りの釣り人とBBQを楽しむ地元グループが。
橋の飛び降りポイントから下を撮影。
いや、これは飛び込むのに度胸がいるなー。
脇にそれると岩場だからポイントは限られる。しかも両脇が岩場の渓流、流れが速い。
川底を眺めていると話し声が聞こえた。
”何でこんなところで死ぬんだ?”
地元の兄さん達が川底を眺めながら話していた。
”なんでも後頭部から落ちたらしい”
”そーか、おれなんか失敗したとき尾てい骨骨折したもんなー”
おいおい、それってさくっと事無げに言う事かよーっ、地元民の感覚に違いに驚いていると郡上警察の看板を見ていた女性達の話し声が。
”うちのお父さんちょっと失敗して四日間入院したんだよねー、川底で傷作ってばい菌がはいったらしくって”
おーい、お父さん、無理はいかんだろう。いやはや、子供の時から飛び込んでいる人たちは感覚が違う。
飛び込み側は片方だけ。反対側は飛び込まない。川底の形状が不適なのだろうか。
ここで歓声が聞こえた。橋の下でBBQをやっていた地元グループが飛び込むらしい。
欄干に登る。地元民でも簡単には飛び込めないらしい。タイミングを計っている。
顔が緊張しているのがはっきり判る。
観光客は一斉に彼にフォーカスを合わせる。
下からのコールを浴び意を決した彼は飛び込んだ!観光客が持つコンパクトデジカメからの無意味なフラッシュの雨の中、彼は飛んだ。
橋の欄干にある郡上警察が設置した申し訳程度のX印の柵と飛び込み禁止看板は確実に地元民に対するものではなさそうだ。
高さがあるから滞空時間が長い。
まっすぐに足から飛び込む。これが一番安全なのだろう。
着水、高さがあるだけに水飛沫がすごい。かなり深く潜るのだろう、しばらく姿は見えない。その後ちょっと下側に姿が現れ再び歓声に包まれる。
川から上がってきたジャンパーの顔は得意満面だ。観光客からも讃えられている。
飛び込むのは男性ばかりかと思っていたら女性も飛び込んでいた。恐るべし。
このグループが飛び込んだ後、対岸側で宴会をやっていたグループが飛び込みを始めた。
新橋を離れ”いがわこみち”にゆく。民家の間を這うように続き、用水路が流れニジマスやアマゴなどの渓流魚や鯉が泳いでいる。
反対側、結構長く続く。
餌袋が100円で売っている。
ニジマスは素早い、何度か水面からも飛び出す。
小路を散策したあとは商店街に。路脇の溝にある蓋の隙間から何かが見える。
メッシュの部分まで行ってみると・・・・・
鯉だ!町中の溝に鯉が泳いでいる。
古い街並を楽しんだあとは”水饅頭”だ。
美味い、いくつでもいける。
土産物を買おう。まずはニッキ飴の桜間見屋、肉桂玉の名で知られる老舗。
ここのニッキ飴は美味しい。特に黒糖の黒肉桂玉が好きだ。
おっと、重要なミッションがあった。鶏ちゃんの素を買わないと。
家で自作してもあの味が出ない。郡上味噌(ちょっと独特)でないと出せないのかもしれない。
昨年買ってみたお試しサイズの鶏ちゃんの素が美味しかったので今回はでかいボトルで買ってみよう。
一本980円だった。
二本程籠にいれてレジで会計していると・・・・
”二本で足りる?もう一本有った方が・・・・”と奥さんがもう一本持ってきて都合3本購入。
買った後でラベルを見ると・・・・・一本で40人前!!!三本で120人前だぞ。
4人家族で30回分だ。う〜ん、週に一回は鶏ちゃんだな。
下の娘が喉が渇いたという。この土産物屋のなかの茶屋に行くと面白い物が!
ケチャップソフトクリームと郡上味噌ソフトクリーム!
これは試したい、早速オーダーすると・・・・売り切れだった。
残念。
結局普通にかき氷などを頼み食べたが、頭の中はケチャップソフトの妄想で一杯だった。
どんな味だろう?来年の楽しみにとっておこう。