一週間遅れの母の日 チョコムースケーキのつもりがチョコケーキ [甘味]
5月9日は母の日。
下の娘は母の日ケーキを焼こうと、希望のケーキを聞いてみると・・・・
”チョコレートムースケーキ”
という注文だった。彼女はムースを作った経験はなく、お父さんにアシスタントをお願いしようと、お父さんの帰りを待った。
しかし・・・・・どうしたの?
帰ってきたお父さんは立ちコケのショックで放心状態になっている。
しかたないから娘は自分でレシピ探したが、いろいろ有りすぎて絞れないらしい。しかもムースを冷蔵庫にいれて一晩寝かしたほうがいいとレシピに書いてある。結局一週間持ち越しになった。娘よごめん。
一週間たった15日、
さて、いろいろな本とネットでレシピを調査。何故ならば、お父さんもムースは初めて作るから。
調べてみれば結構いろいろな作り方がある。
そもそも卵白を使うレシピと卵黄を使うレシピに分かれている。どちらが適切か?悩む。
まず、型はどうする?底の取れる型は18cm。冷蔵庫に入る余地がない。そうだ!牛乳パック。これならスペース効率がよい。オーブンシートの幅に合わせて型を作ろう。
生地を作ろう。材料を集めて。
卵3個にグラニュー糖100g、薄力粉50g、アーモンドプードル20g、ココア10g、牛乳30gを用意。
卵とグラニュー糖を合わせて湯煎しながら泡立てて。
薄力粉、ココア、アーモンドプードルを振るい入れる。
ヘラで混ぜて、牛乳も入れて混ぜて・・・
流し込んだら衝撃を与えて中の気泡を抜いて。
焼き上がった!ラム酒を塗っておこう。ムースを作っている間に冷めるだろう。
さて、次はいよいよムースだ。
チョコレート120gをかき集める。
冷蔵庫の中に寝ていた製菓用チョコレートだけでは足らない!明治ミルクチョコレートも混ぜよう。
ゼラチンをふやかして・・・・・100ccのお湯で溶かして、
溶けたチョコレートに混ぜる。
卵白二個分とグラニュー糖40gを合わせて泡立てて
いい感じかな?
生クリームも泡立てる。
泡立てた卵白と泡立てた生クリームを合わせて混ぜて、さらにチョコレートも混ぜ合わせる。
とりあえず完成。
試食してみると、ツブツブ感がある。ゼラチンが分離しているのか!失敗だ!
何故だ?チョコレートが冷えすぎたのか?しかし温度が高いまま混ぜ合わせて平気なのか?チョコレートを混ぜる度合いが多すぎたのか?もっとすこしづつ混ぜてゆくべきだったのか?
そもそもチョコレートとゼラチンを混ぜる時に不適切な混ぜ方をしてしまったのか?
失敗の原因をいろいろ考えてみる。
作り直す必要がある。同じレシピで行くか?それとも代えてみるか?
卵黄が余っている。卵黄パターンで作りなおそう。
卵黄パターンをいろいろ検討しているとゼラチンを使っていないレシピがあった。
卵白パターンの失敗もあって、ゼラチンを使わないレシピを採用する事にした。
120gのチョコレートを溶かしておく。
卵黄二個分とシロップ液45cc(水2:砂糖1)を湯煎にかけながら泡立てて、
泡立ったらチョコレートと混ぜる。ラム酒も15ccほど入れておこう。
生クリームを泡立てて
チョコレートと混ぜる。今度は滑らかだ。
生地を二つにカットして下半分の生地の上にムースを乗せて。
冷蔵庫で冷やそう。牛乳パックの真ん中が広がってメタポ体型のケーキになってしまうので輪ゴムで止めた。
牛乳パックの型だから冷蔵庫の中でもスペースを必要としない。
丸い型だと、冷蔵庫の中のレイアウトを変更してからでないと入れる事が出来ないが、これは便利だった。
冷えてたら取り出す。牛乳パックの四隅をハサミで切り開くと簡単。
残っていた上半分の生地を乗せてみる。
ココアが乗りやすいように上の生地の表面に薄くクリームを塗って、ココアを茶こして振るう。そして一晩冷蔵庫で寝かした。
16日朝、カットして、一週間遅れの母の日ケーキ。
さて、味は・・・・・・・???????
これはチョコムースケーキでいいのか?
まったくムースっぽくない。
ムースってもっとサッパリしているものという感覚があったが、何とも濃厚なムースで、チョコムースケーキというより普通のチョコケーキになってしまった。
失敗か!・・・・・でも何故だろう?ゼラチンを使わないレシピを採用したからか?卵黄使うレシピだとゼラチンの有無にかかわらず濃厚なのか?
何れにしてもムースの作り方を探求しなければいけないようだ。
でも、チョコはキツいから抹茶ムースとかコーヒームースで探求しよう。