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リーズナブルに 那珂の蕎麦3 ふじ庄 [茨城の蕎麦]

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再びひたちなか市。今日はどこの蕎麦を試すか?時間の制約もありルート上からあまり離脱するわけにもゆかない。ICそばに蕎麦屋があった事を思い出す。ふじ庄。地粉100%使用手打ち蕎麦の旗が立っていたと記憶している。

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室内は結構広い。茶は緑茶。

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品書きを確認する。蕎麦に田舎、細打等の種類の設定は無く、また、つなぎ比率の違いによる種類の設定もない。一種類勝負のようだ。しかし、丼物もある。ということは、経験上好みと離れた店の可能性が高い。しかし、想像だけで判断してはいけないのだ。大盛り(600円+大盛り150円増)を頼む。リーズナブルな価格設定だ。

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 結構太い蕎麦である。

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蕎麦の表面は艶やかで、表面から感じられる粉は細かく均一である。機械挽きの粉なのかもしれない。蕎麦のみを手繰る。蕎麦の香りが少ない。咀嚼してみるが、蕎麦の香り、甘みは立ってこない。???さらに咀嚼する。ようやく蕎麦の甘みを感じた。蕎麦の食感は悪くなく、硬すぎず、ムッチリと咀嚼が心地よい。

山葵で口直し。

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予想通りの山葵で、香りは少なく風味も弱い。予想していたことではあったが。しかし、柔らかさと多少の瑞々しさはあり、落胆するような山葵ではない。尤も、もしこの蕎麦が風味豊かな十割だったら落胆しただろうが。葱の切り方も悪くない。丁寧な仕事だ。

汁を確認。

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薄口でダシの香りが強め。味に角はなく、酸味、甘み、塩気が飛び出る事もなく、いいバランスに仕上がっている。蕎麦を汁に付けて啜る。蕎麦が太くて啜りにくいが、啜っても香りは立たない。しかし、咀嚼していくと蕎麦の甘みを感じる。汁を付けた方が良い。汁の塩気と旨みが蕎麦の甘みを呼び起こすのだろう。

蕎麦湯、サッパリとした蕎麦湯だった。

F蕎麦湯を注ぐ.jpgF蕎麦湯.jpg

手打ちだが粉は製粉所製なのだろう。自家製粉の十割手打ちとは方向性は異なるが、リーズナブルに手打ち蕎麦を提供するという方向に振った蕎麦なのだろう。これはこれでCP的に納得できる蕎麦である。気軽に食べやすい価格帯という制約の中での美味しい蕎麦。今回は盛を頼んだが、この蕎麦の太さと食感から考えると、茨城名物”けんちん蕎麦”にとっても合いそうな蕎麦ではないかと思う。意外と、確信犯的にけんちんに合わせた蕎麦を打っているのかもしれない。

 

 


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