浴室の換気扇の騒音で眠れない [日常のなかで]
ここ数年、浴室の換気扇がうるさくなってきた。数ヶ月まえからはさらに騒音はひどくなり、日ごとに騒音のレベルは増してきた。ついには道路工事なみの騒音になってしまい、家族から眠れないというクレームもあがってきた。
入浴後から就寝までは時間は短い。就寝時に換気扇を止めればカビの培養所と化す事は目に見えている。
換気扇もうるさいが、それ以上に奥さんの文句もうるさくなってきた。限界だ、修理するか。
だが、このまま業者呼んで修理してもらっても面白くない。どうせベアリングかベアリング付きのモーターユニットを交換して終了だろうし。悪いところは判明しているのだから自分でやってしまおう。
うまくゆけば部品の交換をしないでリーズナブルに修理できるかもしれない。
さっそくとりかかる。
カバーを取り去る。
ユニットはかなりの汚れだ。
エアーダクトのプレートをまず外す。
すっかり汚れがこびりついている。
ファンを取り外す。ナットは逆ネジであるので注意。ナットを取ってホルダーブラケットを外す。
ワッシャーに注意しながら静かに外す。
想像以上に汚れている。これでも、取り外す前の状態で掃除をしたのだが。
モーター側の汚れも凄い。
掃除をして、このカバーを外せばモーターとベアリングが見えるはず・・・・っと、右上の穴に見えるものは?
コイルだ!ということは、このカバーはモーターのケースなのか!ということは、下手に外すと困難な状況に陥る可能性がある。外すのは止めよう。
軸付近からグリスを噴射してみるか?
ホームセンターでグリスを買ってきた。一応用途にベアリングと書いてある。
たっぷり噴射、軸の付け根めがけてグリスを噴射する。
けっこうまき散らす
垂れてきたグリスを拭き取ると、かなりの汚れ。古いグリスが出てきたのだろう。
グリグリと手で軸を回しグリスをベアリングに馴染ませる。
そしてグリス噴射、拭き取り、グリグリを繰り返す。
だんだん軸が軽くなってくるのが判る。
回したときのゴロゴロ感も少なくなってきた。
もう何度繰り返しただろうか。垂れ落ちてくるグリスと、ずっと上向きでいる為に感じる首の痛みと格闘しながら作業を続ける。
軸を手で空転させてみる。かなり回るようになった。もういいだろう。
次はファンとエアーダクトを掃除する。
エアーダクトの汚れは落ちない。クレンザーと金属タワシでこすってもこの程度。
組み立てにはいる。まずエアーダクトを取り付ける。
次はファン。ワッシャーも忘れずに。
バッフルを掃除してから取り付けて
カバーも奇麗に
そして完成
さて試運転。かなり音は低減された。
ベアリングに傷は入っているようで、無音というわけにはいかないが、それでも許容範囲の音になった。
いままではリビングにいても浴室の騒音はよくわかったが、今では換気扇が回っているかリビングにいると判らないほどだ。
修理完了!安く済んでよかった。出費はグリス代の788円だった。