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まとまりの良い汁で食す 韮崎 集雲庵 [山梨の蕎麦]

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今日の出張先は山梨の韮崎。25日だから秒殺で仕事を片付けようと意気込む。いい天気で富士山も綺麗に見える
200912250953001.jpg200912250943002a.jpgいやはや、富士山が綺麗すぎて仕事の気分じゃない。
が、今日は遅くまで仕事をするわけにはいかない。家ではノエルが待っている。遅くなればノエルは消滅してしまうかもしれないのだ。憧れのノエルの一本食いが待っているのだ。さあ、はやく仕事をかたづけよう。
まずは蕎麦で腹ごしらえ。
韮崎ICを右折してすぐにその店はある。集雲庵は丘の斜面にあり、南側の眺めがよい。
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店はさほど大きくなく、丁度良い店構えである。
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茶はほうじ茶。
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十割限定十食?誘っている。十割が俺を誘っている。新蕎麦にはちょっと遅いが年内だから香りは十分だろう。
迷わず十割の大盛りを頼む。
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大盛りは皿二皿になってやってくる。皿が蕎麦に合わない気がする。もっと渋めが蕎麦に合うと思うのだが。
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蕎麦は細打ち、星は無く、江戸前である。ただ、太さが極端に細い蕎麦が多く混ざっており、手打ちとはいえもう一寸丁重な切り方であれば好ましいが。
蕎麦のみを手繰る。たしかに一部に混じる細い蕎麦は茹ですぎになっており、その分がちょっと頼りない食感である。
蕎麦の香りが口内に感じ、間髪をいれず咀嚼する。蕎麦の香りが鼻腔を刺激する。
蕎麦の香りを楽しんだ後、山葵を箸の先につけ舐める。口の中がきりっと引き締まる。
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山葵も良質で蕎麦に負けない。大根おろしも添えられる。
汁を確認。
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んー。まろやかな汁である。濃すぎず、そのままでも飲める。かといって薄すぎるわけではなく、コクもある。
魚の香りも抑え気味で蕎麦の香りを邪魔しない。酸味は控えめで、後口も甘みが残らない。バランス的には好みの汁だ。
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ついついそのまま味わってしまう。
いやいや、蕎麦にも使わなくては。蕎麦を汁に僅かに浸しすする。蕎麦の香りが鼻腔の中を通り抜け、その後追いかけるように汁の味が広がる。
何度か汁を付けて手繰り、山葵を舐め、蕎麦のみを啜り、汁を舐めるように口に含み、再び汁を付けて蕎麦を手繰る。何度繰り返したことだろうか、蕎麦の皿は空になったがもっと汁の味を確かめたいと喉が言う。
残った汁を舐めるように口に含みながら、蕎麦湯をどうするか悩む。
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蕎麦湯はそば粉を湯に入れている。どろりとしたねっとりした舌触りの蕎麦湯である。
これなら蕎麦湯のみで楽しめる。汁は結局ほとんど舐めるように飲んでしまった。
蕎麦湯は蕎麦湯だけで飲み干し、今日も蕎麦を堪能した。



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