やっぱり田舎はいいな 熊谷の蕎麦3 めん好房 夢我 [埼玉の蕎麦]
今月の仕事はずっと熊谷。そして熊谷の蕎麦の探索はつづく。
今回は めん好房 夢我へ行ってみよう。花園ICから140号を熊谷方向に走る。しばらく走ると客先の工業団地が左手に見えるが、そのまま通過する。案山子のうどん屋がある交差点を右折し、しばらく行けば看板が見える。店の造りは一軒家を改造した造りだ。
客室は八畳間と六畳間の二つで、禁煙ではなく分煙もされていない。残念。
茶は期待を持たせない普通の茶。品書きを見ると、”セイロ800円、田舎800円、大盛り200円増”とある。石臼挽きで二八で打っていると品書きに記されていた。そのほか、二色盛950円もあり、最近の流れで今回も二色盛を頼んだ。
セイロと田舎、蕎麦の太さの対比が面白い。さっそく手繰ってみよう。まずはセイロ(細打)から。
いや、極細だ。素麺のようだ。啜ると素麺のごとく口の中に流れ込んでくる。が、蕎麦の香りが感じられない。・・・・・咀嚼してみる。噛みしめても噛みしめても蕎麦の甘みが少ない。全体的に水っぽく味が感じられない。
極細打ちの蕎麦を出す店全般に感じるのだが、ここまで蕎麦を細くする理由は何だろう?ここまで細いと蕎麦の味も弱くなる気がする。極細で香り、甘みに満足できた蕎麦に出会ったことがない。また、極細の蕎麦は水っぽいのが多い。やはり、同一重量でも表面積が多くなる分水分が付いている訳だから味も薄くなるのだろう。
喉越しの為?しかし、ここまで細くなくても喉越しの良い蕎麦は数多い。喉越しが欲しいのなら饂飩、素麺等、蕎麦以外にいっている。蕎麦の香りと甘みを楽しみたいから蕎麦を食べるのだ!
とりあえず極細打ちは流し込んだ。次は田舎だ。
うん、田舎は噛みしめるほどに甘みを感じる。咀嚼のたびに甘みと香りが味蕾を刺激する。やっぱり田舎はいいな。ちゃんと蕎麦の味が楽しめる。ここの田舎は太いといっても極細のセイロと比較してのことで、極太ではない。問題なく啜れる。
汁の味を確認しておこう。口に含む・・・・酸味が強い。濃さはやや濃い目であるが、そのまま口に含み二三口は飲める位の濃さだ。濃すぎない。酸味の次には甘みが強いが、酸味が非常に目立つ味だ。
蕎麦を汁に付けて手繰る。
セイロは蕎麦の香りより濃い目の汁の味ばかりが目立つ。想像はしていたが、蕎麦は汁に負けてしまっている。益々以って、極細の蕎麦を打つ理由がわからない。これがもっと薄い汁だったらまだ理解できるが、ここまで濃い汁では辛いのでは?
田舎は問題なくマッチしている。蕎麦が汁に負けることは無く、むしろ汁の旨味が蕎麦の甘みを引き立てる。やっぱり田舎はいい。二色ではなく田舎の大盛りにしておけば良かった。
薬味を舐め口の中をリセット。大根おろしは辛味ではなく普通の大根。山葵は香りは少なく辛味が強い。
蕎麦湯はサッパリとした蕎麦湯で昔ながらの蕎麦屋の趣。
おやっ?そういえば熊谷、深谷の蕎麦屋で蕎麦あられ(蕎麦の揚げたもの)が出なかったのは初めてだ。熊谷、深谷ではデフォルトで出されるものと思っていた。
二色盛ですか!美味しそうですね〜。
これから夏になるので蕎麦が一層美味しく感じる季節になりますね〜。
私も写真を見て食べたくなっちゃいました。
by あんず (2010-05-11 23:28)
熊谷方面の出張、私も多いです。
こんど機会があれば、紹介されたところにでも
寄ってみたいです。(^^)
by rappi (2010-05-13 12:35)
皆様、NICE有難うございます
by さる1号 (2010-05-14 05:22)
あんずさん、コメント有難うございます。
夏はセイロなどの冷たい蕎麦がうれしいですよね。
rappiさん、コメント有難うございます。
熊谷、深谷あたりも美味しい蕎麦屋さんは多いです。是非試してみてください。
by さる1号 (2010-05-14 05:26)