SSブログ

十割蕎麦の美味さを確認 館山の蕎麦2 たちばな [千葉房総の蕎麦]

今日は館山への出張。館山では”たちばな”がお気に入りだ。
”たちばな”を目指し127号から128号へ入る。しばらく走ると右手に見えるが入り方が難しい。
128号に面しておらず、一本内側の道沿いにあるのだが、この道に行く方法が見つからない。
最初に行ったときは入り口が判らず、入り口を探して5往復ぐらいはした。
た1.jpg た2.jpg
外観は洗練されているとは言い難い。何となくファミレス系の店にも見える。
た4.jpg
室内は板間の座卓が4卓、テーブルが3卓、囲炉裏型テーブルが一卓と結構大きめだ。
た5.jpg
お茶は緑茶だ。
た3.jpg 
十割が840円、盛りは735円、田舎も735円となる。
これら三種を盛ったセットはそば三昧で1260円とある。
いつもは十割を頼んでいるが、ちょっと比較してみたくなった。三色を頼む。
た6.jpg
右から盛り(二八)、十割、田舎(二八)の順に並ぶ。並ぶと蕎麦の色の違いが興味深い。
どの順番が最適か?盛り、田舎、十割といこうか。やはり十割は最後にとっておこう。
まず汁の味から確認しておこう。
た汁.jpg
汁を舐める程に口に含む。
甘味が強めだ。が、嫌な甘さが口に残るような強さではなく、甘味、酸味、旨味、辛味のバランスのなかで甘味が強めということ。
キリッと締まった感じは無い。柔らかな優しいあたりの汁だ。
濃さは、若干薄めで汁をそのまま飲みこむ事も出来る濃さではあるが、十割を受け止められる濃さは持っている。
では蕎麦を楽しもう。まずは盛りから。
た細.jpg た細2.jpg
盛りは細打ちで艶やかな表面をしている。色はほのかに薄茶色。
盛りを手繰る。蕎麦の香りは弱いが喉越しがいい。
喉の奥に入ろうとする蕎麦を押しとどめて咀嚼する。が、蕎麦の甘味は左程強く感じない。
蕎麦を汁に付け、啜る。
汁の旨味が蕎麦の甘味を引き出してくれる。
蕎麦のみより汁に付けた方が甘味が強い。
た田.jpg た田2.jpg
田舎蕎麦は表面が粗く、星もある。太くはない。
蕎麦のみで手繰ってみれば、やはり蕎麦の香りは盛りより多く、咀嚼すれば蕎麦の甘味が重なってくる。
汁に付け手繰る。やはり汁に付けた方が蕎麦の甘味がわかりやすい。
食感は盛りよりしっかりしている。盛りより強さを感じる蕎麦だ。”盛り”と”田舎”では田舎の方が好きだ。
た十.jpg た十1.jpg  
そして十割。色は若干緑がかっている。表面は艶やかで綺麗だ。
十割蕎麦を手繰る。咀嚼してみれば蕎麦の甘味が咀嚼と比例して充満してくる。
何度も何度も繰り返し咀嚼して蕎麦の甘味を楽しむ。食感もモッチリと良い。
二割の差なのだが、二八と十割では甘味が本当に異なる。
十割は咀嚼したすぐから蕎麦の甘味が重なり、咀嚼と比例して強まっていく。
二八は咀嚼しても直ぐには甘味は来ない。咀嚼を重ねて甘味がでてくる。しかし、十割と比べれば少ない。
香りも、それぞれ単体であれば左程気にならないだろうが、三色を並べて比較してしまうと十割が一番香りがいい。
十割蕎麦を汁に付けて手繰る。汁は蕎麦に負けていない。蕎麦の甘味を引き出している。
十割は悩む。蕎麦のみで手繰るか?、それとも汁に付けるか?それぞれに美味いのである。
二八の場合は、蕎麦の確認で一回蕎麦のみで啜るが、後は汁に付けて啜る。
何故なら汁に付けないと香り、甘味が少ないから。
た薬味.jpg
蕎麦を比較しながら口直しで山葵と辛味大根を舐める。
山葵、辛味大根は至って普通。
山葵は辛味ばかりでなく香りもあるが、香りはおとなしい。
た蕎麦湯.jpg た蕎麦湯2.jpg
蕎麦湯はコッテリした蕎麦湯で、蕎麦の香りが良い蕎麦湯だ。
今回、三色を並べて比べてみた。
自分なりの結論は十割が一番美味。
そして蕎麦湯を飲み終わる頃に再びお茶が出される。
た蕎麦茶.jpg
今度は蕎麦茶。最後に蕎麦茶の香りを楽しむ。









nice!(16)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 16

コメント 1

コメントの受付は締め切りました
さる1号

半世紀少年さん、MKさん、たくやさん、ふじたまworli-san,伽那さん、りえぼんさん、キャラハンさん、タイドマンさん、もぐさん、newton-san,えるさん、夢さくらさん、鶴さん、kaukazu-san,pop.jam-san
NICE有り難うございました。


by さる1号 (2010-04-30 23:09) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。